嵐小説 ~この仲間と永遠に~ -4ページ目

嵐小説 ~この仲間と永遠に~

嵐小説です。
気軽に読んでいただけたら、なによりです。
リクエストに応じて話を変えていく時もあります。

以前までは『うごメモ』や、小説アプリで書かせていただいておりました。

楽しんでいただけたら幸いです。



拓也 だから……

もう一度やり直せないか。






まさかの提案。
困惑している私を前に
拓也が言葉を続ける


「もうあんなこと絶対しないし
さやを傷つけるようなこと絶対しないから」



さや そんなこと……

そんなこと言うために………今日……。
私たちは終わったんじゃないの?




拓也 そんな寂しいこと言うなよ





拓也の悲しそうな目…

あの頃を思い出す。

でも私はこの人に何度も泣かされてきたんだ
今更戻る理由はない

それに、
今は翔くんと付き合っているんだ



さや ごめん

もう戻れないよ。


拓也 さや…!

さや 私、付き合ってる人いるの。




2年前の私だったら
やり直す道を選んでしまったかもしれない

でも今の私には翔くんというとっても大切にしたい人がいる。

もう同じ道は2度と通らないって決めたんだ


拓也 ウソだろ

隠しきれない動揺が目で見て伝わってきた


さや …ほんと。
だから、拓也の気持ちには答えれない


ごめん。

拓也 そんな…



長い沈黙が流れる。





もうこんな場所にはいられない。

さや 私、もう帰るね……

コートを片手に席を離れる



拓也 待てよ…

小さい声だったけど
声色が少し変わったのが分かった


背中がぞくっとする

拓也 待てって。

その言葉を言い終わると同時に
いきなり私の腕を掴んできた


拓也 なぁ、頼むよ…
俺にはさやが必要なんだ

この2年間で気づいたんだよ…
さやが俺にとってどれだけ大事かってこと


だから…俺のところに戻ってこい。




さや 離して…



腕を掴む力がどんどん強くなる

さや 離してってば……







一向に離してくれる気配はない


拓也 なんで……

なんでだよ。
前は俺の言うことなんでも聞いてくれたのに…

なんで、なんで!
帰ってきてくんないんだよ。


拓也の掴む手はすごく強くて
抵抗しても離すことはできなくて

腕が折れそうに痛い

さや ……痛い…

拓也 な、あの家に帰ろう
また住んでるんだ

さや 嫌……

声は
震えていた


拓也 ……
ふざけんなよ!!

俺がこんなに頼んでるのに
なんで言うこと聞かねぇんだよ!


拓也の怒鳴り声に
店内の目線が一気に集まる。



拓也 …………分かったよ…

一緒にいれないくらいなら
お前なんてころしてやる。


騒つく店内。

拓也の手には食事用ナイフがあった


さや …………っ!……



声が出ない…


こちらに向かってくる
ナイフを持った拓也




助けて!

そう心の中で叫んで
咄嗟に目を瞑ったその時、








私を包み込む優しい温もりを感じた。






痛くない…



何が起こったか分からないまま
目を開くと
そこには




翔くんがいた。




さや え………












続く