しょーちゃんって、ホントにカッコいいんだか残念なんだか、わかんない…
唐揚げ口に入れたまんま、プロポーズとか...ないよね、ないない!聞いたことない!
「うんまぁ~」
おにぎりを口いっぱいに頬張って、しょーちゃんが叫ぶ。
しょーちゃんは、いつもそう。
すごいクールな時もあれば、可愛い時もあって。
でも全部、そのまんまのしょーちゃんで...
いいことも悪いことも思ったことは全部ちゃんと言葉にして伝えてくれる。
その時、思ったことをちゃんと伝えてくれるから、離れてたって、会えなくたって、大丈夫だったんだ。
思ったことを思った時に言うから、カッコいいんだか残念なんだか、時々、わかんなくなっちゃうんだけど...
くふふって、笑った俺をしょーちゃんが不思議そうな顔をして見た。
「ねぇ、しょーちゃん」
「ん?」
「俺、夏休み、やっぱり日本に帰る。学校の退学手続きとか、ビザの変更とか、自分でやってくる」
しょーちゃんは、にっこり笑った。
「そう言うだろうと思って、チケット買っておいた」
「えぇ?!」
「俺を誰だと思ってんの?」
お前の考えてることなんてお見通しだわって、ふふんって、得意気に笑う。
「しょーちゃん、ありがと!」
「おぅ」
「しょーちゃん、大好き」
「うん、知ってる」
しょーちゃんはそう言って、残ったおにぎりを全部口の中に放り込んだ。