追いつけ


心に


心は先を行く



もうその鎧は合ってないんだ


もうその服も似合わない



分かってる


もう全く違う人間になってるってこと



1秒前とも違う自分


1日前は大昔だ



上滑りする声は


見せかけの自分と本当の気持ちの隙間から



言葉が見つからないのは


本当は話したくないことだから









準備はもう十分できてる














深く深く深く落ちていく


どこまでも深く


二度と浮かび上がることはないと


思うほどに


強く


より深いところへと連れていこうとする






でも、抗うのをやめ、身を任せてしまえば


強さの中にある深い優しさに


包み込まれていることに気付く






束の間の休息


それが分かっているからこそ


大きな力で連れて行こうとするのだ







直に、自らの力で飛び出して行くことが分かっているから







だから、今は、


このまま















この胸の内にある情熱の表現方法がずっと分からなかった


真に捧げられているものに蓋をしていた




でも、あまりに熱くて


別のなにかで表現しようとすれば




熱量だけが上回り


残るのは消失感と燻ったなにかの残骸





なにかが違う


かすかに感じていた違和感


分からなかったその答えが





今、強く、美しく


そして涙が出るほどに優しい光で


もう一度、導く











大切なものが沢山できたから


守りたいと


側にいたいと


思ったから


いつの間にかずっと夢見ていた未来を無かったことにしてしまった




そんなに大切に想えるものができるなんて思ってなかったから


夢を霞ませるほどの輝く出会いがあるなんて思ってなかったから


ずっとここに居たいと思ってしまう場所があるなんて


そんな風に想えるなんて


夢にも思わなかったから





でも


描いてきた未来を想う命が


その未来への渇望、情熱、愛で燃える命の炎が


もう


これ以上抑え込めば


自分自身を焼き殺してしまうだろう





想う気持ちは無くならない


想いはずっとそこにある


たとえ人の記憶から忘れ去られたとしても


その愛は、時や場所を越えて、在り続ける




だから、もう、守らなくていい 




その為に、炎を消そうとしなくていい




決して消すことはできないのだから







渇望、情熱、愛に燃えたぎる命の炎を


解放するんだ