「見せて?お前の、羽根」
掴まれた、腕が熱い。
俺の、羽根...
左肩にある、生まれつきの大きなアザ。
『まさきくん、そこ、どうしたの?』
『いたい?』
『せんせぇー、まさきくん、ケガしてるー』
『ちがうよ!まぁくんのこれは、はねのあと、なんだよ!』
『はね?』
『うん、ぼくたちは、おそらにいたときは、はねがはえてたんだよ』
『えー????』
『おかあさんのところにくるときに、はねはなくなっちゃうけど...まぁくんには、はねのあとがのこってるんだよ!』
自信満々にそう話していた、小さなしょーちゃんを思い出す。
くふふ、と笑った俺を、しょーちゃんが不思議そうに見た。
「しょーちゃん、昔から羽根って、言ってたなって思って...」
「...俺...すげえ好きだもん。雅紀の羽根」
ぐいっと手を引かれて、抱きしめられる。
「飛んで、行くなよ?」
「ふふ、行かないよ」
ぎゅ、って、しょーちゃんの背中に手を回した。
「しょーちゃん、ご飯、食べよ?」
「ん、食べる」
しょーちゃんは、また、シャツの上から、俺の左肩にキスをした。