自炊を進めてます。

私のやり方は、(文庫本のマンガor小説)

1.背をアイロン※1で温める。
 白い糊がジワっと出てきたら、40~50ページ※2で分断。

2.カッター※3で背を切断。

3.カバーなどを切断

4.表紙(カバーではなく、巻いてある方の)に糊がたっぷり残っている場合※4があるので、
 カッターで断裁しないように薄く線を引き、糊の部分だけ紙ごと剥がす。

5.スキャン。JPEGで残すかPDFで残すかを悩んだが、Acrobatが付属してきた事もあり、
 PDFにしています。



※1 電子レンジも手軽だけど、台所に行かないといけない。
  本が熱々になる時もあるので、チト恐怖を感じる時あり。よってアイロンにて。
※2 ScanSnap S1500の付属ソフトでスキャンする場合、スキャンの束ごとにしおりが作成されるので、
  章ごとにスキャンをすると、あとから便利かも。
※3 ロータリーカッターを購入したが、通常のカッターの方が私は使いやすいと判明
※4 糊を残さないようなウマイやり方があるかも?

個人的な話だが、自宅でスキャナー(ScanSnap S1500)を買ってしまった…。
iPadで十分小説が読めると確信し「自炊」のため。
(電子化の方がメリットも多いと判断)

お金がないので、断裁機は購入出来ず。
代わりに、OLFAのロータリーカッターL型を購入。

スキャナーの箱さえまだ開けず、まずはせっせとカッターで断裁。
昨日一日で12冊断裁しましたが、まだ、親指がジンジンしてます
(今日は、電子レンジで温めて剥がすってのを試してみよう)

しかし、印刷会社に勤めている私は本を作る大変さを身にしみて分かっている(つもり)ので、本の解体は心が痛みます。

また、最近、古本屋さんをめぐっては安い小説なんかを購入しているのですが、数年前のハードカバーの本が数百円とかになってて、悲しい気分になります(もちろん、安く購入出来て嬉しい半面もありますが…)

でもって、その安い本を購入し自炊すると、本という形態をなくしてしまう訳ですので、もう市場に出回らなくなります。

今やっている作業は、本を市場から消す行為のような気がして、少し気が引けているのです。(特に「売れてなくてもいい本」を)

今後、全ての本が電子化されればいいのかも知れませんが、マイナーな本が電子化で再発売になるとは中々思えません。

複雑な思いをしたまま、今日も自分のために本を解体します………。
Adobe Digital Publishing SuiteとプロフィールドのProBridgeDesignerで、どちらを購入しようか悩みまくりです…。
(Adobeの場合は契約のみか…)

ソフトさえ購入すれば、あとは自由なんで、そのへんはプロフィールドが有利か(保守費用は必要ですが)。
あと、社内向け(お客さんの)限定とかもこっちの方がやりやすそう。

ただ、ウチの部署にはマックがないので、マックとCS5一式を購入せねば……。
(ホントは5.5まで待ちたいけど)
また、プラグインを制作台数分購入しないといけなくなるので、これもネック(一番のネック)。

てっとり早いのはAdobeか…。
初期費用も少ないし、協力会社さんに制作を頼む事も可能。
ホントに無料配布でも、Adobeさんにお金を取られるのかなぁ…。

今週いっぱい、悩んでみます。
って、Adobeのプロフェッショナル版の発表はまだか…。