このブログにも書いたかも知れないけど、iPadの電子書籍を探していると(AppStoreで無料のブックを探していると)「単なる雑誌をPDF化しただけじゃん!」的な発言をよく見かけます。
私としては、それだけでも十分なんですが、やっぱ「iPadで見る」って事は色んな仕掛けがないと「ダメ」って事なのかな…?
紙のまま読むか紙をデータ化してiPadで読むかの違いでしかなく、iPadで読むって事は、持ち運びや手軽に読める(iPadは割と身近に置いてあるけど、本は本棚の中なので)ってのが、私の一番のメリットと感じています。

ただ、この考えは古く、本来ダメなんでは…とも感じています。
(やはり、iPadで見られるようにするならば、それなりの見え方・操作の仕方に工夫がないと意味がない…って考え方が正しいのでは??)

それはさておき、小説をiPad用に自炊してみました。
以前、マンガはiPadで十分読めた(っていうiPadの方が楽)ので、小説は果たしてiPadで読んでみるとどんな感じ方をするのかを試したくなり自分で取り込んでみました。

半身浴が好きなので、お風呂で読む用小説(Book Offなどで格安の本を購入)をばらします。ハードカバーなので、ちょっと苦労しましたが、物を壊すってなんか気持ちいい…。

次にノド側を社内の人に頼み断裁しスキャン。
会社の機械を借りました。
個人的な事で会社の設備を使用していいのか、チト悩んだがこれも研究って事で…。
(断裁やスキャンはある程度の設備がないと、自分でやろうとは思わないかもです)

で、Photoshopでバッチ。
・モノクロ2値→グレースケール
・回転(90°)
・画像解像度(幅1000pixel, 200pixel/inch)
・jpeg(画質9)保存
にて。
ちなみに、数値はかなり適当です。また、スキャンの状況によりバッチの内容も変わると思います。

出来上がったjpegをzipにしてi文庫HDへ。

実際、お風呂で読みました。
(ziplocにiPadいれて。もちろん、これでもiPadの操作は可)
お風呂のフタを半分だけ閉め、その上にiPadを置いてます。
iPadは、100円均一で購入した絵を飾るヤツ(?)に置いてます。

結果、快適でした!
本よりもいいかも(若干、ziplocが曇るのが難か…)。
小説でも十分、スキャンしたiPadでも違和感なく読めました。
ページをめくるのが、タップでめくれるのが楽ちん。

ただし……もちろん、好きな本にはコレは出来ない。バラすのがイヤなのです。
(元々、お風呂で読む小説は古本のみと決めてます)
本はカバーがあって、しおりがあって、表紙があって………で形があって…内容があって、これらで「本」と思っています。
(なので、ハードカバー好き)

この考えも古くなっちゃうんだろうか……。
(なんだかCDと似ているなぁ)
InDesign CS4にて、「ある特定の文字をケイ巻きの文字にして欲しい」って依頼があり、悩んだあげくにたどり着いたのが、下記のjavascript。

割と簡単。んで、応用も効くかな…。

1) 元データ
amiza_retのブログ
枠囲みしたい文字=テスト
文字スタイル=M100

2) あらかじめ、文字囲みをライブラリに用意。(別に文字囲みだけじゃなく、インラインにしたい物とお考え下さい)
amiza_retのブログ
名前も、検索文字と同じにしておきます。
(この場合は「テスト」)
なお、上の画像では見えていないけど、ライブラリの中身は、右に表示されているマゼンタ30%がバックに引いてあるヤツです。

3) javascript実行
 下の方のソース参照。
 ライブラリの保管場所やファイル名とかは、適宜変更の事。

4) 完成
amiza_retのブログ
一応、今回は文字スタイルをかけている物(「M100」っていう文字スタイル)を対象としてます。


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objDoc = app.activeDocument;

//検索文字列
var keyWord = "テスト";
// テキストの検索形式:オプションはすべてなし。false
app.findTextPreferences = NothingEnum.nothing;

// 検索文字を設定 
app.findTextPreferences.findWhat = keyWord;
//検索文字スタイル
app.findTextPreferences.appliedCharacterStyle = "M100";


//検索実行
var objHit = objDoc.findText();

for (i =0; i < objHit.length; i++){

objHit[i].select();

lObj = app.open("C:/テストのライブラリ.indl");
iObj = lObj.assets.item(keyWord);
iObj.placeAsset(app.activeDocument);
}

----------------------

一度、実行してしまうと、元に戻せないっていうのもあるけど、まぁ、あらかじめスクリプトラベルを入れておくって方法で何とかなるかな…?
インラインにしているんで、文字数は変わります。文字数を変えたくないってのは不向き(文書物は不向き)。
あと、行末・行頭にかかるのも不可。
あくまでも、特定の仕事用に作っただけですので、他の事までは考えてません……。
んで、このjavascriptには、何の責任も持てません。
部署異動やら、勤務地移動やらで何かとバタついておりました。
ようやく最近、ちょっと落ち着いたので久しぶりにブログ記入。

「カタログをデジタルブック(Flashの電子カタログとか色んな言い方があるヤツ)」にしたいという依頼が数件続いたので、色々と調べてます。
当社は、ある会社さんと契約しているので、簡単に作る事は可能なのだが、iPadに持っていくとなると、少々やっかい…。

ウチと契約している会社さんの商品は「iPadに対応」とうたっているけど、ネットワークのみの対応。データをダウンロードしてiPadで見るっていう使い方は不可(もちろんだけど…)。
この商品は、元々はFlashベースだったのをiPadで見る物はHTML5を使用しているらしい…。
なんか、すげー。

プロフィールドさんの製品やVPJさんの製品が気になるけど、果たして費用対効果が出せるか…??
Adobe Digital Pubulishing Suiteも気になるけど、日本語の対応やら価格やらはまだ先のようですし。

まだまだ過渡期と感じます…。