あれ……おれ、双子だって言ってなかったんだっけ?にのと潤くんがびっくりしてる。
しょーちゃんを見たら、苦笑いだし。
そうだよね、おれだってびっくりしたもん。
お腹に赤ちゃんがいるのだってビックリなのに、さらに双子って、ねぇ?
にのちゃんのとこも双子なのにさ。
もし…もしもコウノトリが間違いじゃなければ、おれのお腹の中の赤ちゃんも、男の子と女の子の双子。
まだ性別は分かんないって先生が言ってたけど、しょーちゃんと相談して、事前に聞かないことにした。
……その方が会える日までワクワク楽しいもん。
「相葉ちゃん、双子用のベビーカー、うちのあげるよ」
おーちゃんが何故かドヤ顔でそう言って、そんなおーちゃんをにのがすんごく優しい顔で見つめてる。
きっと、おーちゃんもしょーちゃんと同じ。
にのちゃんが言いたいこと、分かっちゃうんでしょ?
くふふ、にの幸せそう。
おーちゃんと一緒にいるときの にの はホントに可愛い。
けど、双子ちゃんといるときの にの は、もっともっと可愛い……可愛いっていうか、もっと柔らかい感じになって、優しくてふわふわしてる。
いいお母さんなんだなって、見てて思うもん。
……おれも、ちゃんとお母さんになれるのかな。
たまに心配になるんだよね。
あわてんぼだし、おれ。
しょーちゃんの手が背中に触れる。
「よかったな、ベビーカー」
やっぱりしょーちゃんは、俺の心が読めるんじゃないかなって思っちゃう。
しょーちゃんに触れられただけで、気持ちが落ち着くから不思議。
かっこよくて優しいパパと、頼りになる先輩ママもいるし、フットワークめっちゃ軽くて、頼りになる弟くんもいるし!
大丈夫だよ、おれ!頑張れ、おれ!
そしたら、その弟くんが急に神妙な顔になって
「あのさ、二人で歩いてくことに対する不安は無かった?」
そんなことを言うから、ちょっとびっくりしてしょーちゃんと顔を見合わせた。