Summer Splash! 107 | 嵐さんに愛を叫べ

嵐さんに愛を叫べ

相葉くんと櫻葉さんが大好き!です

モデルズも大宮さんも、その他CPも登場します。

腐ってますので、ご理解のあるオトナのお嬢さまのみ、自己責任でご覧ください。
男性と思われる方、商業目的と思われる方の読者申請、コメントは削除させていただきます。



そのまま、無言で電車に乗り込んだ。

ドアの横に立って外を眺めている雅紀から、少し離れて立つ。


窓に映った雅紀と目が合う。

次の瞬間に、雅紀の視線が揺れて落ちる。

その後は、ずっと下を向いたまま。


……言いすぎた、よな。

そりゃ、怒る……よな。



『次は~風見台~、風見台~』


車内アナウンスにはっとする。

雅紀はまだ、自分の足元を見つめたまま。



駅について、ドアが開いた瞬間に俺を振り返って


「じゃぁ……


そう言った雅紀の横をすり抜けてホームに降りる。



「しょーちゃん!ひとりで帰れるからっ!」


「だめ。送る」


「大丈夫だってば!」


「もう、降りた」


発車のメロディが鳴って、ドアが閉まる。



「ほら、帰るぞ」


びっくりして固まっている雅紀の腕を掴んで、そのまま改札を抜けた。



謝らなきゃ。

謝って、それから……



……さむっ」


外に出たら、冷たい風が吹きつけて、足元で落ち葉がカサカサ音を立てる。



……もしも、許されるなら。

あと少し、待っていてくれる、なら……



雅紀の手を握って、そのままコートのポケットに突っ込んだ。



「しょぅ……ちゃん……?」


ポケットの中で手が解かれて、雅紀の細い指が俺の指にそっと絡まる。



……さっきは、ごめん……


……俺の方こそ、ごめんね?しょーちゃん、俺のこと心配してくれたのに……


絡まる指をぎゅって握る。



「言い過ぎた。ごめん」


「俺も、次から……ちゃんと気をつけるね?」


もう片方の手を俺の腕に回して、くふふふふって雅紀が笑う。



「さっきのしょーちゃん、かっこよかったなぁ」


……


女の子をタクシーに放り込むとか……

かっこよくも何ともねぇけど。

我ながら必死すぎて笑える。



「じゃ、おやすみ」


マンションの下で立ち止まる。



……え、帰っちゃうの?」


……え?」


「明日、お休みでしょ?」


……いや、でも……


女の子を追っ払っておいて、俺は泊まるとか……



「俺、しょーちゃんとなら、『なにか』あっても全然いいんだけど?」


……なんも、ねぇよ」


そう答えた俺の手を引っ張って、くふふふふって笑いながら、雅紀がゆっくり階段を上った。