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お久しぶりね
小柳ルミ子
お久しぶりね
あなたに会うなんて
「お寿司は
ブリでシュ
穴子に鯛でシュ~ 」
あれから何年
経ったのかしら
「あれから
何皿
食べたのかしらぁ~ 」
少しは私も
大人になったでしょ
あなたはいい人
できたでしょうね
「少しは私も
お腹ふとったでシュ~
あなたは良いもの
食べたでシュよね~ 」
お茶だけのつもりが
時の経つのも忘れさせ
別れづらくなりそうで
なんだか こわい
「おっちゃん
だけのつもりがぁ
ドッキリするほど食べられてェ
勘定足りなくなりそうで
なんだか こわい~ 」
それじゃあ
さよなら元気でと
冷たく背中を向けたけど
今でもほんとは好きなのと
つぶやいてみる
「それじゃあ
サヨリで最後だと
冷たく背中を向けたけど
・・・でシュ
今でもほんとは食べたいと
つぶやいてみる
・・・でシュ」
もう一度もう一度
生まれ変わって
「もう止めよ、
もうダメよ。
もう帰ろうよ~ 」
もう一度もう一度
めぐり逢いたいね
「もう一つ、
もう一つゥ ・・・
めぐり
食べたいでシュ~ 」
楽屋裏
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「次ぃ
二番もいくでシュ。 」
「あっくん♪・・・
食べ過ぎ。
もう、お財布の中
・・・・・
ほらね。なし」
「ぶぅ
・・・・・ ゲプッ
じゃ、止めるでシュ。」
「じゃ、一緒に
帰ろうか・・・ 」
「ほいっ・・・
でシュ。
ふぅ、やっぱり
よく食べたでシュ。」
「歌のついでに、
久方に連歌
だぞ・・・
我が腹と、
あっくん♪ 肥えて
秋深し・・・ 」
「一人さびしく
痩せる財布かなぁ
でシュ 」
「やるねェ。
じゃあ、次。
奥さんに
ばれたら最後
冬の稲妻ぁ~ 」
「・・・・・
大丈夫、
僕シャん話して
逃げてきたぁ
でシュ 」
「・・・・・
」
奥シャんは
稲妻のよぉうにぃ~
おっちゃんの
小遣い引き下げたぁ
青ざめた心ふるわせて
立ち尽くす
おっちゃん 立ち尽くす
・・・・・はぁ
おしまい