『日本性機能学会調査で判明した♂の性の悩み
早漏でも女性に拒否されないコントロール術』
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性格の相性はバッチリでも、性的な相性がバッチリとは限らない。
自分の理想も相手の理想も、ズレることはよくあるだろう。
閨の悩みが深いことが、日本性機能学会の調査で改めて浮き彫りとなった。
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2006年に生まれた「草食男子」は元々、現関西大学総合情報学部特任教授の深澤真紀氏が「恋愛やセックスにガツガツしない男性」を褒める意味で使用したが、真逆の「恋愛やセックスに奥手な男性」と批判的な意味で広がった。
09年には流行語大賞トップ10になり、そのまま定着し、女性をまったく求めない「絶食系」も派生。
「草食」や「絶食」は今、男女のセックスレスを象徴する言葉になっている。
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そんな中、日本性機能学会は今年、25年ぶりに「性機能障害の全国実態調査」を実施。
その結果をまとめたところ、深刻な現実が明らかになった。
対象は20~79歳の男性3万7485人で、5月29日から6月24日にかけてインターネットで行われた。
回答は6228人(回答率16.6%)。
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注目すべき項目のひとつはEDだろう。
EDの簡易診断で勃起時の硬さを調べる評価項目で検討した結果、EDの有病者数は1401万人。
25年前の調査結果を300万人近く上回る。
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■絶食男子2割、オナニー「毎日」3割
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中高年が仕事や家庭のストレスでEDになるのはさもありなんだが、今回の結果が興味深いのは20代の“絶食ぶり”だ。
「性欲をほとんどまたはまったく感じない」と回答したのは全体の28.5%で、20~24歳でも20%を超えたのだ。
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「草食」は深澤氏が命名した意味ではなく、否定的な内容で若者に定着していることがうかがえるが、そうはいってもオスの本能なのか、オナニーは盛んで、20~24歳は「毎日」が3割。
20~30代に広げると、「毎日」「1週間に1、2回程度」を合わせると8割に上った。
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性欲や性機能に関する調査は、世界的にコンドームメーカーが行うケースが多い。
今回はそうではなく、性機能を専門とする学会調査だけに信頼性が高い。
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セックスに関する相談窓口「せい相談所」代表キム・ミョンガン氏が言う。
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「昔からオナニーにハマる男性は一定数いて、より強い刺激を求めるようになります。
かつてはエロ本を見ながらペニスを布団や畳にこすりつけたりする程度でしたが、今や精巧なエロ動画は3Dで、人肌かと錯覚するようなオナニーグッズも珍しくありません。
最新のオナニーに慣れて刺激がエスカレートしたら、口説いたり駆け引きしたりする恋愛を面倒に感じる男性もいるでしょう。
絶食男性が2~3割いる一方で、オナニーの割合が高いのは、そんな現実を反映していると思います」
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それでも7割くらいは性欲があるわけで、ではセックスの頻度はどうなのか。
1カ月に1回未満を「セックスレス」と定義した結果、全体の7割が該当したという。
ま、頻度については、1週間に1回でも、2カ月に1回でも、お互いが満足していればいいが、厄介な悩みが持続力か。
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* 17パーセントの女性は挿入5分未満でOK
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今回の調査では早漏についても質問していて、早漏を悩む男性は22%。
有病者数は993万人に上る。治療した人はわずか4.6%だが、治療希望者は5割。治療経験者と希望者のギャップから、「何とかしたい」という男性が少なくないことが見て取れる。
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国際的なスタンダードになっている米泌尿器科学会によると、早漏は挿入から1分以内、もしくは挿入前の射精を指す。
確かにあっという間に果ててしまった男性は、妻や彼女の手前、情けなさが募るかもしれない。
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しかし、前出のキム氏は「女性が早漏の男性を嫌うのは、早漏そのものではなく、ほかの理由がほとんどです」と言う。
そこで、早漏の拒否理由を含めてキム氏に詳しく聞いた。
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「私のところに相談に来られる女性の場合、ほぼすべて性的に満足していません。
その原因のひとつに、男性目線の強引で独り善がりなセックスがあります。
男性は自分への前戯はしっかりと求めるのに、女性への前戯はおざなりで、勃起するとすぐに挿入して、発射したらオシマイ。
女性の話を聞くと、そんな男性の背景に早漏があるのです。
男性にとっては“早撃ち”を気にして、勃起したらすぐに挿入したくなるのですが、女性にとっては乱暴なプレーにまったく濡れず、受け入れ態勢が整わないから痛みが強くなります。
女性が男性の誘いを拒否するのは、妊娠や出産を除くと、ほとんどが痛みを伴うケース。
早漏の男性は、“早打ち”を隠そうとして女性への前戯が不十分かつ雑だから、拒否されるのです」
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浜松町第一クリニックは昨年、「セックスに関する男性と女性の“ホンネ”実態調査」を実施。
前戯や挿入の時間、早漏や遅漏などについて、20~50代男女各2600人を対象に意識の違いを調べている。
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早漏について男女とも「1~3分未満」を基準とする回答が最多だが、理想とする挿入時間は微妙なズレがあった。
女性は「5~10分未満」が24.6%と最多で、「1~3分未満」「3~5分未満」も合計17%と少なくなかった。
「10~15分未満」(26.6%)を理想とする男性より、女性は“ショート決着”を望む傾向があるのだ。
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その要因として「“ホンネ”実態調査」が分析しているのも、女性の痛みだった。
セックス中に痛みを感じたことがある女性は67.4%。痛みがあると、54.9%は「満足できない」と回答し、86.9%は「痛みがなければ満足度が上がる」としている。
痛みの原因のトップ2がキム氏の指摘通りで、「前戯不十分による潤い不足」(37.7%)、「雑、下手、激しすぎるなどの前戯の方法」(28.7%)なのだ。
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* ムスコは九回まで我慢、手と口でつなぐ
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この点を踏まえると、早漏の人は意識改革が欠かせないという。
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「早漏の人は、自分のムスコで相手を満足させようとする意識を一切捨てて、手や口をとにかく優しく使って前戯をたっぷりとすることです。
そうやって相手の性感をしっかりと高め、前戯で絶頂を感じさせたら、最後の最後でムスコを使えばいい。
野球に例えるなら、勝ちゲームで九回のマウンドに登場する抑えの切り札のようなイメージです。
そんなふうにムスコを使えると、よほど性欲の強い女性でない限り、女性から拒否されることは少なくなります」
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「“ホンネ”実態調査」でも、ローションの使用やソフトな前戯、前戯時間の延長などを解決策のトップ3に挙げている。
こうした工夫と意識改革で早漏を克服したり、早漏と折り合えたりできればいいが、「やっぱり何とかしたい」という人には奥の手があるという。
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「早漏の人は、自信をつけることが重要なので、抗ED薬で勃起力を強めると効果的です。
薬を使うことで射精時間の延長が期待できるほか、2回戦、3回戦も可能になります。
そうやって経験を積み、自信をつけることで、改善できる可能性が高い。
ただし、その場合は、妻や彼女ではなく、風俗で練習した方が無難でしょう。
パートナーの前では緊張しますから、風俗で料金を払って事情を説明した上で割り切って練習する方がいい」
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抗ED薬を利用するときは、使えない病気もあるので医療機関に相談すること。
薬で自信をつけたからといって、オラオラ系に戻り、パートナーへの前戯が再び雑になってしまっては本末転倒。
そこは、しっかりとソフトに、をお忘れなく。
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(日刊ゲンダイ)
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『EDの有病者数は1401万人。
25年前の調査結果を300万人近く上回る。』
日本人の♂の4人に一人がEDなのだね。
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『「性欲をほとんどまたはまったく感じない」と回答したのは全体の28.5%で、20~24歳でも20%を超えたのだ。』
性欲も低下しているね。
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『オナニーは盛んで、20~24歳は「毎日」が3割。
20~30代に広げると、「毎日」「1週間に1、2回程度」を合わせると8割に上った。』
中年以降は下がるだろうね。
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追伸:
庭を散策して、西と東のビオトープ(メダカ・ミナミヌマエビ・タニシ・カワニナ)の水面の落ち葉をトングで挟んで庭に撒いた。
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追伸2:

イデミツに行った。

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追伸3:
今日、風呂に入りながら聴いたアルバムは、
「ティナ・ターナー クイーン・オブ・ロックンロール(2023)」DISC3(3~5)
1939年生まれテネシー州出身のロック・シンガー。
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追伸4:
2016年米映画「ターザン REBORN」をまた観た。
<19世紀末の英国ロンドン。
数奇な運命からアフリカ・コンゴの密林で動物たちに育てられた野生児ターザンことジョン・クレイトン(アレキサンダー・スカルスガルド)は帰国後、家督を継いで貴族となり、裕福に暮らしていた。
ある時、政府からの要請を受けたジョンは妻ジェーン(マーゴット・ロビー)を連れて、育ちの故郷であるコンゴへ赴く。
だがそれは、ベルギー王の密命を受けてこの地で採れるダイアモンドの独占をたくらむ野心家ロム(クリストフ・ヴァルツ)と、ターザンを恨む首長ムボンガ(ジャイモン・フンスー)が仕組んだ罠で……。>
1976年生まれスウェーデン出身の俳優アレクサンダー・スカルスガルト主演のアクションアドベンチャー映画だね。
1948年生まれワシントンD.C.出身の俳優サミュエル・L・ジャクソンも出ている。
1990年生まれオーストラリア出身の女優マーゴット・ロビーも出ている。
1964年生まれベナン出身の俳優ジャイモン・フンスーも出ている。
1956年生まれオーストリア出身の俳優クリストフ・ヴァルツも出ている。
監督は、「ペイン・ハスラーズ」「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」などのデヴィッド・イェーツ。
エドガー・ライス・バローズの古典小説「ターザン」シリーズを原作に、ジャングル育ちの英国貴族ターザンの新たな冒険を描く。
クリストフ・ヴァルツは大好きな俳優の一人。
マーゴット・ロビーは、好きな女優の一人。
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