Oppenheimer鑑賞しました | amll-njのブログ

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アメリカでの子育てについて、教育を中心につらつらと発信します

この映画、日本人にとっては賛否両論ですよね。原爆の開発者の物語なので当然なのですが。

それを承知の上で、11歳の娘と鑑賞してきました映画

 

この映画の内容が開発者の栄光と転落という人生にフォーカスした映画と聞いて、

そういえば、私は日本サイドの情報しか知らないなぁと思ったんですよね。

アメリカではどんな生活があって、どういういきさつがあってこんな爆弾が開発されなければいけなかったのか知りたかったんですよね。というわけで以下、感想です。

 

クリストファーノーランという天才

Christopher Nolan監督ってどんな人だっけと思い返すと、どうやらインセプションを撮った人なんですね。

私は映画はそんなに詳しくないので、この程度の知識しかないのですが、このインセプション。Ken Watanabeとディカプリオが共演するとあって、興味本位で見たことがありました。

 

個人的に全く合わないガーン

 

芸術的っちゅーか難しいんですよね。私のような凡人にはキツイ映画だった・・

もっと話をストレートに魅せてくれればいいのにと思った記憶があるのを思い出しましたよ。

 

というわけでそれを踏まえた上で今回の映画なのですが・・・

 

 

基本的に法廷劇

まぁ、この映画はノンフィクションなので、こういった事実があったのはあったんだと思うんですよ。

 

で、共産党に若干傾倒していたようで、それが足を引っ張って聴聞会やらにかけられていたのも事実なんでしょうね。

 

ただ、この法廷劇にものすごい時間が割かれる上に時系列をぐちゃぐちゃにしてくれているので、

英語ネイティブじゃない人間には字幕なしで見るにはキツかった滝汗

というより11歳の娘はもう英語が第一言語であると言ってもいいぐらいですが、まったくわからなかったそうです。

ノンフィクションだから脚色できないし編集に凝りたくなっちゃうの⁉と思うぐらいで、話が難解になっちゃっています。

 

映画って、いろんな描き方ができると思うんですけど、法廷シーンがないのがいいとは思いませんが、もう少しオッペンハイマーの心理描写にフォーカスしてほしかったなぁと。

 

でもこれは日本人だからかも。

 

日本人だから、原爆を作ったことに対して、後悔してほしいという願望があるからかもしれませんねあせる

 

 

子どもと観てはいけない映画

確かにR指定だったんですけど、それは、原爆がらみだと思ったんですよ、私。。。

でも、声を大にして言います。

 

子どもと決して見てはいけませんびっくりマーク

 

この映画、重要な役どころとして、フローレンスピューが出ているんですけど、オッペンハイマーの昔のいい人ドキドキなんですよね。

 

で、まぁ、結局結婚後も逢引していたようなのですが(ここは他の方のレビューで知りました)、

とにかく、その情事の映像が全く誤魔化すことなく、それも何度も出てくるんですよガーン

 

いや、11歳の娘になんて説明しようかな…と悩みましたが、そこに娘は触れることはしなかったので、おそらく行為の意味を知っているのでしょうね。

 

まじでこんなに情事の様子を描く必要はあったんでしょうか。1回でよくね⁉と思わされました。

 

 

日本は何をしていたんだろう…と思わされた映画

この映画、基本的に戦争そのものを描くものではありません。

だから、日本の将軍やら兵士やらが出てくることもないんですけど、それだけに余計に思わされました。

 

日本の戦時中って、モンペはいて、戦火から逃げまとって、罪のない人が死んでしまって…という描写が多いですよね。

 

でも、この映画で見えてきたのは、アメリカ国民は普通の生活を送っていたという現実です。

 

確かに服装やら髪型やらは古臭いのですが、基本的にアメリカって今でもそんなに近代化がすっごいわけでもないので、

今と同じような人たちが、今と同じように生活してる様子が映ります。

もちろん建物もノーダメージです。

兵士の方たちは戦争中ですので、たくさんの方が命を落とされていると思います。

 

でも、一般人はノーダメージなんですよ。

 

なんというか、そこにすごく衝撃で1㎜の勝ちの可能性もなかったんだな、本当に。

映像で見せつけられると、よりリアルに伝わってきました。

 

おそらく日本のえらい人達もそのこと、知らなかったのでは…

情報をしっかりとれなかったことで、無謀な闘いをし続けることになっていたのが、第二次世界大戦だったんだなと思います。

 

もう2度と、繰り返してほしくないですね。

 

映画そのものの出来に対しては、個人的に合わなかったと言わざるを得ないのですが、

それを思えただけで、映画としての価値は十分だったと、私は思いました。

 

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