会話が続く!リアル旅英語
(53)グラミー博物館「展示品について聞く」
• win an award /wɪn ən əˈwɔːrd/ 賞を受賞する
・「賞を取る」は get an award とも言えるが、win an award は「賞を勝ち取る・受賞する」という自然な表現。
• in one day /ɪn wʌn deɪ/ 1日で、1日のうちに
・期間・回数のまとまりを表す in。「1日のうちに」という意味。
• get eight /ɡet eɪt/ 8つ取る、8つ受賞する
・ここでは awards が省略されている口語表現。get eight awards の awards が文脈から明らかなため省略されている。
• the year of Thriller /ðə jɪr əv ˈθrɪlər/ 『Thriller』の年
・「Thriller が受賞・話題になった年」という意味。the year of ... は「~の年」「~で知られる年」という言い方。
Who won the most awards in one day?
Thriller はアルバムタイトルなので、大文字で、
Thriller
です。
Michael Jackson got eight, maybe the year of Thriller.
がシンプルです。
また、
Michael Jackson won eight that year, I think.
= マイケル・ジャクソンがその年に8つ受賞したと思います。
のようにも言えます。
なお、今回の「got eight」は、会話ではかなり自然です。
Who won the most awards?
— Michael Jackson got eight.
のように、award(s) を繰り返さず「8つ取った」と言えるわけです。
• Is this what I think it is? /ɪz ðɪs wʌt aɪ θɪŋk ɪt ɪz/ これって、私が思っているものですか?/やっぱりあれですよね?
・「見た瞬間に正体を察して、確認する」時の定番表現。「まさか、私が思っているアレ?」というニュアンスでも使う。
• drum kit /drʌm kɪt/ ドラムセット
・drum set とほぼ同じ意味。イギリス英語では drum kit が特によく使われる。
• look like ... /lʊk laɪk/ ~のように見える
・look + like + 名詞で「~のように見える」。look like Prince's drum kit で「プリンスのドラムセットのように見える」。
• a tribute to ... /ə ˈtrɪbjuːt tə/ ~への敬意を表すもの、~をたたえるもの
・tribute は「敬意、賛辞、追悼」の意味。人物が亡くなった後に、その功績をたたえるものにもよく使う。
• actually /ˈæktʃuəli/ 実は、実際には
・「見た目から想像したものとは違う」という訂正・対比でよく使われる。
Is this what I think it is?
も自然です。
So it looks like Prince’s drum kit, but it's actually a tribute to Prince.
Prince’s は Prince + ’s の所有格で、「プリンスの」です。
tribute to の to も重要で、
a tribute to Prince
= プリンスへの敬意を表すもの
となります。
Is this what I think it is?
は、直訳だけで覚えるより、
「これって、まさか私が思ってるアレ?」
という感覚で覚えると使いやすいです。
たとえば、何かを見て、
Is this what I think it is?
— Is that really a Rolex?
= これって、まさか私が思ってるもの?
— 本当にロレックス?
のように使えます。
また、tribute は今回のように「物」にも使えます。
This song is a tribute to her.
= この曲は彼女へのトリビュートです。
The statue is a tribute to the victims.
= その像は犠牲者への追悼・敬意を表すものです。
特に a tribute to ... は、そのままひとかたまりで覚えておくと便利です。
• stage costume /steɪdʒ ˈkɑːstuːm/ ステージ衣装、舞台衣装
・stage は「舞台」、costume は「衣装」。複数形 stage costumes で「ステージ衣装」。
• be covered in ... /bi ˈkʌvərd ɪn/ ~で覆われている、~がびっしり付いている
・物の表面に何かがたくさん付いている場合に使う。covered with ... とも言えるが、衣服などに装飾がびっしり付いている場合は covered in ... が自然。
• sequin /ˈsiːkwɪn/ スパンコール
・sequin は「スパンコール、きらきらした小さな飾り」。通常は複数形 sequins で使う。
Stage costumes are often covered in sequins.
be covered in ... は、今回のように「表面に何かがびっしり付いている」というときに便利です。
The dress was covered in glitter.
= そのドレスはラメでびっしり覆われていた。
His jacket was covered in mud.
= 彼のジャケットは泥だらけだった。
The walls were covered in graffiti.
= 壁は落書きだらけだった。
Stage costumes are often covered in sequins.
は、「スパンコールで覆われている」と直訳するより、「スパンコールがびっしり付いている」と捉えると自然です。
• Prince tribute concert /prɪns ˈtrɪbjuːt ˈkɑːnsərt/ プリンスへのトリビュート・コンサート
・tribute concert は「故人などを称えるためのコンサート」。a tribute to Prince と同じ発想。
• at the Grammy Awards /æt ðə ˈɡræmi əˈwɔːrdz/ グラミー賞で、グラミー賞の場で
・at はイベント・式典などに「参加して/その場で」という感覚で使う。
• perform /pərˈfɔːrm/ 公演する、演奏する、パフォーマンスをする
・Bruno Mars performed は「ブルーノ・マーズがパフォーマンスをした」。
• drum kit /drʌm kɪt/ ドラムセット
・drum set とほぼ同じ意味。特にイギリス英語では drum kit がよく使われる。
• play the drums /pleɪ ðə drʌmz/ ドラムを演奏する
・play this drum kit は「このドラムセットを演奏する」。楽器としての drums は通常複数形。
There was a Prince tribute concert, that, at the Grammy Awards.
自然な形なら、
There was a Prince tribute concert at the Grammy Awards.
となります。
つまり、音声で「that」が実際に聞こえたとしても、言いよどみ・言い直しの可能性があります。
Bruno Mars performed and then his brother played this drum kit.
「his brother」は文脈上、ブルーノ・マーズの兄弟を指しています。
There was a Prince tribute concert at the Grammy Awards.
は、
「グラミー賞でプリンスへの追悼・トリビュート公演があった」
という意味です。
tribute は必ずしも「追悼」だけではなく、
a tribute to Prince
= プリンスへの敬意を表すもの
a tribute concert
= 敬意・追悼を表すコンサート
のように使えます。
Bruno Mars performed and then his brother played this drum kit.
の then は「その後」で、出来事の順番を自然につなぐ非常に口語的な表現です。
Bruno Mars performed, and then his brother played ...
= ブルーノ・マーズが演奏し、その後、彼の兄弟が演奏した
という流れです。
• outfit /ˈaʊtfɪt/ 衣装、服装
・ここでは特に「そのとき着ていた衣装」という意味。clothes よりも「ひとまとまりのコーディネート・衣装」という感じ。
• wear /wer/ ~を着る、身につける
・she wore は wear の過去形で「彼女が着た」。wear は「着る」という動作だけでなく「着ている状態」にも使える。
• one of the most honored artists ever /wʌn əv ðə moʊst ˈɑːnərd ˈɑːrtɪsts ˈevər/ 史上最も多く称えられたアーティストの一人
・one of the + 最上級 + 複数名詞 で「最も~なもの・人の一つ/一人」。ever は「これまでに、史上」という強調。
• one of the biggest, most successful artists ever /wʌn əv ðə ˈbɪɡəst moʊst səkˈsesfəl ˈɑːrtɪsts ˈevər/ 史上最大級で、最も成功したアーティストの一人
・big はここでは「体が大きい」ではなく「規模・人気・影響力などが非常に大きい」という意味。
• successful /səkˈsesfəl/ 成功した、成功を収めた
・highly successful「非常に成功した」、commercially successful「商業的に成功した」などもよく使う。
You know, one of the most honored artists ever.
She was one of the most honored artists ever.
のように主語+be動詞を省略していると考えると分かりやすいです。
One of the biggest, most successful artists ever.
これも会話として自然です。前の文と同様、
She was one of the biggest, most successful artists ever.
の省略形と考えられます。
one of the + 最上級 + 複数名詞
one of the most successful artists
= 最も成功したアーティストの一人
one of the biggest companies
= 最大手企業の一つ
one of the most influential people
= 最も影響力のある人物の一人
そして ever を付けると、
one of the most successful artists ever
= 史上最も成功したアーティストの一人
となります。
また、biggest はこの文脈ではかなり便利な表現です。
one of the biggest artists
は「体格が大きいアーティスト」ではなく、
「人気・知名度・影響力・成功度などが非常に大きいアーティスト」
という意味です。
• outfit /ˈaʊtfɪt/ 衣装、服装
・ここではステージで実際に着用した「衣装」。clothes よりも、一式の服・コーディネートというまとまりを表す。
• wear /wer/ ~を着る、身につける
・wore は wear の過去形。an outfit that Beyoncé wore で「ビヨンセが着ていた衣装」。
• honor /ˈɑːnər/ ~を称える、~に敬意を表する
・honoring Stevie Wonder は「スティーヴィー・ワンダーを称えること」。アメリカ英語の honoring。イギリス英語では honouring。
• perform a song /pərˈfɔːrm ə sɔːŋ/ 曲を歌う、演奏する
・perform は「公演する、演奏する、パフォーマンスする」。perform a song で「曲を披露する」。
• the scale of individuals /ðə skeɪl əv ˌɪndəˈvɪdʒuəlz/ 個人の実際の大きさ、人物のスケール
・scale は「規模」だけでなく「大きさ、寸法」。ここではテレビで見る人物と実物との大きさの違いについて話している。
• larger than life /ˈlɑːrdʒər ðən laɪf/ 実物以上に大きく見える、現実離れするほど印象的な
・文字通り「人生より大きい」。人について使うと「実際よりも大きく、強烈な存在感がある」という意味。
• physical object /ˈfɪzɪkəl ˈɑːbdʒekt/ 実物、実際に存在する物
・physical は「物理的な、実際の」。テレビの映像ではなく、目の前にある実物を指している。
• not that big /nɑːt ðæt bɪɡ/ それほど大きくない、そんなに大きくない
・that は「それほど、そんなに」という程度を表す。They are not that big. は「そんなに大きくないんだ」という驚き・発見。
This is an outfit that Beyoncé wore in 2015 when they were honoring Stevie Wonder, and she performed a Stevie Wonder song.
ただし、they were honoring の they は、Grammy Awards などの「主催者側・式典側」を漠然と指していると考えると分かりやすいです。
One of the things I have to say I love about outfits is just the scale of individuals, right?
ここも文法的に成立していますが、話し言葉なので少し複雑です。
I have to say
= 「言っておきたいのですが」「私が言わなければならないのは」
I love about outfits
= 「衣装について私が好きなこと」
が重なっています。
Like you see them on TV, and they seem larger than life.
them は Beyoncé のような「アーティストたち」を指しています。
And then you see the physical object, and you think...
They are not that big.
ここはとても重要です。
they は「衣装」ではなく、実際には「その衣装を着ていた人」を指していると考えるのが自然です。
つまり、
テレビで見ると本人がすごく大きく見える
↓
実際の衣装を見る
↓
「あれ、本人ってこんなに大きくないんだ」
という話です。
larger than life
= 実物以上に大きく見える
= 強烈な存在感がある
= 現実離れするほど印象的
これは単に「大きい」という意味ではありません。
She has a larger-than-life personality.
= 彼女はものすごく存在感のある人だ。
He was a larger-than-life character.
= 彼は非常に個性的で強烈な人物だった。
また、今回の
They are not that big.
の that は重要です。
not that big
= それほど大きくない
= そんなに大きくない
比較すると、
It's not that expensive.
= そんなに高くない。
It's not that difficult.
= そんなに難しくない。
I'm not that tired.
= そんなに疲れていない。
というように、日常会話で非常によく使います。
そして今回の面白いところは、scale が「規模」ではなく「実際の大きさ」という意味で使われていることです。
the scale of individuals
→ 「人物の実際の大きさ」
という感覚をつかんでおくと、展示品・建築・デザインなどの話でも応用できます。