「おぉ…あなたは、戻ってきてくださったのか…」
ケンシロウの姿を眼にした老人は涙を流した。
自分はもう長くないから、この種モミをまいて実らせてほしいというと
老人はスペードに蹴られとうとう命を落としてしまった。
「きさま~!!!!」
ケンシロウは哀しみと怒りをスペードにぶつける。
その時、左右から鉄球が飛んできて、ケンシロウの腕を拘束した。
「どうだぁ!!これでは手も足も出まい!!」
「言ったはずだ、きさまにおれは殺せん」
勝ち誇ったようにいうスペードに、ケンシロウは冷たくそういった。
「ケッ!!脳みそブチまいて死にやがれ!!」
スペードが勢い良く投げた斧にケンシロウはタイミングを見計らって蹴りを入れた。
すると斧は方向を変え、拘束していた暴徒の首を刎ねる。
次にケンシロウは自由になった右腕にまきついている鉄球をもう片方の暴徒の首にまきつけた。
ケンシロウよりはるかに体格の大きな暴徒ににやりと嫌な笑みを浮かべた。
「このおれさまと力比べをしようとは、たわけた小僧だぜ」
「人間は自分の潜在能力の30%しか使うことが出来んが」
「北斗神拳は残りの70%を使うことに極意がある」
ケンシロウはそういい、暴徒の首にまきつけてある鎖をどんどん手繰り寄せる。
暴徒が何度踏ん張ろうと関係なく引きずられ、ケンシロウに近づく度に悲鳴を上げた。
そしてケンシロウの前まで来ると、ケンシロウは勢い良く左手を振り落とした。
「“岩山両斬波”!!」
暴徒の顔は真ん中で割れ中心に一筋の溝が出来る。
スペードはやけになり斧を振りかざして襲い掛かるが
ケンシロウが先手を打ったため、無駄なものとなってしまった。
だらだらと鼻血を流しながらもケンシロウに殴りかかるが、腕をつかまれ絞められてしまう。
そのままケンシロウはスペードのひじから反対に腕を折った。
