第5話

やっぱりリキの図太さが際立つ回だった

 

「自由になりたかったら結婚」

という叔母の暗示

 

地元に戻り結婚を報告

もっともらしい嘘をまじえて

優越感を見せながら

夫が有名人と語るリキ

 

 

リキは気づいていないのだろうか?

自分が手に入れた“自由”の心地よさ

たとえ契約結婚でも

法律上は“妻”なのだ

 

親兄弟から

“離婚”“慰謝料”“養育費”

と先々のことを心配されても

未だ

他人事でいる

 

どんな契約が交わされていようと

今のリキは基の妻

 

うすうすは感じているのではないだろうか?

でなかったら

あんなバカなことしでかすだろうか?

 

契約書には違約金のことが出てこなかったが

一千万ものお金が動く契約だから

ペナルティもあるはずなのに

 

この“まちがい”がなければ

この後起きる

興味深い展開に

持ち込めないのだからしょうがない

 

テルが愛知に

ダイキが沖縄に

去ってしまい

ひとりぼっちのリキ

 

叔母の墓参りの時

母に言われた

「子供だけは産んどきな、

そうすればリキは

ひとりぼっちにならずにすむ」

 

「ひとりぼっち」

というキーワード

リキが「ぐりとぐら」を身ごもったあとも

何度か登場するのではないかな

 

 

 

第六話では

ついにリキが妊娠

しかし

元不倫相手と女性風俗セラピスト

2人の男性と関係をもってしまったため

それが基の子なのか

不安を感じることに…

 

意を決して相談したのは

悠子とりり子

“代理母”に反対していたりり子は

何故かリキをいたく気に入り

自分の家に居候させることにする

ここからの二人の関係がとても良いのだ

そして

一番の問題

自分の遺伝子を継いでいない子供を

基は受け入れることができるのか?

実際

今の法律では

既婚中の女性が出産したら

すべて夫がその子の父になるのよね?

さらに

リキに親身に接してくれる悠子にも変化が