ど、どうしよ。
どうしたらいいんだろ。
俺の箸から、食べたよね、卵焼き...
先輩は、幸せそうな顔して卵焼き、食べてるけど、こっちは心臓バクバクで、弁当どころじゃないんだけど。
「翔やん、食いしん坊だなぁ...まーくんの昼メシ、どんどん減っちゃうじゃん」
俺と目が合った二宮さんが、にっこり笑って、ハンバーグを切り分けて、はいって、結構大きな塊を俺の弁当のご飯の上に置いた。
「え!二宮さんのご飯...」
そう、言いかけた俺に、二宮さんは、ビシ!っとフォークの先を向けた。
「カズ」
「う...あ...えっと...カズ、さん...」
「カズさん?うぅーん、なんかまだカタイけど...まぁ、いいか。
俺ね、小食だからいつもそんくらい残しちゃうの。大概は翔やんが食べてくれるんだけど、翔やんは、まーくんの手作り弁当の方が良さそうだから」
だから食えって、付け合せの人参やらインゲンやらもぽいぽいご飯の上に乗せる。
「翔さんずりぃよ!俺だってまぁの手作り弁当食いたい!あ!カズさんは、野菜ちゃんと食べないとダメ」
横から潤くんが手を出して、野菜を全部、カズさんの皿に戻した。
「わー、もう、まっつん。マジでやめてよ」
カズさんが心底嫌そうな顔をして、ため息をついた。
「不健康な生活してんだから、せめて食べ物には気を使ってください」
カズさんに不敵な笑みを浮かべたまま潤くんが言う。
あ、そうだよ。カズさんが夜中に何してるかっていう話の途中だったんじゃん。
「カズさん、ホントは夜中に何してるんですか?」
「オンラインゲームだよ」
櫻井先輩が食い気味に答える。
「...ゲーム...」
「あ、なんだよ。バカにしたな?俺は世界を相手に毎晩戦ってんのよ?」
カズさんが人参を嫌そうな顔をして口に入れながら言う。
カズさん、人参嫌いなのかな、子どもみたいだな...ここにもいたよ、ギャップ萌えな人。
にやけそうになるのをぎゅって口に力を入れて誤魔化した。
「あとはね、デバッガーやってんの」
「デバッガー?」
「開発中のゲームして動作不良のチェックしたりするんだよ。その業界じゃ、有名人なのよ?ワタシ」
ふふんって、ドヤ顔でカズさんが言う。
「ゲームばっかりしてんのに、常に学年トップとか、どんな脳ミソしてんのかなぁ...」
潤くんが世の中不公平だよなぁって、呟いて、俺、天才だからねって、カズさんが笑った。
✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚
今日は参観日の代休でお休みの長男と有給使ってお休みのダンナと、2人でお出かけ。
次男は学校、私はお仕事。
で、次男に留守番頼んでたんですが(家庭訪問ウィークで早帰り)帰ってきたらまた、鍵フルオープンで遊びに出かけてた...

もぉ!次男!頼むよー!
鍵持って出かけても鍵かけて行ってくれなきゃ意味無いのよー!