『経済効果は2.6兆円!シカゴの冬をアツくする米4大スポーツから【NFL】【NBA】【NHL】現地レポ』
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【フリーアナウンサー渋佐和佳奈CHICAGOライフVol.8】
冬の今がアツい!白熱のアメリカンスポーツ
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CONTENTS

1.経済効果が2.6兆円!アメリカで不動の人気NO.1スポーツ
2.あの伝説の選手が在籍したNBAチーム 破天荒マスコットキャラクターも大人気
3.圧倒的なスピードに一瞬たりとも目が離せない! “氷上の格闘技”
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アメリカ・シカゴに住み2年弱が経ったフリーアナウンサーの渋佐和佳奈さんが、現地に暮らすからこそ感じる魅力や旬なトピックスをお届けする連載。
アメリカで人気の4大スポーツのチームが全てあるシカゴ。
以前、そのなかから野球をトピックに挙げ、シカゴのチームのひとつ、シカゴカブスについて詳しく紹介していただきましたが、今回は秋からシーズンが始まり、熾烈な争いが繰り広げられる残りの3つの競技をピックアップ。
寒さの厳しいシカゴでは、その寒さを吹き飛ばすかのごとく熱狂できるスポーツ観戦がこの時期楽しみのアクティビティ!
スポーツ観戦大好きな渋佐さんがシカゴの各チームを紹介してくれました。
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* 経済効果が2.6兆円!
  アメリカで不動の人気NO.1スポーツ
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アメリカにはNFL(アメリカンフットボール)、NBA(バスケットボール)、MLB(野球)、NHL(アイスホッケー)と、人気の高い4大スポーツがあります。
そのうち群を抜いてファンが多いのが、アメリカンフットボールのNFL。
2月中旬に行われた優勝決定戦「スーパーボウル」で今シーズンは幕を閉じましたが、ニュースやSNSで投稿や関連記事を見ない日はないほど盛り上がりを見せていました!
シカゴのチームは今シーズン、ナショナルフットボールカンファレンス北地区の最下位という結果で終えたため、スーパーボウル当日は地元チームを応援する雰囲気こそありませんでしたが、さすが“全米で最も盛り上がるイベント”だけあって、スポーツバーやアパートの共有スペースにあるテレビはスーパーボウル一色!
アメリカの企業で働く友人曰く「翌日の職場や取引先との話では必ずと言っていいほど試合内容やハーフタイムショーの話になるため、ビジネストークとしても欠かさずチェックしなければいけない!」と冗談混じりに教えてくれました。
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そんな全米一の人気を誇るスポーツイベント「スーパーボウル」の経済効果を調べてみたところ、その額も桁外れ!
アメリカの3大テレビネットワークのひとつ、CBSの記事によると、今回のスーパーボウルによる経済効果は昨年より$1,000,000,000(日本円で約¥150,000,000,000)増えて、$17,300,000,000(約¥2,600,000,000,000)と見込んでいると報じられていました。
それもそのはず、私がチケットサイトで金額を確認したとき、最上階の後ろの最安席がなんと$8,000(約¥1,200,000)!! 最も高額な席は$45,000(約¥6,750,000)で販売されていました。
スポーツ観戦が好きな私はよくチケットサイトを見るのですが、さすがにこの金額レンジは見たことがありません。
アメリカは各団体が再販チケットを公認していることが多く、需要の高さが如実に金額に反映されるため、スーパーボウルひいてはアメリカンフットボールの人気の高さを痛感しました。
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NFLのシーズンは9月に始まり、2月に行われるスーパーボウルを目指して32チームがレギュラーシーズン、プレイオフを戦います。
屋外スポーツの上、シカゴにおいてはシーズン中盤から真冬に突入し極寒……。
私が観戦に行ったときは10℃を下回る寒さでしたが、6万1500人が収容できる会場のSoldier Fieldは応援するファンが一体となって、すさまじい熱気に包まれていました!
ちなみにシカゴのNFLチームChicago Bearsは、1920年のNFL創設当時から存在するチーム。
スタジアムのSoldier Fieldはちょうど100年前の1924年に開場し、現在のNFLチームの本拠地のなかでは最も古く、歴史が深いのも特徴です。
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スタジアムの雰囲気だけではなくプレーにも大興奮!
がっしりと鍛え上げられた体格の選手たちによる肉弾戦、華麗なるボールパスにタックルを交わしながら走るスピードが速いこと速いこと……!! 応援にも自然と熱が入りました。

その熱気ぶりに興奮冷めやらずに、試合後Chicago Bearsのパーカーとニット帽を着用しながら帰っていたところ、通りすがりの人から「今日のBearsは勝った?」や「僕もBearsのファンだよ!」と何度も話しかけられ、NFLの人気の高さを実感しました。
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* あの伝説の選手が在籍したNBAチーム
  破天荒マスコットキャラクターも大人気
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次に紹介するのが、バスケットボールの世界最高峰のリーグ、NBA!
今や渡邊雄太選手、八村塁選手と日本人プレイヤーが大活躍しているので、なじみ深い方も多いはず。
NBAは10月にシーズンが開幕し、全30チームが6月に行われる頂上決戦「NBAファイナル」でチャンピオンになることを目指します。
シカゴにはChicago Bulls(ブルズ)というチームがあり、かつて「バスケの神様」と称されるマイケル・ジョーダンに、スコッティ・ピッペンやデニス・ロッドマンなどが所属し、1990年代に2度の3連覇を果たした名門!
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シカゴに来る以前、私はWOWOWのアナウンサーとしてNBAの番組を担当していたことをきっかけにNBAのファンになったひとりなので、シカゴに行くと分かったときは「NBA、しかもブルズの試合を観戦できる!」と、とても楽しみにしていたことを今でも覚えています。
実際に観戦すると、選手のダイナミックかつ戦略的なプレーはすさまじく、毎回呼吸することを忘れてしまうほど見入ってしまいます。
さらに、スタジアムの演出が最高に格好いいのです!
コート頭上にある大きなモニターに映し出される映像や会場全体を彩る照明、そこにボルテージの上がった観客の声援も相まってスタジアムの雰囲気は格別!
さすがエンターテインメントの国、アメリカ。
魅せ方の上手さも、現地でのスポーツ観戦を楽しませてくれる要因のひとつかもしれません。
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ちなみに、United Centerは試合の90分前に開場するため、早く行くと選手たちがコートで練習している姿を見ることができるのでオススメです!
また、ブルズのホームゲームにはユニークな席があります。
その名も「BENNY’S SPLASH ZONE」。
なんとこの特定の席のチケットを購入すると、ブルズの大人気マスコットキャラクター、ベニーが大量のポップコーンを撒き散らすのを間近で体験することができるのです。
「体験する」というより「浴びる」という表現の方が適切かもしれません(笑)。
この他にも、ベニーはキレキレのダンスを披露したり、コミカルな仕草や、観客を巻き込んでやりたい放題のパフォーマンスで、いつもファンを湧かせています。
以前NBAのベストマスコット・オブ・ザ・イヤーにも選ばれたほどの愛されぶりで、ベニーのインスタグラムアカウントはNBAマスコットのなかで最もフォロワーが多いそうです!
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* 圧倒的なスピードに一瞬たりとも目が離せない!
  “氷上の格闘技”
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最後に紹介するのが、アイスホッケーのNHL。
32の加盟クラブで構成されていて、9月にシーズンが開幕し、5~6月に行われるスタンレーカップファイナルでチャンピオンが決まります。
アイスホッケーは北米、特にカナダで人気の高いスポーツで、北米のウィンタースポーツの代表格。
シカゴには、Chicago Blackhawks(ブラックホークス)というチームがあり、本拠地はNBAのBullsと同じUnited Centerです。
ブラックホークスは、これまでの歴史で6度チャンピオンに輝き、名誉あるスタンレーカップを手に入れています。
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選手はスティックを見事に操りながら、他競技のボールにあたるパックをゴール目掛けて打ち合うのですが、その圧倒的なスピードや目まぐるしい試合展開に驚き!
なんとシュートスピードは時速160kmにもなるとか!
ときに激しいボディコンタクトもあり、リンク上で乱闘も起こることも……!
その緊迫感と迫力ゆえに「氷上の格闘技」といわれる所以に納得しました。
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また、Blackhawksが得点したときの会場の雰囲気も楽しんでいただきたいポイントのひとつ!
ゴールソングとなっているThe Fratellisというロックバンドの『Chelsea Dagger』という楽曲は一度聞けば頭から離れないキャッチーな楽曲のため、この曲がかかった瞬間、会場の盛り上がりは最高潮に!
ゴールを祝うファンの気持ちを一層盛り上げてくれます。
サッカーをはじめ他のスポーツチームの応援歌としても使われていますが、Blackhawksでは約15年もの長い間チームのゴールソングとして愛され続けています。
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さて、今回はアメリカ4大スポーツのうち、冬に楽しめる3つの競技とそれぞれのシカゴのチームについて紹介しました。
各競技、各チーム、見どころが盛りだくさん!
その競技に精通していなくても、会場の魅力的な演出や規模感、エネルギッシュなファンが作り出す特別な空間を感じるだけでも行く価値あり!
4大スポーツ全てのチームがあるシカゴにいらした際は「スポーツの現地観戦」もプランに入れてみてはいかがでしょうか。
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渋佐 和佳奈(しぶさ わかな)/宮城県のテレビ局で3年半、WOWOWで5年間アナウンサーとして勤務し、2022年4月からアメリカ・シカゴでの生活をスタート。
長年スポーツに携わり、シカゴでもメジャーリーグ・シカゴカブスのリポートを経験するなど、現在もフリーアナウンサーとして活動中。
SNSでは趣味のスポーツ観戦や暮らしぶりを投稿している。
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Instagram
https://www.instagram.com/shibusa_wakana/
お問い合わせ
otonamuseofficial@takarajimasha.co.jp
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(MUSE)
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【NFL】
アメリカ4大スポーツを実際に全て観戦したうえで、アメフトの人気の高さは格別だと痛感!!
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4Fの後方座席でしたが、チケット価格は$160(¥25,000弱)! 
アメフト人気に加え、レギュラーシーズンは16試合しか行われないうちホームゲームは8試合のみのため、チケット価格は必然と高くなります。
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【NBA】
本拠地United Centerのエントランス入ってすぐにあるマイケルジョーダン像は必見!
いつも多くのファンが像の前で記念撮影をしています。
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グッズショップには、今なお人気商品としてジョーダンやピッペンのユニホームが売られています。
現役選手のユニホームが$200に対し、ジョーダンのものは$325!
会場ではたくさんのジョーダンユ二フォームを着た人たちを見かけ、彼の成し遂げた偉業を実感します。
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初めてUnited Centerに足を踏み入れコートを見たときは、感動して思わず涙が……。
しかも、そのシーズンにブルズは5シーズンぶりにプレーオフ進出を決めたため、運よくプレーオフの試合も観ることができました!
会場は独特の緊張感が漂っていました。
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私はこの席に座ったことはありませんが、毎試合この「BENNY’S SPLASH」の時間は会場が大いに盛り上がります!
躊躇なく撒き散らす様子は何度見ても笑ってしまいます。
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【NHL】
選手は子どもたちの憧れの存在で、試合前リンクを囲うフェンスの周りにはメッセージボードを掲げた子どもたちの姿がたくさん!
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シーズン中United CenterはNHLとNBAの本拠地としてフロアを共有するため、このアイスリンクの氷は断熱材としてそのまま置かれ、その上に45人のクルーによって2時間かけてバスケットボールのサーフェスが重ねられるそうです。
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The Fratellisの『Chelsea Dagger』がかかると、会場のボルテージが一気に上がります。
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長女は2007年にアメリカの州立大学に入学し、長男は2013年にアメリカ州立大学に入学した。
2011年から長女はシカゴに住んでいる。
そのためシカゴには、大変親近感がある。
シカゴや四大スポーツの名門がそろっている。
リグレーフィールドでカブスとホワイトソックスの試合を娘たちに連れて行ってもらった。
球場の雰囲気はさすがアメリカって感じ。
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追伸:

妻とヤマト運輸と協働センターとビッグ富士(スーパー)に行った。

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追伸2:

元錦鯉(ヒメダカ・ヌマエビ)に水足しをした。
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水車池(マゴイ・ワキン・フナ・ウグイ・カワムツ・オイカワ・タナゴ・モツゴ・ドジョウ・メダカ・ザリガニ・カニ・エビ)に水を足した。
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亀小屋のカメ達(イシガメ・ウンキュウ・クサガメ)の水足しをした。
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追伸3:
今日、風呂に入りながら聴いたアルバムは、
「The Stars of Country Music: 15 Original Albums & Bonus Tracks (2015)DISC10(レスター・フラット&アール・スクラッグス 1957)」(21~24)
1914年生まれテネシー州出身のカントリー・シンガーソングライター。
1924年生まれノースカロライナ州出身のカントリー・ギタリスト。
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追伸4:
2005年仏・米映画「トランスポーター2」をまたまた…観た。
<危険な運び屋稼業から足を洗ったフランク(ジェイスン・ステイサム)は、今はマイアミに移り、麻薬担当大臣(マシュー・モディーン)の息子ジャック(ハンター・クラリー)を車で送迎する仕事に就いていた。
だがある日、看護師に扮した女殺し屋(ケイト・ノタ)に病院で襲われ、ジャックが誘拐されてしまう。
一味はジャックに殺人ウイルスを注射し、麻薬撲滅サミットに参加する父に感染させようとしていた。
その企みを突き止めたフランクは、ウイルスの解毒剤入手と陰謀阻止のため敵のアジトに乗り込む。>
1967年生まれイングランド出身の俳優ジェイソン・ステイサム主演のカーアクション映画だね。
1965年生まれイタリア出身の俳優アレッサンドロ・ガスマンも出ている。
1974年生まれアリゾナ州出身の女優アンバー・バレッタも出ている。
1982年生まれオレゴン州主演の女優ケイト・ノタも出ている。
1959年生まれカリフォルニア州出身の俳優マシュー・モディーンも出ている
監督は、「ダニー・ザ・ドッグ」「タイタンの戦い」などのルイ・レテリエ。
プロの運び屋の活躍を描いたヒット作「トランスポーター」の続編となる作品。
ジェイソン・ステイサムは大好きな俳優の一人。
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