†Obelisk† Another side of Asterisk* 115 | 嵐さんに愛を叫べ

嵐さんに愛を叫べ

相葉くんと櫻葉さんが大好き!です

モデルズも大宮さんも、その他CPも登場します。

腐ってますので、ご理解のあるオトナのお嬢さまのみ、自己責任でご覧ください。
男性と思われる方、商業目的と思われる方の読者申請、コメントは削除させていただきます。







沈黙を破ったのは、松本さんの声だった。

おーのさんの、襟元を掴んで…揺さぶる。


止めなきゃって、思うのに
身体が動かない。


おーのさんは、感情の見えない顔で、松本さんをまっすぐ見つめてる。


目の前で見てるのに
全てがスローモーションみたいに見えて
聞こえてるのに、音が聞こえなくて…


松本さんが、おーのさんの白衣に顔を埋めた。


…泣いて、る…


痛い

悲しい

苦しい


感じる、痛み。



「最初から決まっていた。マサキ自身に危険が及んだ場合、マサキが人間を危険な目に合わせた場合は廃棄だと。そして相葉くんを含め、外部の人間がマサキの存在を『クローン』と知った場合も、廃棄処分だと」


おーのさんの声だけが耳に届く。



『その時が来るまで、
   マサキにはたくさん笑ってもらいたいんだ』


そう言って、笑ってたのはいつだったっけ...


松本さんが、何か叫びながら、おーのさんを揺さぶってる。



「だからだよ」

おーのさんの声に、松本さんの動きが止まった。



「『クローン』にも、心がある。ならば、その心の赴くままに、マサキが望むことは、望むままに。おれはマサキにそうさせてやりたかった」

「あらゆる可能性を考え対策をたてたつもりだ。所長の言う通り『クローン』は国家機密。『依頼者』以外の外部の人間に知られてはならない。今なら、マサキも落ち着いているし、マサキを『クローン』だと知る外部の人間は二人。だから、今のうちに」


今のうちに…?
今のうちに、なに…?


おーのさんが俺を見て、一瞬だけ、小さく、笑う。



...そうだ...


おーのさんは、おーのさんを信じろって、言ってた。


...そうだよ...



俺は、アンタを信じるって決めたんだ。
自分の望む未来を信じるって、決めたんだ。



マサキは、廃棄処分にはさせない。





「……………方法が、無いわけじゃない。今なら」



おーのさんが、言う。




「本当の緊急ミーティングを始める。…………席に着いて」



凛と響く声に、背筋を伸ばした。