山梨県北斗市でもラビットアイで大丈夫です。 | 京都のブルーベリー職人~独立起農の夢先案内人

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ブルーベリー養液(水耕)栽培ってホントのところどうなの?という方。設備メーカーのホームページではわからない実態がここでご覧いただけます。さぁ、あなたも魅惑のブルーベリーワールドへ!!

こんにちは。
 
おととい福井~愛知へと流れてきたブルーベリー職人です。
 
今日はまたまたショッキングなレポートをご紹介します。
 
ラビットアイは寒冷地ではムリ?という「常識」は
実は全然幻想にすぎないのでは、ということです。
 
こちらをご覧ください。
場所は山梨県北斗市。八ヶ岳の山麓に広がる、標高800m弱の高冷地です。
雪もなく、かなり寒い地域です。
氷点下10度前後まで普通に下がります。
 
ここで定植3年目のラビットアイです。
横は定植2年目の同じくラビットアイ。
 
 
これは南アルプスです。
 
聞けば、花芽が焼けるとか、全然ないそうです。
昨年は非常に美味しいラビットアイをたくさん食べたと。
 
ヒントは株もとの黒いチューブ。
煖房とかじゃないですよ(笑)。
 
栄養の乏しい状態で冬を迎えたら、そりゃ越冬できないでしょう。
非常に充実した状態でなら、大丈夫なのだということです。
じゃあ、どのように充実させるのか。
 
北米オレゴン州で-15度前後でラビットアイを育てられるので、
この辺りでも基本的に大丈夫なはず。
 
片や、北海道北見地方ではノーザンハイブッシュでも凍害がでていましたが、
これもひょっとするとひょっとします。
 
今までなにが足りなかったのか、
どこをどうすればいいのか、
今回の事例は今までの栽培「常識」を
根本から見直すチャンスです。
 
東海地方がノーザンハイブッシュの南限だとか、
長野東北でラビットアイは無理だとか、
なんかいろいろありますけど、
ピートモスと硫黄粉末だけじゃ、そりゃかなり無理があるのではと思います。
植えて5年も待つ、なんて、とてもできない。
 
種のざらつきの少ないラビットアイ新品種で、
ハイブッシュにはない、大粒、かつ濃厚な味わいを
寒冷地でもひろげていきたいです。
そしたら、もっと売れるはず。
だから美味しいブルーベリーを作りましょうよ。