認めてしまえば、なんてことはなかった。
俺は、二宮が好きだ。
たまたま、出会ったのが学校だった、だけ。
たまたま、俺の方が年上だった、だけ。
たまたま、先生と生徒だった、だけ。
ただ、それだけ。
ぎゅって握られたクリームパンみたいな、手。
キャラメルみたいな、声。
べっこう飴みたいな、瞳。
ぜんぶが甘そう、なのに、いつもはその上にはすげぇすっぱい粉が大量にまぶしてある、そんな感じ。
そっと自分の唇を触る。
『おーのさん、ひとつだけ、お願いしてもいい?』
『俺ね、あの日のファーストキス、上書きしたいの』
『おーのさんで、上書き保存、させて?』
あんなこと、言われて...触れるだけのキスで済ませた自分を褒めてやりたいよ。
だけど...だけど、な...?
本当に俺でいいのか、よく考えろよ?
まだまだ、たくさんの出会いがあるんだから、たくさん迷って悩んで傷ついて...
それでも俺がいいって言うんなら、俺は待ってる。
だから、思うように進んだらいい。
大量にプリントされた進路調査票をよいしょって持ち上げた。
『あと、4ヶ月だよ。4ヶ月したら俺、日本からいなくなる、から...』
まっすぐ、進め。
お前はお前の道を。
「おっと...」
渡り廊下の隅っこで、松本が相葉を抱き寄せた。
「青春、してんなぁ...」
5つの歳の差っていうトゲが、チクリと胸に刺さった。
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やっと書けたー!
お返事ためております( ̄▽ ̄;)
ごめんね。
夕飯作ったら時間見てお返事します( *´艸`)