『“どちらかというと変態”な女性作家が「初めてのオーガズム」のために重ねた努力の数々』
-
-
性的なことに好奇心旺盛、なのにオーガズムだけはまだ知らない──そんな悩みを抱える作家のキャサリン・スミスは、長年にわたりオーガズムのためのあらゆる投資をしてきた。
-
オーガズムがないという理由で元彼たちから浴びせられたひどい言葉の数々、セックス・セラピストたちとの対話、そして“凄腕”の男性マッサージ師たちによる施術など、自らの体験を赤裸々に語りながら、「女性のオーガズム」を取り巻く社会を筆者が書き尽くす。
-
* 私たち、なんでイケないの?
-
私は39歳、女性。
自分の知る限りでは、オーガズムに達したことがない。
「自分の知る限りでは」とわざわざ書いたのは、夜をともにした男性からも、親友からも、かかりつけの婦人科医からでさえも、「本当にそうなのか」とよく聞かれるからだ。
-
そういう質問をされると、どことなく見下されているようにも感じるが、同時に、私や私と同じような境遇の人たち(研究によると、オーガズムの経験がない女性の割合は5~10%と言われている)は、じわじわと自己不信に襲われる。
-
「実はオーガズムに達しているけど、自分で気づいてないってことはないかな?」と、友人のリジー(仮名)はあるとき私に言った。
-
「オーガズムってそんなにすごいものじゃないのかもよ?」
-
それを聞いて、私は一瞬考えた。
私はセックスが好きだ。
それにたぶん、私はどちらかというと変態なほうだと思う──たいていのことは試してきたし。
-
けれども、どんなに楽しんでいたとしても、一人でしているときもパートナーと一緒のときでも、積み上げてきた肉体的な快楽が冷めて無になってしまうか、耐えがたいほど不快な感覚になるときが必ずやってくる。
自分で想像し、ときには夢にまで見る恍惚感も解放感も得られないのだ。
-
「それはオーガズムじゃないと思うな」と私はリジーに言った。
「私たちだってそんなに間抜けじゃないでしょ」
-
* 若い頃は問題なかったけど…
-
オーガズムを得られなくても、10代や20代の初めの頃は困ることがなかった。
浴槽の蛇口の下に下腹部をもってきて水を当てれば、上に書いたような、気持ちいいけれども最後には耐えられなくなる感覚になることはわかっていた(11歳くらいのときからだと思う)。
-
それだけでなく、自分ではない誰かに触れたり触れられたりする新鮮さを、私は何年も楽しんできた。
大学に進んで以降、肉体関係が珍しくなくなってからも、私はけっこう冷静な気持ちでいたのを覚えている。
-
「男の子たちは何もわかってないのよ」。
大人になってからも私を診てくれていた小児科医の先生は、私が相談するとこう言った。
もちろん、彼女はだいたい正しかった。
女性にイッたかどうか聞くという発想すらない男性だけではなく、私を満足させることを、ある種の男らしさを競うコンテストのようにとらえている男性にも、これは当てはまる。
そんな男性とするときは、私もまた観客のようになるからだ。
-
私はストレートのシスジェンダーの女性としての経験しか語れないが、レズビアンの女性の86%が性行為の際、ほぼ毎回、あるいは毎回必ずオーガズムを感じると答えているのに対し、異性愛者の女性はその割合が65%にとどまっていることは興味深い。
-
* オーガズムのための必死の努力の末に…
-
それでも、何もわかっていないわけではない男性もいた。
私が25歳のときに出会い、今では私の元夫になった男性もそうだった。
-
彼は一緒に過ごした最初の夜から、私のクリトリスについて不思議なほどよく理解しているようで、私を驚かせた。
逆説的だが、私たちが性的に非常に強く惹かれ、この人こそがいつか私を絶頂まで導いてくれるかもしれないという期待が生まれたことは、私のフラストレーションの引き金になり、行動するきっかけにもなった。
-
彼と付き合いたての頃、私は250ドル払ってセックス・セラピーの予約をとった。
そこで、成長中のとても儲かるビジネス、女性のオーガズム産業を垣間見ることとなった。
-
ほとんどがグレーの色合いで統一されたオフィスで、ぽっちゃりした初老の女性セラピストは私に、ダークチョコレートをもっと食べること、避妊をやめること、アメリカ南西部のどこかで1日中マスターベーションを行う「オーガズム・キャンプ」なるものに申し込むことを勧めてきた。
-
彼女はまた、1980年代の女性向けポルノ、おすすめのハーブとビタミン剤のリスト、それにバイアグラの処方箋を渡してくれた。
私の性別ゆえに、最初は処方を薬剤師に拒まれたけれども。
-
それから何ヵ月もの間、私は彼女のアドバイスに忠実に従い、毎日マスターベーションをし、デートの夜にはバイアグラを飲み、毛先をブリーチした髪を立てて漂白したジーンズを履いた気弱な配管工が出てくるありえないポルノに耐え、ピルを飲むのをやめるまでした(オーガズム・キャンプは高すぎて無理だった)。
-
だが、私のセックスライフはその後もずっと楽しかったのに、イクことはできなかった。
繰り返すが、リジーや私のような女性にとっては、喜びと絶頂は同義ではないのだ。
-
結局、このような努力に疲れ、ちょっとうんざりしてきたので、自分にはオーガズムがないという運命を、当時の私は再び受け入れるようになった。
-
-
(COURRIER JAPON)
-
-

『研究によると、オーガズムの経験がない女性の割合は5~10%と言われている』
同じ愛撫をやったとしても、感じやすい女性も、感じにくい女性も、いかない女性もいるね。
また、いくふりをする女性も日本人には多いだろう。
-
『レズビアンの女性の86%が性行為の際、ほぼ毎回、あるいは毎回必ずオーガズムを感じると答えているのに対し、異性愛者の女性はその割合が65%にとどまっている』
男は、女の気持ちもわからないし、自分本位のセックスだからね。
-
『アメリカ南西部のどこかで1日中マスターベーションを行う「オーガズム・キャンプ」』
さすがアメリカ。
「オーガズム・キャンプ」で毎日オナニーは若くなければできない。
擦り切れてしまう。
-
-
-

追伸:次男を学校に送って行った。

-

追伸2:
庭を散策して、西と東のビオトープ(メダカ・ミナミヌマエビ・スジエビ・ヒメタニシ・カワニナ・ドブガイ・シジミ)の水面の落ち葉などゴミをゴミ拾いトング挟んで捨てた。
-

西と東のビオトープでウキクサを探したが見つからなかった。
-
錦鯉池(錦鯉・ヒレナガゴイ・ワキン)に水を足した。
-

追伸3:
今日、風呂に入りながら聴いたアルバムは、
「ビリー・ホリデイ 10CD-SET DISC5(1~3)」
-

追伸4:

梅雨の雨の中、次男を学校に迎えに行った。

-

追伸5:
1991年米映画「ナイト・オン・ザ・プラネット」を観た。
<ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキ。
5つの都市でタクシー運転手5人が乗客を乗せて走る。
LAではキャスティングディレクターのヴィクトリア(ジーナ・ローランズ)が運転手コーキー(ウィノナ・ライダー)に女優業を勧める。
ニューヨークでは黒人男性ヨーヨー(ジャンカルロ・エスポジート)が勤務初日の移民ヘルムート(アーミン・ミューラー=スタール)に代わってタクシーを運転する。
パリではコートジボワール出身のイザーク(イザック・ド・バンコレ)が盲目の女性客(ベアトリス・ダル)を乗せる。
ローマでは神父(パオロ・ボナチェリ)を乗せたおしゃべり運転手ジーノ(ロベルト・ベニーニ)が一方的に懺悔を始める。
そしてヘルシンキではミカ(マッティ・ペロンパー)が3人の酔っ払いを乗せる。>
1971年生まれミネソタ州出身の女優ウィノナ・ライダー主演のオムニバス映画だね。
1930年生まれウィスコンシン州出身の女優ジーナ・ローランズも出ている。
1958年生まれデンマーク出身の俳優ジャンカルロ・エスポジートも出ている。
1930年生まれロシア出身の俳優アーミン・ミューラー=スタールも出ている。
1964年生まれニューヨーク州出身の女優ロージー・ペレスも出ている。
1952年生まれイタリア出身の俳優ロベルト・ベニーニも出ている。
監督は、「デッド・ドント・ダイ」「パターソン」などのジム・ジャームッシュ。
-

追伸6:

「からやま」に行った。

パーティーセットをテイクアウトした。

-

追伸7:
2019年米映画「レプリカズ」を観た。
<神経科学者ウィリアム(キアヌ・リーブス)は死後間もない人間の意識をデータ化してコンピュータに移す研究に励むが、なかなか成功に至らず研究打ち切りの危機に瀕していた。
そんなある日、車で家族旅行に出かけたところ、真夜中の道路で交通事故を起こしてしまい、妻(アリス・イヴ)と子ども3人(エムジェイ・アンソニー、エミリー・アリン・リンド、アリア・リーブ - ウィリアム)が命を落とす。
絶望のどん底に陥ったウィリアムは、家族の遺伝子からクローンの肉体を製造し、さらに自らの研究技術で脳のデータをクローンに転送しようとする。
失意の中でフォスターはタブーを犯し、家族の身体をクローン化させ、意識を移し変えることで完璧なレプリカとしてよみがえらせることに成功する。
家族との幸せな日々を再開しようとするウィリアムの前に、研究サンプルとして家族を奪おうとする政府組織が襲い掛かる。>
1964年生まれレバノン出身の俳優キアヌ・リーブス主演のSFアクション映画だね。
1982年生まれイングランド出身の女優アリス・イブも出ている。
1982年生まれカナダ出身の俳優トーマス・ミドルディッチも出ている。
1968年生まれニューヨーク州出身の俳優ジョン・オーティスも出ている。
2003年生まれフロリダ州出身の俳優エムジェイ・アンソニーも出ている。
監督は、「トレイター 大国の敵」「Hollywood Palms」などのジェフリー・ナックマノフ。
-

-

-

-