3月11日は何が起きた日でしょうか?
それは、何年たっても日本国民が、
忘れもしない東日本大震災
が起きた日です。
当時、福島第一原発の事故を受けて、
県外に町民を避難させたさせるという
思い切った対策をした町長がいました。
その元町長の戦いは今も尚、続いています。
その方は、井戸川克隆氏(元双葉町長)です。
2013年の参議院選では、
議席を取れなかったけど、
福島の惨状と政府の隠蔽体質。
この事実を国民に広められた事は、
大きな成果だと思います。
映像が残っていますので、
文字起こししました。
政府が、8日前に
地震が起きることを
知っていて(国民に知らせず)
隠蔽したそうです。
何てことでしょう。
今も、その国民を守らない
隠蔽体質は続いています。
【3.11の真実】政府は地震津波の発生を3月3日に知っていた【福島県双葉町・元町長・井戸川克隆】
— Poppin Coco (@PoppinCoco) January 3, 2024
「3.11は人災です
私たちは政府によって作られた悲劇に遭ってしまいました本当に悔しいです
日本がこれ以上、嘘の社会じゃないように、嘘が蔓延ることのないようにさせてください… pic.twitter.com/EoPcOM1E65
今日は、もうひとつとんでもない事を
喋らせて頂きます。
2011年、津波のあった年の3月3日、
【地震・津波】のあることを、
日本政府は知っていました。
知っていたんですよ!
地震津波の8日前に
知っていました。
しかし、それを止めたのは、
政府と、東京電力と、
東北電力と、日本原電が、
発表を止めてしまったんです!
こんな事って、許されますか?
皆さん!
国民が知らなければならないのに、
この電力会社によって、
電力会社の都合によって、
津波、地震情報が止められたんです!
恐らく、死ななくてもいい人が、
いっぱいいたんじゃないでしょうか?
これは、青森から千葉県まで
津波に遭って亡くなられた方の事を
思うと・・・
無念で無念でなりません。
もちろん8日もあれば、東京電力は、
地震・津波への予防対策も出来たんじゃ
ないでしょうか?
それもしないで、津波のせいにして、
原発が壊れたのは、津波のせいにして
しまったことが、許せないんですよ!
あの11日の時は、私達はパニックでした。
本当にどうして良いか分からない。
津波から避難する。
原発の事故から避難する。
パニックの最中でしたけれども、
あの日の8日前(3月3日)に、
地震・津波が起こる事が分かっていた。
そういう事に対して、皆さん、
私達は、一方的に犠牲者に
されたんです。
これは人災です!
青森から千葉県までの津波の被害を
受けた方は、人災を受けたんです!
どうぞ力を貸してください。
皆さん!私に力を貸してください。
日本がこれ以上、嘘の社会じゃ
ないように!
嘘が蔓延る事がないようにさせて
ください!宜しくお願いします!
本当に苦しい思いをしている私達。
原発を誘致した時には、
事故を起こさない約束でした。
しかし、(原発事故が)起きてからは、
本当に辛い思いをして暮らしています。
これを支えて頂くのは全国の皆さんです!
今(自分の前を)通って行かれる
皆さんなのです!
皆さんに助けて頂きたい!
福島の子供たちを助けて頂きたい。
子供たちに被爆をさせておいて、
いいんですか、皆さん!
子供たちが(将来)結婚できないと
言っているこの状況、
投げておいていいんですか?
皆さん!
そうではないでしょう?
みんな同じ国民ですよ!
原発が事故を起こす前は、
電気を(発電して)東京へ、
送り出してきたんです!
その電気を、私達はひとつも
使っていなかったんです!
ただひたすら発電所で働く事しか
できなかった田舎町。
これ(原発)は有難いということで、
原発と付き合って来ましたけれども、
事故を起こさない。
大丈夫か東京と言われ続けて
来たから付き合って来ましたけれども、
このような酷い思いを今続けて、
仮設(住宅)に避難している皆さんは、
「もう限界だ。」
と言っているんですよ!
こんな事を放置して、宜しいんでしょうか?
3月3日に地震・津波の情報を
隠した政府が、このままでいいんでしょうか?
皆さん、私達は・・・・・
【政府によって作られた悲劇】
に遭ってしまいました。
本当に悔しいです。
皆さんと同じように何気ない
普通の暮らしをしたいんです。
それをさせないでおいて、皆さん、
心が痛くないですか?
私達に何か罪がありますか?
この場所で、私がこの様な事を言って、
何か罪になるんでしょうか?
私を見張っている方が、
いるようですけれども、
良心を咎めませんか?!
私達は何でこんな思いをするんですか?
全く逆じゃないですか?
私達は、一方的ですよ!
丸腰ですよ!
何もありません!
今あるのはスピーカーとマイクだけです。
マイクで訴えるしか出来ないんです!
しかも、選挙期間中です。
それを何か見張っているようですけれども、
おかしいんじゃないですか?ねぇ、
何故?見張るんですか?私を。
おかしいですよね!皆さん。
日本って、ちゃんとした
主権国家ですよね。
主権者は国民だと思います。
国民がこれほど悲劇に遭っている。
困っているのに、
助けないで放置しておいて、
助成ばかりやったって、
それをやる前に、福島県内の人達、
とりわけ子供達を避難させるのが、
人の道です。親心です。
国民から仕事を託された人のやる仕事は、
国民を守ることです!
私は、そういうことをして欲しい。
一日も早く福島県の県内の仮設(住宅)
に住んでいる人達、
津波で苦しんでいる人達も、
救って欲しい。
区域の見直しとか、なんとか、
色んな事をやっていますけれども、
被害に遭った人たちを参加させない会議
の中で、色々決められて、
今言ってますけれども、
主権在民と言いながらも、
私達被害に遭った者は、
どんな会議にも参加させられない。
一方的に国の都合の良いように
決められて、私達は困り果て、
苦しんでおります。
そんな代表として私は是非、
国会に出て、この苦しみを解消して
あげたい。
もう町長を、辞めたんですけれども、
「頑張れ町長!」
「頑張ってくれ!頑張ってくれ!」
の本当に大合唱でした。
どうか頑張らせてください。
井戸川に、被害者、住民の代表として、
国政に送ってください!
宜しくお願いします!
そして、この国から、隠蔽と捏造を、
追放しましょう!
多くの公務員も被爆しています。
消防士、それから警察官もあの現場では、
被爆しております。
彼らは自分の主張は出来ないんです。
自分の権利を主張出来ませんから、
私が代弁して色々な所で言っています。
双葉警察署の署員も、私と一緒に、
被爆しました。
軽装着でいた方は、もうその場を
辞めたそうです。
その他いっぱい自衛隊員もいました。
そういう中でみんな、これで終わりかな?
と思ったという。
同じ思いをしながら、必死になって、
住民の避難誘導をしました。
それなのに、それなのに、
放置され続け、
無視され続けているんです。
この日本に神様がいないんでしょうか?
(神様は)いると思って信じてきました
けれども、もっともっと多くの皆さん、
声を挙げてください。
福島を助けてください!
福島を守らせてください!
福島を忘れないようにしてください!
宜しくお願いします。
井戸川を宜しくお願いします!
【3.11の真実】
政府は地震津波の発生を3月3日に知っていた
【福島県双葉町・元町長・井戸川克隆】
福島被爆訴訟
私は、今回の原発事故により、
計り知れない被害を受け、
数えきれないほど多くのものを失いました。
原発事故直後に大量の被ばくをしました。
これにより、今日までの間、
健康被害の恐怖や不安に
脅え続けています。
この恐怖は、
一生涯にわたり続くものです。
また、原発事故により、
強制的に故郷を追われ、
長期間にわたり不慣れな土地で
避難生活を強いられています。
避難生活の過程で被った苦痛は、
筆舌に尽くしがたいものです。
しかも、避難生活は、
故郷に戻れるまでの間、
半永久的に続きます。
さらに、原発事故により、家督や故郷、
仕事や財産、コミュニティや伝統文化、
平穏な日常生活や自然環境、
将来の夢や希望などが
根こそぎ奪われました。
私は、故郷を愛し、井戸川家を
大切にするとともに、双葉町町長として、
すべての町民が夢と希望を持って
生活できるように、自己犠牲を
払ってきたつもりです。
しかし、今回の原発事故により、
すべてを失ってしまいました。
今回の原発事故は、国や東京電力の落ち度
による人災です。
それなのに、国や東京電力は、
何の落ち度もない私たちから
すべてを奪った責任を取ろうとはしません。
私は、国と東京電力に対し、
被害の完全な回復を求めて、
今回の裁判を起こしました。
(第1回口頭弁論 「原告意見陳述」冒頭部分より)
元双葉町長 井戸川 克隆
参考