『「オーガズムを知らないまま死ぬのかなと…」38歳の女性が「女性用風俗」を利用した理由とは?』
-
-
最近、女性たちの性との向き合い方が明らかに変わってきた。
-
巷でよく耳にする女性用風俗、通称“女風”が人気だというのも、その流れのひとつ。
一体どんな女性たちが、どのような目的で女風を利用しているのだろうか。
彼女たちの体験談から見えて来た現代“ニッポンの性”のリアルを、恋愛コラムニストのさかいもゆるが語る。
-
コロナ禍を経て、人々の性に対する向き合い方が変わったのを肌で感じている。
ステイホームで他人との距離感やコミュニケーション手段が見直され、セックスやプレジャーの方法も増えた。
そして自分をみつめる時間が増えた結果、セクシュアルな悦びはウェルビーイングにも繋がっているものであると、再びその価値を皆が思い出し始めたのだ。
フェムテック市場の規模が2019年から上昇し続けていることからも、特に女性たちの意識が急激に変化していることがわかる。
-
SNSやネット記事でも、ママ活やレンタル彼氏などという単語を目にする機会が急増している。
有名YouTuberが「女性用風俗を利用してみた」という動画を上げれば即日に85万回が再生され、女子会では夫とセックスレスの友人が「私も利用しようかな」と口にする。
インスタではレンタル彼氏のリール動画が上がってくるし、セックストイで知られるTENGA社の女性社員たちが「お気に入りのオモチャ」を紹介するインスタライブが、女性フォロワーたちで盛況だと聞く。
今まで「存在しないもの」と蓋をされがちだった“女性の性欲“が、ようやく大っぴらに語られるようになったのだ。
私の周りの女性たちも、性の探求に好奇心を示し、それを隠さなくなった。
-
2023年10月25日時点で、女性用風俗情報サイト「Kaikan」に掲載されている全国の女性向け風俗の店舗数は296、セラピストの数は5251人も存在する。
試しに有名チェーン店のサイトを開くと、20代の可愛いアイドル系から50代のイケオジまで、様々な好みに対応する男性セラピストたちが在籍しているようだ。
プロフィール画像を見ながらタイプのセラピストを選び、プレイの内容もメニューの選び方しだい。
お金を払えば、チヤホヤされて性的快楽を味わえる充実の時間が保証されている。
コスパや「タイパ」を重視するインターネット世代には、もしかしたらリアルな恋愛よりも受け入れやすいのかしら、とも思う。
-
女風に「80万円突っ込んだ」という38歳のAさんは既婚者だ。
学生時代から付き合って結婚した夫とは仲がいいけれど、セックスで快感を感じたことがなかった。
30代半ばになり、「私の人生、オーガズムを知らないまま終わってしまうのかな」と思い始めたタイミングで女風を知ったという。
恋愛要素は1ミリも求めておらず、とにかくイカせてもらうことが目的。
お店に電話で「誰でもいいのでテクニシャンをお願いします」とリクエストし、選ばれた5人のセラピストを次々試したこともあるという猛者。
-
「やっぱり最初は不安がありましたよ。
女風の口コミ掲示板を読みまくって、良さそうなセラピストにアタリをつけて……」。
初回はホテルで話だけするつもりだったのが、「プロだけに距離の縮め方が上手くて」、いつの間にか自然にイチャイチャして、性感マッサージしてもらう流れに。
しかし彼とはいまいち相性が良くなかったため、その後も色々なセラピストを試し、結局、口コミ掲示板で人気ナンバーワンだったXさんのテクニックで、生まれて初めてオーガズムに達することが出来た。
-
初めからイケたわけではなく、4回目まではXさんが指や口でいろんなことを試して、Aさんの身体を“開発”してくれたそう。
女性はセックスにハマると情が移ってしまうことがあるけれど、普段から「お金大好き」と公言するXさんとは、「ビジネスだと割り切れたから、最初から快感を得ることだけに集中できたのもよかったのかも」と語る。
「これがセフレ相手だったら、もっと相手に気を遣ったりしたでしょうからね」。
-
別の女風経験者、45歳のBさんも既婚者。
紙ショーツと紙ブラをつけてのオイルマッサージに、「特別なオプション」もつけられる店舗を利用した。
夫とは5年ほどレスだけれど常に恋人はいて、性的な不満があったわけではない。
そのサービスを利用したのも、生理前のむくみを解消したかったから。
だけど施術者のマッサージの腕が「今まででいちばん上手だった」ので、「この人ならいいかな」とオプションをリクエスト。
「彼のテクニックが確かだったから信頼感が芽生えて、思い切って飛び込めたんだと思います」。
-
半年に1回くらいの頻度で、「何となくスッキリしたいときに」同じセラピストの元に4回ほど通った。
性欲解消というよりは、「マッサージのついでに気持ちよくなれるものがついてくる」、エステのような感覚。
最後に会ったとき、セラピストのことを好きになりそうな自分に気づいて、そこからは女風を利用していないという。
哲学書について語り合えるその施術者は、知的で、話していても楽しかった。
-
「いくつになっても何かにときめいている自分でいたい」というBさんにとって、女風はセクシュアルな行為そのものではなくて、新鮮さに惹かれていたのだと彼女は自己分析する。
「ゴルフを始めて最初の頃、上達していく過程にワクワクした。
そういうときめきと似ていたかもしれない」。
-
今回話を聞いた女性はたまたまふたりとも既婚者だったけれど、女風をテーマにした漫画『僕は春をひさぐ』や『女性に風俗って必要ですか?』で描かれているように、皆が女風を利用する理由は人それぞれ。
私の周囲でも、バツイチの実業家で「もう泥沼恋愛は懲り懲り」とお金で擬似恋愛を楽しむ人や、男性との交際歴がない女性など、様々なケースを聞く。
-
ただ、AさんもBさんも「恋愛要素は求めていなかった」にも関わらず、Aさんはその後女風で出会ったセラピストと本気の関係になりそうになって会うのをやめた経緯があるし、Bさんもハマりそうな自分を察してやめた。
口コミ掲示板などを見ても、セラピストに沼っている利用客が存在するのは事実のようだ。
ふたりとも、「あくまでもサービスだと割り切って楽しめる人には向いているけれど、そうでないと心まで持っていかれる危険性はあると思う」と口を揃える。
-
そこを理性や自制心でコントロールできる自信があるのならば、好みの男性ふたりを侍らせた3Pやお泊まりでのデートコースなど、インターネットからあなたの性癖を満たすメニューをネットショッピング感覚で気軽にポチれる女風は、プレジャーの選択肢のひとつになるかもしれない。
もちろん、身体に関するとてもプライベートなサービスなので、自分が納得できている状況であることが大前提だけれど。
-
最後に、女風の利用を検討している方へAさんとBさんからのアドバイスを。
-
■1. セラピストはテクニックだけでなく、コミュニケーション能力も重視して。
-
上手なセラピストは必ずコミュ力も高いはず。
プレイ前の会話からあなたの求めるものを見抜き、スマートに雰囲気づくりするためにも、お店のブログなどからセラピストのコミュ力をチェックしておこう。
-
■2. 色恋営業していそうなタイプのセラピストは極力避ける。
-
もしセラピストに沼りたくないのならば、ブログやSNSで自分に酔ったポエムを書いているようなセラピストは避けるのが無難かも。
-
■3. セラピストは口コミが多い人から選ぶ。
-
基本的に、セラピストは実績がある人の方が安心できる。
それはレストランやコスメを選ぶときと同じこと。
直感ではなくデータを見た上で、いい評価を受けている人から選ぶべし。
-
<さかいもゆる>
恋愛コラムニスト。
女性誌を中心に、バツイチやアラフォー以降で結婚した“晩婚さん”などを取材したインタビュー読み物や、恋愛コラムを執筆。
-
-
(FIGARO.jp)
-
-

『ステイホームで他人との距離感やコミュニケーション手段が見直され、セックスやプレジャーの方法も増えた。』
時代は集団から個になってるね。
世間では会社の飲み会もやらなくなった。
やるとしても営業時間内で、時間オーバーは残業手当付。
風俗に行ったり、パートナーと楽しんだり、個人で楽しんだりが増えたのだろうね。
-
-
-

追伸:

封書が来たので中のハガキを年金機構に出した。

-

追伸2:
庭を散策して、西と東のビオトープ(メダカ・ミナミヌマエビ・タニシ・カワニナ)の水面の落ち葉をトングで挟んで庭に撒いた。
-

追伸3:
今日、風呂に入りながら聴いたアルバムは、
「The Stars of Country Music: 15 Original Albums & Bonus Tracks (2015)DISC6(アーネスト・タブ 1961)」(10~12)
1914年生まれテキサス州出身のカントリー・シンガーソングライター。
-
追伸4:
2017年米映画「ダークタワー」をまたまた…観た。
<ニューヨークに住む少年ジェイク(トム・テイラー)は、巨大なダークタワーを巡って拳銃使いと黒衣の男が戦う悪夢を毎夜見ていた。
そんなある日、夢に出てきたものと同じ屋敷を見つけて中に入ると、そこは夢の中で見る“中間世界”とつながっていた。
ジェイクは中間世界をさまよい歩き、拳銃使いのローランド(イドリス・エルバ)と出会う。
父の仇である黒衣の男ウォルター(マシュー・マコノヒー)を捜していたローランドは、ジェイクがその居所を知る鍵であることを知り、行動を共にする。>
1972年生まれイングランド出身の俳優イドリス・エルバ主演のダークファンタジー・アクション映画だね。
1969年生まれテキサス州出身の俳優マシュー・マコノヒーも出ている。
2001年生まれイングランド出身の俳優トム・テイラーも出ている。
1985年生まれ韓国出身の女優クローディア・キムも出ている。
1981年生まれカリフォルニア州出身の俳優フラン・クランツも出ている。
監督は、「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮」「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」などのニコライ・アーセル。
スティーブン・キングが1970年代から30年もの歳月をかけて完成させたライフワークともいえる小説「ダークタワー」シリーズを実写映画化。
-

-

-

-