ばーちゃんの店には、ほぼ、同時に到着した。
息を切らせながら、店に入ると、ばーちゃんがおやまぁ、何の騒ぎなの?って、笑う。
「大学からここまで、雅紀と競争してきた」
俺がそう言うと、ばーちゃんは、楽しそうに笑って、
「今ちょうど、クッキーが焼けたのよ」
って、クッキーと冷たいレモネードを出してくれた。
「わー!美味しそう!いただきます!」
「うま!」
ここは、ばーちゃんが1人でやっている、小さなパン屋。
ここのパンがとにかく美味しくて、買う度にばーちゃんと話し込むようになって、今じゃすっかり孫みたいな扱いになってる。
「あら、ブレスレットお揃いなのね?素敵ね?」
「そうなの!いいでしょ」
雅紀がブレスレットをばーちゃんに見せてくふふって、笑う。
「ショウとマサキは本当にお似合いね。
結婚式には、ぜひ呼んでもらわなくちゃ」
「え...」
ばーちゃんの言葉に雅紀がきょとん、として
「もちろん、呼ぶよ」
「えぇ!」
俺の返事に驚いて声を上げた。
「結婚式には、私の使ったヴェールを貸してあげるわね?」
「もー、おばぁちゃん!俺!オトコ!」
「でも、マサキはショウの花嫁さんでしょ?」
「もおぉー!やめてって!ほら、しょーちゃん、帰るよ!課題が終わんない!」
真っ赤になって、立ち上がった雅紀に、
「マサキ、今日はパンはいらないの?」
ばーちゃんが笑いながら言う。
「あぁっ、もう!いるよ!いる!いつものちょーだい!」
先に外に出て行った雅紀に代わって、パンの代金を払って、パンを受け取って外に出る。
「...イヤだった?」
自転車にもたれて、地面を見つめて俺を待つ雅紀に聞いてみる。
「...嫌なわけ、ないじゃん...」
ずびっ...
あぁ、もう。
ホントに可愛すぎるだろ。
「頼むから、泣くなら家帰ってからにして?
パンも持ってるし、抱きしめてキスできない」
まだ下を向いている雅紀の頭をポンって叩いて、さっきよりずっとゆっくりなスピードで、自転車を漕いで帰った。
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昨日、脳みそ使いすぎたのか、お話が思うようにかけず、時間かかっちゃったー(^^;;
相葉県、昨日は暴風雨で気温が高く、今日は昼過ぎからぐーっと気温が下がって寒い雨です(´+ω+`)
週末に次男のピアノの発表会なので、なんとか風邪やインフルをもらわずに乗り切りたい!

皆様も体調管理、お気をつけくださいねー
