食糧難になったら、どうしますか?

何が起きても、

知識があると助かります。

今日は食べられる野草について、

取り上げていきたいと思います。

ハーブ王子こと野草研究家の

山下智道氏のお話を聞いてみましょう。

レシピも探してみました。
(意外にあるものですね。)

(以下要約)
実は野草は物凄くエネルギッシュで、

その野草が人類の歴史に如何に影響を

与えて来たのか?

というところを前回、お話し頂いた。

 

緊急事態で、

食糧が手に入らなくなったとき、

これだけは知っておいた方が良い

食べられる野草を選んでみました。

 

 

【タンポポ】

利点:

誰でも見分けがつく。

1年中生えている。

日本のタンポポは、4~5月で枯れて

しまうが(休眠に入るが)

花の弁のところが、

ひっくり返っているのが、

西洋タンポポと云って、

1年中、生えている。

 

日本に生育しているタンポポの9割は

この西洋タンポポである。

イタリアでは、普通に野菜として、

食べられている。キッシュの中に、

よく入っている。

生でも炒めても、おかゆの中に入れても、

食べられる。

 

根っこは、炒って、

コーヒーの代わりにも出来る。

【タンポポコーヒー】という

商品もある。ノンカフェインです。

 

 

【ヨモギ】

日本に生えているヨモギは、

約50種類ある。

基本はこの種類です。

「カズザキヨモギ」

食べるという用途よりも、

救急箱の薬の代わりにするのが良い。

切り傷や火傷などの炎症が起きた時に、

石でヨモギを潰して、湿布にすると、

止血できる。鎮痛作用もある。

ヨモギと似たような葉がありますが、

見分け方は、ヨモギは、下のほうに、

ちょびっと小さな葉がついています。

これが、ヨモギの特徴なので、

これがあるかどうか、確認してください。

 これがないのは、菊だったりします。

 

 

 

【ノゲシ】

タンポポとの見分け方は、
タンポポはひとつの
茎から
ひとつの花が咲くが、

ノゲシは、ひとつの茎からいくつもの

花が咲いている。

この植物は、レタスに近いグループ

なので、食べやすい。

生は食べにくいので、スープや炒め物、

焼きそばの具にしたりできる。

このノゲシという野草と鯖缶を

炒めて食べるのが好きでした。

豚肉の味噌炒めにノゲシを入れるのもあり。

ノゲシの茎はキンピラに出来る。

ノゲシの花は甘酢漬けにしたら美味しいです。

どこにでも生えている身近な野草です。

 

 

【オオバコ】

どこにでも生えている。

オオバコダイエットがあるくらい

食物繊維も豊富ですし、満腹感が得られる。

生でも、充分食べられる。

サラダでパルミジャーノ等の

チーズと合わせても良い。

毎日食べても副作用のようなものはない。

初心者でも、すぐにオオバコと分かる。

似ている毒草が無いのが、初心者向き。

サイリウム(パウダー)で売っている。

下矢印

サイリウムで作ったわらび餅を、

頂いた事があります!

美味しかったです。

 

【リュウノヒゲ】

(ジャノヒゲ)

根っこを掘り起こすと、

らっきょうみたいなのが、

ついている。

風邪のひき始めの時の薬になる。

そのままかじっても良いし、

お茶にしても良い。

かじると、ショウガにハチミツを

かけたような味がする。

麦門冬湯(ばくもんどうとう)

という漢方の原料になっているもの。

 

 

【クズ】(葛)

漢方の「葛根湯」の原料が、

この葛です。

この葛の葉っぱが良いです。

イソフラボンが多いし、

ちょっと甘くて美味しいです。

葛の葉は、お茶にすると良いです。

葛の花は食べられます。

とても美味しいですし、

お酒を飲む人がこの花をよく食べるそうです。

葛の花は肝臓の解毒をする作用があります。

新芽がアスパラみたいなので、天ぷらが合う。

 

 

【桑】(くわ)

桑の葉は、塩をつけて、

そのまま食べれば良い。

普通に美味しいです。

葉が広がっているところは、

ごわつくので、
新芽を食べると甘いです。

桑はミネラルやビタミンが豊富で、

すごく薬効があります。

 

薬のように植物から、ある成分だけを、

抽出して摂取するよりも、

その植物全体を摂る方が、薬効が生まれる。

というのは、その植物自体が、

バランスが取れているからだ。

 

桑の実は、甘くておいしい。

糖尿病の人にお薦めされる。

グルコースと桑の成分の

デオキシノジリマイシンは、

構造式がとても似ている。

それが、小腸に入った時に、

砂糖と認識されて吸収される間に、

糖が下に落ちていくので、

桑の実を先に食べてくださいと

言われる。

(桑の実は冷凍庫に、いつも入っています。)

スムージーにしても美味しいです。

 

 

 

【オニタビラコ】

どこでも発見できます。

苦みが無いので、スープに入れても良い。

抗アレルギー作用があります。

どこでも発見できます。

不安

私も手始めにオオバコでも、

どこかで探して採取して来て、

食べてみようと思ったんですが、

手軽に手に入ったのは、

たんぽぽの葉でした。

クローバー

サラダにしてみました。

アイスプラントも

一緒に入れています。

タンポポの葉の味は、

香りの無いルッコラです。

カットすると見た目も非常に似ています。

苦みなどもありません。

先入観を持たないで食べれば、

普通に野菜です。

 

 

桑の葉パウダー

(料理にも使える)

 

たんぽぽコーヒー
(ノンカフェイン、

原料はたんぽぽの根)