種子法廃止違憲訴訟

判決が金曜日に出ました。

非常に残念で悔しい結果です。

前々回の裁判官が、

ワクチン特例承認差し止め請求

の裁判で、弁護士を怒鳴りつけた

裁判官と同じだったことを鑑みても

国の案件

(日米合同委員会で密かに命令された案件)

だったではないか?
と個人的に勘ぐってしまいます。

この国に正義はあるのでしょうか?

(一部引用)

残念ながら、沢山の人に応援頂いた

種子法廃止違憲訴訟は敗訴いたしました。

弁護団としては不当な判決として

直ちに控訴し、

第2審での勝訴を目指して闘います。

 

種子法については、具体的に

うまく説明している動画がないかと

探してみました。

是非、以下をご参照ください。

文字起こしをしました。

 

「種子法」

1945年に大東亜戦争に

日本が負けまして、

その翌年の1946年に、

日本人は飢餓に

陥ったんですよ。

http://www.asahi.com/special/sengo/visual/page7.html

 

たぶん史上最悪の飢餓。

これは、色々な理由があって、

まずは、その年、天候不順で、

不作だった

さらにアメリカ軍に爆撃されて、

流通網が、鉄道も道路も、
ボロボロになってたんですよ。

だから、運べない。

そして、当時の農家の方々が、

政治不信に陥っていました。

「日本政府は信じられない。」と。

戦争に負けたから無理もないんですが。

それで、米とかを農家が

出してくれなかったんですね。

そういうことで、

日本全体が飢餓に陥ってしまったんですね。餓死した人もいます。

 

その時は、アメリカ(GHQの占領下

だったんですね。

そこから独立したのが、

1952年4月の

サンフランシスコ条約で、

日本は主権を回復したんです

https://amview.japan.usembassy.gov/timeline-of-u-s-japan-diplomatic-history/

その翌月に、

もう絶対に日本国民を

飢えさせない

という思いから誕生したのが、

【種子法】です。

ということで、具体的には

稲、米、大麦、はだか麦、小麦、

といった主要農作物について、

地域に合った良質な種子が

農家に行き渡るように、

農業試験場の運営などに、

必要な予算をつける為の根拠法

 

結局、種子を守るとか言っても、

お金がかかるじゃないですか?

種子の生産所へ行ったら

びっくりしますよ。

例えば、【稲の種を生産しているところ】

で、異株と云って、違う品種が入ったら、

いけないんですよ。

(異株は、見ればわかります。伸び方が違うから。)

それで、異株は、人が、全部抜く。

雑草も全部抜いて、きれいに揃った形で、

種の生産をする。

(稲を生産してそこから種を取る)

その種も発芽のパーセンテージを、

きちんとチェックされていて、

発芽率90%以下はアウトとかね。

しかも、種は、その地域に合った

種なんですよ。

種とか農産物というのは、

その土地ごとによって、

性質が違うので、九州で、
うまくいっている種を、

東北に持って行っても、
上手く育たないということが、

あるわけです。

地域によって気候や土壌が違うからです。

ちなみにミャンマー(ビルマ)に、

日本の企業家達が行って、

そこで農産物を生産しようとするのですが、

なかなかうまく行かないみたいですね。

最高の日本の種を持って行っても、

うまく育たないそうです。

だから、品種改良を重ねていくのです。

品種改良をやって、その土地に合った

多種多様な種を生産して、

安く農家に売るのです

ということは、実際に赤字になっちゃう。

100%赤字。赤字なんだけど、

日本の国の食料を守る。

日本国民を飢えさせない為に、

必要だってことで、予算がついていたと

いうことが、種子法でございます。

【種子法の役割】

日本政府が予算を都道府県につけます。

(地方交付税として、お金を出す。)

原原種とは、品種改良される前の種

種子生産のほ場の指定→どこで生産されたのか?

種子の審査→都道府県で行う。

 

都道府県(県庁の職員や農家、農協の職員)

が種を生産します

結果、地域に合った多種多様な種子を、

公共財として、安く優良なものを提供できる

というのが、種子法の仕組みだったのです。

 

これが、

なくなっちゃったのです!

廃止されたのです!

2018年の4月から無くなりました。

https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/info/attach/pdf/171116-4.pdf

例えば、あなたが民間企業の経営者で、

種の生産をしています。

種の生産は精密機器の如くやるわけだから、

物凄いコストがかかるのです。

普通に生産したら、

種の価格が高くなるんです。

それを売ろうと思ったら、種子法に基づき、

日本では、優良な安い種が、農家に提供

される事になっているから

民間企業が、農家に売ろうと思っても、

国から安くて有料で多種多様な種が、

売られるわけだから、競争にならない。

 

だから、

種を売りたい民間企業は、

種子法が邪魔なんですよ!

種を売る色々な企業があるのですが、

日本企業もありますが、

やっぱりメインは、

アメリカのモンサント社

モンサントというのは、遺伝子組み換え

種の市場で、9割以上のシェアを持っています

世界的な種の市場は寡占化が進んでいて、

モンサントはバイエルンに買収され、

モンサントバイエルンになりました。

https://visionagropecuaria.com.ve/bayer-compra-monsanto-66-000/

シンジェンタ、ダウ・デュポン、

この3つで7割のシェアを持っている。

 

彼等は、色々なところで排除されています。

何故かというと、みんな遺伝子組み換えの

食べ物なんて食べたくないから。

それで、どこかに

大きな市場はないか?と探ったところ、

「あっ、日本がある!」

となったわけです。

日本に売り込もうということで、

モンサントは、

日本国内で、種の特許を、

取りまくっています。

それでも売れないんです。

まったく売れない。

高いから!

種の値段は(税金を使わない限り)

高くなっちゃうんですね。

 

例えば三井系のアグロバイオ企業が、

「みつひかり」という米の種を、

売っているんです。

日本の種子法に基づいて、

提供されている種の

だいたい10倍の価格です。

「みつひかり」としては、

同じ面積で沢山収穫できる。

収量倍率が高いから、

(種の価格が高くても)

ペイできますよ。と言っていますが、

あまり変わらないですよね。

ということで、

日本の米は種子法に基づいて、

多種多様な種が、優良な形で、

提供されて来たから、

安全だったんですよ。

それが、グローバルなアグロバイオ企業に

とっては、気に食わないんですよ!

具体的には政府の中に、

【規制改革推進会議】

というモンサントとか、アメリカ企業の

苦情を受け付ける機関があるのですが、

そこの【規制改革推進会議】で、

あっという間に決まりました。

「種子法は廃止すべきだ!」