「あ!ねぇ、にのちゃん!この間ピクニックしたんでしょ?」
写真見せてー!って言ったらすぐに出てきたアルバム。
楽しそうなおーちゃんとそら。
優しい顔のにのちゃんとひまわり。
見てるこっちまでほこほこしちゃうような、幸せそうな写真ばっかり。
「くふふ、かぁーわいい」
おれたちも、いつかこんなふうに親子で、うううん、みんなでピクニックとか出来るといいな。
「みんなで行こうな、ピクニック」
しょーちゃんが、そう言って笑う。
なんでかな。
なんでかわかんないけど、しょーちゃんは、おれの考えてることと同じことをいつも言ってくれるんだ。
まさに以心伝心ってやつ?
くふふふふって笑ってたら、潤くんがまぁ、気持ち悪いよって笑う。
潤くんには、いないのかな。
いつまでも一緒に歩いていきたいって思える人。
おれ達がこんなんだから、潤くんはいろいろ、色んなこと気にしちゃってるんじゃないのかなって、心配になっちゃうけど。
「翔さんとまぁの赤ちゃんも、絶対可愛いよな」
触っていい?って潤くんが言うから、うんって頷いたら、そおーっとおれのお腹を触った。
それを見たしょーちゃんが、片っぽ眉毛をあげたけど、ちょっと口を尖らせて、すぐにそらとひまわりのアルバムに視線を戻した。
「ちょっとお腹、出てきた?」
「くふふ、うん。ちょこっとね」
すげぇなぁーって、潤くんがため息をついた。
「もうベビー用品とか色々見てんの?」
「まだちゃんとは見てないよ」
ふぅーんって、コーヒーおかわりもらおって、潤くんが立ち上がった。
……おれ、なんか忘れてる。
今日、何か聞こうと思ってたことがあったはず……
「あっ!!」
思い出した!大事なこと!
おれの声にみんながびっくりして顔を上げた。
「もー、ビックリするだろ。なんだよ?」
「ごめん。あのさー、にのちゃん、ベビーカーとかってどうしてるの?」
にのがはぁ?って、目をまぁるくしておれを見た。