どうか、してる。
なんで俺...
こんな事、してるんだろ。
俺より少し、背が高いのに。
すっぽりと腕の中に収まってる。
サラサラな髪の毛が、頬をくすぐる。
いい匂い。
こんな所で、こんな事してたら、誰かに見つかる。
翔さんに見られたら、サイアクだけど...
まぁは、翔さんが好きで、
翔さんもまぁが好きで...
俺は?
翔さんに優しく見つめられたいって気持ちと、
まぁに、恥ずかしそうな顔で微笑んでもらいたいって気持ちと。
どっちも中途半端。
どうしたいんだろ、俺。
てか、なんでその二択?
「...ごめん...」
自分で自分の気持ちが分かんないのに、まぁに見つめられたら、体が勝手に動いてた。
それって、オトコとして、最低じゃね?
彼女がいないからって、可愛い子見たら手を出しちゃうとか、ナシじゃね?
「お前、ホントに気をつけろよ」
俺の言葉にまた、首を傾げる。
だから、それ...破壊力半端ねぇって。
「潤くんが言ってること、全然分かんないんだけど...」
「わかんなくて、いいよ。翔さんに教えてもらえ」
翔さん、早くしっかり捕まえて、がっちり守っておかねぇと、誰かに攫われるぞ。
それは、俺かもしれないし、違う奴かもしれない。
けど、今のところは、翔さんが一番お似合いだと思う、から...
早く、モノにしちゃってよ、翔さん。