「いじめ」という言葉は
軽すぎます。
「お前の母ちゃんでべそ!」なんて、
幼い、子供らしい悪口を言うなんて
カワイイものではなく、
「幼い子供が末恐ろしい」
というくらい、
陰湿で残酷な事をするのが、
昨今の「いじめ」です。
「いじめ」という表現では、
軽すぎます。
いわゆる「いじめ」とは、
脅迫、暴行、侮辱を行なう事で、
そのターゲットに対して一生、
治癒することがない心の傷を
負わせているのです。
ターゲットになった子が、
学校に行けなくなれば、
その子の大切な学習の時間、
友達と友情を育む時間さえ
奪っているのです。
人生の大切なもう戻らない時間。
消えない心の傷。
一生続くトラウマ。
場合によっては、
ターゲットになった子が追い詰められ、
自死してしまう事だってあるのです。
これは、ハッキリ言って犯罪です。
その犯罪の被害者になった子供が、
立ち直るのは、
並大抵の事ではありません。
泣き寝入りしたら、
一生、そのまま傷は癒されません。
その敵に対して、
闘った。反撃した。
負けてはいなかった。
という成功体験が、もしあれば、
少しはその傷が癒されるかも
知れません。
でも、暴力はダメです。
非暴力で、その犯罪に対して、
NOを突きつけるには・・・
「卒業文集」という方法が
ありました。
この子は、まだ6年生でありながら、
自身の苦しい経験を表現し、
悪い事は悪いと声を挙げ、
そして、友達に感謝を示し、
前向きな言葉で綴った卒業文集を
書き上げたのです。
「辛い体験を乗り越えた」という
素晴らしい卒業文集を提出したら、
学校側は、
加害者をかばって、
修正を命じて来たそうです。
どう思いますか?
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(以下転載)
2022年度にさいたま市立小学校で、
当時小学4年の男子児童が
いじめが原因で、
一時不登校となり
「重大事態」と
認定された問題で、
現在6年生の男児が、
自身のいじめられた体験を
卒業文集に書いたところ、
学校側から「個人(加害児童)
の特定につながる可能性がある」
として、修正を求められていた
ことが分かった。
男児の保護者は
「応じるつもりはない」
としている。
関係者によると、
男児が作文を書き上げ、
今月16日に提出したところ、
20日に校長の名前で、
「文書の中の『四年〇組』の言葉が、
個人の特定につながる可能性があると
思われるので、
一度相談させてほしい」と
修正を求める旨のメールが
弁護士宛てに届いた。
男児は、「笑顔」という
タイトルの作文の中で
4年生の時にクラスメートから
暴言や暴力を受けて
学校に行けなくなった体験
を記した上で、
心配して、支えてくれた人たちへ
の感謝を胸に、
「いつか恩返しできるように
努力していきます」
「『笑う門には福来る』
のことわざを信じて、
僕は笑顔を大切に生きていきます」
と締めくくっている。
男児の保護者は埼玉新聞の取材に
「担任の名前も加害児童の名前も
書いていないので、
特定されると言われることは
理解できない」とし、
「今のところ、
修正の要求に応じるつもりはない」
と述べた。
学校側は「個別の案件につき、
コメントは差し控える」としている。
一連の問題で市教育委員会は
23年10月、
いじめ防止対策推進法の定める
「重大事態」と認定。
いじめの経緯や事実関係、
学校側の対応が適切だったかを調査する
第三者委員会を設置して、
これまでに被害児童本人や
保護者から聞き取りを
行うなど複数回実施している。
この「卒業文集」修正命令に
関しての意見は、
いじめの加害者を庇護するものは、
皆無に近く、
いじめた児童に対する非難、
学校に対する批判が大半でした。
★一部を紹介します。
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「いじめ」と言っているのは、
被害者の主観。
被害者の一方的な主張だから、
書くべきではない。
という意見もありました。
このケースの場合は、
違うと思います。
「いじめ」として認定されていると
記事にもありました。
よっぽどの酷い事があったと
推測されます。
個人名も書いてないのだし、
自分がいじめをすれば、人が傷つき、
そして、それが何らかの形で、
チクリと責められる事もあるのだと
いう事を学ぶ必要が、(加害者には)
あるのではないでしょうか?
人を傷つけて何にも、お咎めがなく、
それを大して悪い事だという認識も
ないまま大人になってしまったら。
第二の被害者、第三の被害者を
作ってしまうかも知れません。
その攻撃性に
タガが外れたら、
将来、とんでもない事を
しでかす可能性だって
あるかも知れません。
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加害者を必要以上に擁護するのは、
どうかと思います。
(やってしまったことを
庇護するのではなく、
学校側が、
いじめという反社会的な行動をする
生徒と向き合って、家庭環境や、
精神的な面についてもサポート
しなければならない事案だった
と思います。)
さて、ずっと昔の事件ですが、
世間を震撼させた恐ろしく
おぞましい事件がありました。
「コンクリート殺人事件」
または、
「女子高生コンクリ詰め殺人事件」
と検索してみてください。
説明するのもおぞましい事件です。
その準主犯格Bが51歳で、
亡くなったそうです。
(一部転載)
(中略)
(中略)
■まとめ■
いじめについてでも、
コンクリ殺人事件についてでも、
一般の人たちのコメントは、
辛辣です。
要するに、過ちを犯してしまったら、
被害者の立場に立てば、
絶対に許されない事を
したという事実に追いかけられます。
それは、秘密を知ってしまった人が、
噂をするだけではなく、
自身に残されたほんの僅かな良心が、
自らを責め、蝕むのだと思います。
準主犯格のDは、脳がスポンジ状になる
病気になり、天国へ行っています。
ろくなことにならないですね。










































