「今日はぁ、
泣いた赤鬼
のお話し
でシュ・・・ 」
「おっ、
昔話だね・・・ 」
「消費税が
上がって
泣いたのじゃぁ
無いでシュよ。 」
「はい。
私も、
そう思います。 」
「むかぁ～し、
昔・・・・
そのまた、
ちょっと昔・・・ 」
「ちょ・・・・
って・・・
そこ、別にちょっとで
無くていいでしょ。 」
「赤鬼シャンとぉ
青鬼シャンがぁ、
おっちゃん家の
お隣に住んで
いたでシュ・・・ 」
「へっ・・・
うちの隣なの・・・ 」
「ある日、
赤鬼シャンはぁ、
おっちゃん家に
醤油を借りに
出かけたでシュ。 」
「醤油・・・
切らしたのね・・・ 」
「その時、
悲劇はぁ
起こったでシュ
」
「ほぅ・・・・ 」
楽屋裏 
*:..｡o○☆ﾟ･:,｡*:..｡o○☆
「おっちゃんはぁ
ちょうど、
タマネギを刻んで
お料理のお手伝いを
していたでシュ・・・ 」
「おおっ・・・
って、あっくん♪・・・
何となく結末が
解ったのですが・・・ 」
「そうなんでシュ。
目にツーンでシュ
赤鬼シャンはぁ、
ぼろぼろと
泣いて帰って
しまったでシュ
」
「・・・・・
」
「それを見ていた
青鬼シャンはぁ、
真っ青になって、
『こんな恐いところは
いやだァ 』と叫んで
どこかへ逃げてしまった
でシュ。 」
「青鬼だからぁ、
もともと青いのよ。
あっくん♪。 」
「残された
赤鬼シャンはぁ、
それからも
醤油が切れたらぁ
おっちゃん家に
借りに出かけた
でシュ・・・ 」
「で、醤油・・・
もしかして、
借りっぱなしに
なっていないですか。
あっくん♪・・・ 」
その点はぁ、
昔のことなのでェ、
記録が定かでない
でシュ・・・
めでたし めでたし
でシュ・・・
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おしまい