let me down #11 | 嵐さんに愛を叫べ

嵐さんに愛を叫べ

相葉くんと櫻葉さんが大好き!です

モデルズも大宮さんも、その他CPも登場します。

腐ってますので、ご理解のあるオトナのお嬢さまのみ、自己責任でご覧ください。
男性と思われる方、商業目的と思われる方の読者申請、コメントは削除させていただきます。



収録が終わって、みんなに挨拶して、さっさと楽屋を後にした。

無言のまま車に乗って、店の手前の人通りの少ない場所で、鈴ちゃんが車を路肩に停めた。


「じゃあ、後で迎えに来ます」

「いいって、タクシーで帰るから」

「ダメです」

「もー、鈴ちゃん!」

「待ってますから、電話してください。いいですね?」

「...わかった。ありがと」

「本当に、無茶しないでくださいよ」

「...うん...」


なんで皆、俺の心配ばっか...
俺は、大丈夫なのに。

俺の返事に、まだ少し心配そうな顔をしながらも、鈴ちゃんは車を発進させた。


時間は19時20分。
俺は大通りからひとつずれた小さな路地を進んだ。
さっき見たから、地図は頭の中に入ってる。


「ビンゴ!」

小さく呟いて、暗がりに停る車に近寄って窓をノックする。


中にいた人が驚いて振り返って、俺の顔を見て、また驚いて窓を開けた。
あー、こいつ、前にどっかで会ったな。


「誰、待ってんの?」

「相葉くんこそ、こんなところでどうしたの?」

気持ち悪い薄ら笑いを浮かべて答える、そいつ。


「俺はね?誰かが嘘の記事で俺らに迷惑かけようとしてるって聞いたから、ちょっと偵察に来ただけ」

にっこり笑って、しょーちゃんのカノジョの名前を告げたら、カメラマンの顔が少しこわばった。


「撮れって言われたの?」

「いや...ここで張ってれば、いい写真が撮れるって聞いただけだよ」

「ふぅーん、そうなんだ...で?どうすんの?」

「ヤラセだって何だって、こっちだって仕事だからな」

ふんって、カメラマンが鼻を鳴らした。


「じゃ、もっといいこと、教えてあげよっか?
俺ね、今日、あそこの店で旬な俳優さんとご飯なんだよね。
隠れスキャンダル女王のヤラセの記事なんかより面白いの、撮れるかもよ?」

カメラマンの目の色が変わったのを確認してから、じゃあねって、手を振って車を離れた。


店の前を通り過ぎて、くるっと遠回りしてまた、店に向かう。


みんな、単純。
笑えるくらい、単純。
それで...
嫌になるくらい、欲にまみれてる。


どんなに笑ったって
どんなに着飾ったって
中身は、同じようなもんでしょ?


星の見えない空を見上げる。


あの、空みたい。
みんな、真っ黒だ。


...ソレハ、オレモ...オナジ...?