「口蹄疫のお話の
続きでシュ 」
「まあ、殺さなくて
良いって言ったら、
ウィルスの専門家の
方は、何を馬鹿なこと
をって言われる
でしょうね。きっと・・・」
「なぜでシュか 」
「ひとつには、
野生動物にも感染
する問題があるんだ。」
「ははぁ、
あのイノシシ一家
でシュね。子供は
可愛い、うり坊でシュ。
ちょっと困ったことに
畑を荒らすでシュ。」
「そう、
野生動物に感染
すると対策が困難に
なるよね。 」
「で、戦後ずっと
世界の畜産先進国は、
発生しては殺処分
発生しては殺処分
発生しては殺処分
を懲りずに繰り返して
来たでシュか。 」
「そして、犠牲が
少なければ成功、
多ければ失敗って
言ってるわけ。 」
「半世紀やっても
ウィルスは居なく
ならないでシュね。
そればかりか、
どどどんぱっ
と発生地区が
増えてまシェンか 」
「どうだろう
ただ、言えることは
ただ単なる殺処分と
いう方法だけじゃ、
撲滅にはほど遠い
と言う事実
今後いつ、どこで
被害が生じるか
わからないと言うことを
考えると、ウィルスに
向かい合う
姿勢を検討しても
いいと思うよ。」
「ふぅ
難しいでシュ 」
「ふぅ
そうねェ・・・」
楽屋裏
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
「何とか
ならないでシュかねェ 」
「ワクチンの
欠点はウィルスを
持っているかどうか
判別できなくなる
ことにあるそうだよ。」
「解れば
いいでシュか 」
「そうね。
まさに、その研究が
提案されている
みたいだね。」
「で、ウイルスが
うつったらどうなる
でシュか 」
「殺 」
「でシュか。
やっぱり、殺 でシュ
まあ、うつってもない
のに殺される事がないだけ
幸せでシュ 」
「人間の
倫理観が変われば
別だけどね。
無性に悲しみを
覚えるよ。」
「おっちゃんは、
毛がないと思ったら
お坊さんの様な慈悲
深い人でシュねェ」
「ありがとう。
あっくん♪。ただね、
毛がないは余計だよ 」
おしまい