ポーターですけど、何か?
- ポーターを読む (日経文庫 F 55)/西谷 洋介
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一度は読んでおきたいのですが、
いかんせん、彼の著作は長いです。
あの厚みを本屋で見ると、思わず尻すごみしてしまいます。
そんな訳で、そのポーターの理論を、
新書サイズで軽々と読めるということで、
とりあえず読んでみることにしました。
彼の考えは、大まかに言うと、
1.事業分析→2.戦略ポジションの決定→3.実行
です。
1.事業分析
においては、Five Forces分析と呼ばれる分析手法を提唱しています。
これは、
a.既存業者間の敵対関係
b.新規参入の脅威
c.代替品の脅威
d.売り手の交渉力
e.買い手の交渉力
という5つの側面から、業界の競争構造を暴き出すというものです。
2.戦略ポジション
1で分析した結果に基づき、
その業界における位置取りを決定します。
その際には、必ずと言っていいほど、
「こっちはこれがいいけどあれが悪い」というようなトレードオフが、
各特長によって存在してしまいます。
そして、そのトレードオフにしっかりと対応して、優先順位を決めてこそ、
より良いビジネスができるとポーターは考えているようです。
このように、企業の収益力の源泉が主に企業外部の環境にあり、
対応方法によって変化が変わるだけだという考え方は、
ポジショニング・スクールと言われるものです。
一方、企業の収益力の源泉が主に企業内部の素材にあるという考え方は、
リソース・ベースト・ビュー(RBV)と言われるものです。
以前のポーターは、前者の考え方を唱えていましたが、
現在は、両方のバランスが大事だと考えているようです。
外部環境の活用も大切だし、内部環境の充実も大切。
自分自身にも言い聞かせたい一言ですね。