「おおー!」
「わぁー!」
花火が次々と打ち上がる。
「やっぱり、日本の花火、サイコーだな!」
「わ!見た?今の!スマイルだった!」
「今度のは、ネコじゃん!」
「あ!オレ今の動くヤツ好き!」
4人で並んで花火を見る。
ふと、隣を見ると、花火の明かりに照らされた
雅紀がとってもキレイで…
胸がギュッと苦しくなった。
俺の視線に気づいた雅紀が俺を見て微笑む。
なんで、こんななんだろうな、俺たちは。
やっと気持ちが繋がったのに…
そっと、雅紀の手を引き寄せた。
なんで、離れ離れなんだろう…
なんで、お前だったんだろう…
手に入らないと思っていたものが手に入って
嬉しいはず、なのに
なんでこんな苦しいんだろう…
きゅ、と力を入れれば
きゅっ、と握り返してくる。
このまま、手を離したくないって言ったら、
お前は笑う…?
「あ、ほら、しょーちゃん見て!」
フィナーレに向けてどんどん花火が上がる。
次から次へと空を染める。
それはとても眩しくて、
…とても、寂しかった。