「電気、消してよ…」
「このまんまで、いいじゃん」
「やだよ」
「でも、ここじゃ色んなとこが痛てぇな」
そう言うと、おーのさんは、
軽々と俺を抱き上げた。
「ちょ!なにすんの?!」
「オマエ、軽いな」
「おろしてよ!」
「うっさい、黙れ」
おーのさんが、俺を抱く手にぎゅ、と
力を入れた。
恥ずかしすぎる、こんなの…
おーのさんは、俺を抱えたまま、
器用に自分の部屋のドアを開けて、
俺をそっと、ベッドに下ろした。
カーテンの隙間から、月の光がさして、
おーのさんを照らす。
その姿は、ゾッとするほど綺麗、で…
思わず息を飲んだ。
「かず…」
おーのさんの手、が、ゆっくり伸びてきて
俺に、触れる。
あぁ、キレイな手だな…
そんなことを思いながら、その手を見つめる。
頬を通って首筋へ…
綺麗な指が滑っていく。
「おーの、さん…」
知識では、知っている、行為。
本来ならば、子孫を残すための、もの。
なのに何故、人間にだけ、快楽が与えられたのか…
何故、俺たちは…
「かず、なんかまた、めんどくさい事考えてる?」
おーのさんが、柔らかく微笑んで、
俺の額に唇を落とした。
…瞼へ
…鼻へ
次々と降ってくる柔らかいキスがくすぐったくて…
「ちょっと…」
その間に、シャツのボタンが外されて
おーのさんが、また首筋に唇を滑らせる。
「や…また、そこ…」
ちゅ、と音をたてて、
おーのさんが離れた。