ブルーベリー海外への展開・・・ベトナムは若くて熱い!! | 京都のブルーベリー職人~独立起農の夢先案内人

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ブルーベリー養液(水耕)栽培ってホントのところどうなの?という方。設備メーカーのホームページではわからない実態がここでご覧いただけます。さぁ、あなたも魅惑のブルーベリーワールドへ!!

こんにちは。

 

寒さに凍えていたのもついこの間まで。

花粉にまみれて鼻も目もぼてぼてに腫れあがったブルーベリー職人です。

気が付けば4月。

ブログも書かにゃいといけにゃい!!とおもいつつ、なんと4月になってしまっていました。

 

この間いろいろなことがあったのですが、

全部書いていると年が暮れてしまいそうなので、そこははしょっていきなり本題。

 

コロナの影響で途絶えていたブルーベリーの海外展開事業。

2019年秋に訪問した台湾は肝心のその後の経過を見れないままロックアウト。

3年の間にあろうことか、オランダの会社に持っていかれちまった・・・

そりゃ動けないんだから仕方ないわな~~と思いつつ、

さらなる海外展開の夢をほうり出すなんてありえない、と思っていました。

 

願えば叶う、モノなんですね。

台湾よりもっと暑いベトナムでブルーベリーの話が出てきました。

ベトナムと言えばもう33年ほど前にいきましたが、

そりゃもう暑いところですね。

そんなところでブルーベリーができるの?とよくいわれますが、

こちらは沖縄県の那覇市近辺で養液栽培のブルーベリーを2か所、

かんたんキットでも2か所ほどやっています。

もちろん生育も順調で、地元のスーパーに出荷されていたり、ケーキ屋さんで販売されたり。

 

低温要求量がないから無理では?という疑問のお声もいただきますが、

みなさん、「低温要求量」なんてまやかしですからね。

そんなものはどこぞの本に書いてあったりするどうしようもない●ソ・ど・屁理屈ですから、

特に事業展開を目指す方は信じたり、口走ったりしたらだめですよ。

このくだらない「低温要求」という言葉に毒されると、

趣味の栽培ならともかく、事業としてみるときに本質を見失ってしまいます。

それだけ毒性の強い概念なので、そんなことをさも大事そうに書いている本はさっさと売りましょう。

売ったお金で焼肉にいくほうがよっぽどましです。

もしそれが本当なら沖縄で収穫なんてできないはずですからね。

 

ということで、今回の窓口となった山口のおっちゃんところに寄り、福岡空港から飛び立ちます。

空港に着くと、あれ??見たことのあるひとが・・・

 

ブルーベリーらぼのうがたのカミちゃんですがな!

知らないうちに山口のおっちゃんからの声掛けで同行することになってたんだって!!

(いや、これはマジに知らなかった)

ま、人数が増えれば割り勘も少なくなるからいいか~~、と

 

おおむね4時間の飛行機にゆられてたどり着いたのはホーチミン空港。

久々に嗅ぐ熱帯地方特有の空気です。

外気温は36度。湿気も高いです。

 

ホテルにはいって少し時間があったので、近所の大きいショッピングモールで市場調査。

早速見つけました、ブルーベリー生果実。

日本のスーパーで見かける125入りのものとほとんど同じ大きさの粒。

USAとNZ産でした。

値段は・・・800円くらいで少し高め。

でも山積みになっていたので、やはり需要があるんだと納得。

ここに地元で採れた、フレッシュな、大粒のとても美味しいブルーベリーを並べたい。

イチゴとは違って養液栽培のブルーベリーは土耕栽培のそれとはまったく別物。

一度たべたらもう戻れないおいしさ。

ちゃんと環境を整えてあげればブルーベリーは甘くておいしいものができるんです。

酸っぱいのは、なんらかの7トラブルを抱えていることが多い。

畑の株がすべて酸っぱい、のは

何かがまちがっている、という事です。

 

酸っぱい品種、というのはありません。

甘い品種をください、とよく言われますが、

ちゃんと栽培すればすべて甘いです。

ちゃんとできてないから酸っぱいのです。

酸っぱいのは栽培がヘタくそなんです。

甘さがありながら酸味の強い弱い、というのは品種によってありますけど。

 

 

ベトナム初日はホーチミン市内にて屋台での食事を楽しみました。

カミちゃん、私、山口のおっちゃん、通訳のNさんです。

ホーチミン市内から車で3時間ほどのところで栽培開始する見通しです。