こちらの記事で見たい~と言っていたBarbie、見てきました
結論から申しますと、めちゃめちゃ面白かったです
私は評論家ではないので、個人的な感想です。
人物造詣が秀逸
この映画、もちろんバービーなんだけど…バービーが主役なんですけどね。
周りの人々がいてこそって感じに仕上がってます。
まずは、こちらライアンゴズリング演じるKEN
歌がうまいとか、ライアンカッコいいというかかわいいというか、まぁあるんだけど。
このKEN、ほんとマッチョでチャラ男で、でもストーリー上KEN自体成長していって、伴ってバービーの意識変革が起こっていくんですよね。
次に、これは私の完全な好みですが、今回、キーパーソンの一人として、Betty…ではなく、America Ferreraさんが出ています。
彼女の役どころは、このバービーをかわいがっていた娘が思春期に入り、その関係性に悩んでいる親を演じていたのですが、
こちらもバービーの悩みに触れて、ご自身とその親子関係が変化していくという流れ。
Bettyって、ファッションはアレでしたが聡明な役どころだったし、ご本人もTEDで力強いプレゼンをされていたので、ほんと、今回の役での説得力がすごかったです。
このように、結構バービー以外の人の役の掘り下げがしっかりされているというのが、優れている点かなと思っています。
ちなみにこの映画、テーマはアイデンティティの確立ということだと私は認識しました。
ストーリーはごりっごりのファンタジーですから話の辻褄なんてどうでもいいのですが、
人物像はその分しっかり描かなければただのバカムービーになっちゃうところをしっかり作りこんできたのが、このグレタ・ガーウィグ監督の優秀さを感じます
おバカパートをやりきる
どの役者さんもはじからはじまでおバカをやりきってくれています
だって主演のMargot Robbieはあまりバカな部分はなかったのですが、
先ほどのRyan GoslingはじめとするKEN集団はもうふんだんにやってくれてます。
ライアンのライバルKEN、Simu Liuさんはマンハッタンの広告ではかなり微妙かなと思いましたが、やっぱり俳優さんなんですね。普通にかっこいいです
微妙とか思ってごめんなさい
でも、SimuKENさん(笑)なくしてKEN軍団は引き立ちませんでしたよ。名脇役です
というより、この映画、男性陣のおバカっぷりがはじけていました。
例えばマテル社のCEOを演じられたWill Ferrellさんとか、バービー追いかける絵面のためだけに存在する役でしたけども。必見です。
それでいて最後の一押しがコレ
音楽がすっごい
今回、まぁかかっているお金もすごそうですし、この楽曲提供しているメンバーがすごい。
1 | Lizzo - Pink |
2 | Dua Lipa - Dance the Night |
3 | Nicki Minaj & Ice Spice - Barbie World (With Aqua) |
4 | Charli XCX - Speed Drive |
5 | Karol G - Watiti (Feat. Aldo Ranks) |
6 | Tba |
7 | Tame Impala - Journey to the Real World |
8 | Ryan Gosling - I'm Just Ken |
9 | Dominic Fike - Hey Blondie |
10 | Haim - Home |
11 | Tba |
12 | The Kid Laroi - Forever & Again |
13 | Khalid - Silver Platter |
14 | Pinkpantheress - Angel |
15 | Gayle - Butterflies |
16 | Ava Max - Choose Your Fighter |
すごくないですか⁉
ちなみにDua Lipaはものすごく端役で映画にも出演していますが、この曲もすごくかっこいい。
でも個人的にはこちらのニッキーミナージュとアイススパイスのBarbie Worldにしびれちゃいました。
まぁこれだけのメンツをそろえるってかなり商業的な意味合いだとは思いますが、
映画ってそれだけじゃダメで、映画の世界を壊さないことがものすごく重要なんですよ。
だから、今回、日本版のテーマソングとかしてくれなくてほんとよかったです
映画は総合芸術だと思います。個人的に。
というわけで、本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
Barbieは笑えて泣けはしないけど、考えさせられる部分はある映画なのでぜひ見てみてください