†Obelisk† Another side of Asterisk* 104 | 嵐さんに愛を叫べ

嵐さんに愛を叫べ

相葉くんと櫻葉さんが大好き!です

モデルズも大宮さんも、その他CPも登場します。

腐ってますので、ご理解のあるオトナのお嬢さまのみ、自己責任でご覧ください。
男性と思われる方、商業目的と思われる方の読者申請、コメントは削除させていただきます。



76.77話の辺りです





「異常があったら、すぐ知らせてくれないと...なんのためにモニターしてんですか」

ニノが呆れたような、怒ったような顔をして、言う。


「...ごめんって、そんな怒んなよ」

こっちにはこっちの、事情ってもんが、あんだよ。
あんなの、見て、すぐにお前を呼ぶ勇気なんて、おれにはねぇよ...


「次からはちゃんとしてくださいよ?」

少し、怪訝そうな顔をして、じろり、とおれを睨んだニノに『はーい』って、返事をして、培養室へ向かう。


「あ...ニノにカメラのこと伝えてあんのかって、確認すんの、忘れたなぁ」

誰にともなく呟いて、翔くんのいる臓器培養スペースに向かった。



ノートパソコンに向かっている翔くんの背中と、培養ポットに浮かぶ、脳が見える。


たくさん、培養した臓器の中で、唯一、育った、脳。


この、脳の中に...ヒトのすべてが詰まっている。
記憶も、心も、すべてが、ある。
臓器の中で、1番弱いと言われている、脳。
けれど、そこにある、記憶や心は、驚くほど、強い。


翔くんとしばらく話した後に、肝心な話を切り出した。


「話変わるけど、相葉くんは、マサキのこと、覚えてる?」

「マサキの、こと?」

「そう、マサキのこと」

「覚えてるよ」

「そうか………。分かった」

「智くん?」

「所長のところに行ってくる」


不思議そうな顔をする翔くんに短く返事をして踵を返す。
たぶん、覚えているだろうと、思っては、いた。相葉くんが記憶をなくすなら、マサキに突き落とされた前後からになるだろうと...



おれが、ここにいる意味って、なんだ。




臓器培養スペースを出たところで、潤に声をかけられる。

なにか、を言い淀む、潤。



マサキはこの先、どうなるのか...そう、思ってんだろ?
このまま、閉じ込めたままで暮らすのか?って...



「潤が何を考えているのか、分かっているつもりだよ」

「大野さん………」

「ちょっと、考える時間をくれ」

「……………はい」


潤をその場に残して、所長室へ急いだ。



おれは、何をするべきなのか。

そんなの、決まってる。

選択肢は、ひとつ、だろ?



所長室のドアをノックする前に、中から『開いてるぞー』って、声が聞こえて、ドアを開ける。


「おぉ、来たな。で?どうなんだ?」


デスクに身を乗り出して、笑う、所長の瞳が...


紫色に、光った。