安倍元総理の国葬というのは、
表向きのことで、
各国の要人たちは、
弔問外交を(実は)
一番の目的で来日されるんだろうな・・
と漠然と思っていました。
その詳細を、
かんさい情報ネットten.月曜・火曜は「タカオカ目線」
2022年9月27日放送
で、解説されていました。
とても参考になります!
今日の国葬ですが、218の国と地域から、
およそ700人出席されましたよね?
ここからは、政治の生々しい話になります。
当然ね、弔問外交とは言いますが、
大変現実的な話をしますが、
お悔やみをする為だけに、
遥か離れたこの日本まで
2日も3日もかけて来ないわけですよ。
日本は、「弔問に来てください。」
というご招待を出しますが、
相手側は、考えて
人選をしているわけです。
よく肩書きが、
G7の首相が誰も来なかったなんて、
ことを言う人がいますが、
それは、あまりにも、相手側の
意図を考えてない仕分け方だと
思います。
今回は、218の国際機関や地域から来られています。
(この顔ぶれを見ると)
圧倒的に、【資源】ですね。
【資源】の話を日本でしたい
という顔ぶれがあります。
代表的なのは、こちら!
オーストラリアです。
オーストラリアの特徴は、
現首相プラス、元首相3人です。
こんな国は、他にはありません。
現職のアルバニージー首相、
そして、元首相の肩書きの方が3人。
しかし、この方々(元首相)たちは、
引退しているわけではありませんので、
オーストラリア政界に
大変な力をお持ちの方々です!!
オーストラリアというのは、
我が国が、LNG(液化天然ガス)
を(日本が)4割も輸入している
大変なエネルギー大国です。
今、オーストラリアは、ウクライナを受けて、
世界中から引く手あまたなんですね。
当然のことながら、ヨーロッパが、
「こっちにも(LNG)を売ってくれよ!」
という話をしています。
中国は、これからです。
アフターコロナが終わった後、
中国も発動も本格化しますので、
そうするとオーストラリアとすると、
日本はまぁ、お得意様ではありますけれど、
やはり、現実的には、少し、
こういう話も、ぼちぼちこういう話も、
出るんですよ。一部、輸出を止めようか
という話もありますし、
そういう意味では、この重厚な顔ぶれで
来てくれたのは、我が国としては、
嬉しいんですけれども、
水面下では、
厳しい要求が、
突きつけられている可能性
もあるという事になります。
そして、ふたつ目になりますが、
まずは地図をご覧頂きましょう。
中東です。
中東は、イランからは、そのものズバリ、
石油大臣が来ました。
そして、クウェート、バーレーン、カタール
アラブ首相国連邦と来ていますが・・・
ここも、(資源だと)申し上げたように、
「石油」の話で
来ているんでしょうね。
実は、中東の国々は、
大臣の肩書きよりも、
皇太子兼首相とか、
みなさん、実は、王族です。
王族ということは、
全員が石油担当という事と、
同じです。
ですので、肩書きが外相であろうが、
それ以外の肩書きであろうが、
石油の決定権を持つ方が、みなさん、
来ているという事になります。
ひとつ、弔問外交で心配なのは、
日本としては、今日も明日も、岸田総理は、
こういった方々と会いますが、
日本以外で、それぞれのゲストの国同士で、
話をするんですね。
当然、ビジネスの話ですから、日本の商社も
頑張ります。
それから、担当省庁も、「ちょっとこの国と、
この国でお話しませんか?」と
例えば先ほどの中国です。
中国とオーストラリアって、表向きは、
仲が悪いんですよ!
だけども、水面下で会うチャンスが、
日本でなら「ある」ということです。
【日本抜きでの会談】
岸田総理がお会いになられるのは、
30ヶ国ぐらいだと言われています。
(岸田総理が)会わなくても、
招待状を受け取ったびっくりする国があります。
ロシアです。
ロシアに対して日本は経済制裁をしている筈
ですよね。
ウクライナの戦争が始まってから、
(ロシアは)我々に対しても、
厳しい態度で、来ている筈です。
誰も、ロシアから出さないのかと
思っていたら、来ました。
文化担当の大統領特別代表。
当然のことながら、プーチン大統領が、
来るわけもなし。
北方領土に関連する大臣も来ませんでした。
しかし、何故?
今、この厳しい関係にあるロシアに
わざわざ招待状を出したんでしょうか?
(その理由は)資源ですね。
日本は、ロシアの天然ガス(サハリン2)に、
大きな依存をしています。
サハリン2ついては、ロシアは、「国有化する!」
と宣言しましたけれども、日本は、
「いやいや、製造とは分けて考えてくれませんか?」
という話をしている以上、
今回もロシアに何も(招待状を)
出さないという訳には、
いかなかったものですから、
総理が会わなくても、
本当に細い糸のような関係でも、
繋いでおいているということがございます。
それ以外の国々も肩書きから、意図が分かります。
ポーランドは農業担当副首相が来ました。
つまり、ヨーロッパの一番の問題は、
【食糧危機】
これですね。小麦はなんとか、国連が仲介をして、
輸出が出来るようになっていますけれど、
どの国も、今年殆ど、農作業が出来ていないと
言われています。
ジャマイカは観光大臣が来ました。
ジャマイカは日本と同じように観光立国を
目指している国です。
ヨーロッパのお客さんだけでなくて、
ちょっと遠いですけれども、是非、
日本人にも来てもらいたいという想いも
あるかも知れません。
そして、スリランカとモルドバ。
ウクライナの隣にモルドバという
小さな国があります。
モルドバは国内に親ロシア派を抱えている国で、
ヨーロッパで最も貧しい国とも言われています。
スリランカは、経済危機で国家が破産したと
言いました。
この二か国は、日本に対して
資金援助(依頼)の話を
するのではないかという事が濃厚に見えます。
そしてIOCバッハ会長です。
バッハ会長は・・・
札幌オリンピックは、
まだまだ我が国は、誘致の最中ですので、
ここも繋いでおかないといけない。
肝心のアメリカは、副大統領が最大の弔意を
示してくれたなんて言われていますが・・・
ハッキリ言います、
【軍事と安保】の為だけ
に来ているんです。
そもそも、到着したのが、
(成田、羽田ではなく)
横田基地でした。
横田基地には、在日米軍の司令部があります。
当然、軍人と会話をしています。
そして、明日(28日)は、横須賀基地に行く
予定なんです。まさに弔問外交というのは、
日程のひとつであるような扱いです。
しかも、12人の代表団の中には、
元々のアメリカ軍の中の海軍の提督で
政府組のトップだった人も入っています。
29日には韓国と。
韓国は今、アメリカ軍と合同演習中です。
まさに
【安全と軍備の旅】
を、アメリカ代表団も
続けているということです。
半導体関連の企業とも(アメリカ代表団は)
会うそうです。
弔問外交の内容
とても分かり易い解説だったと
思います。
日本の企業とも、
話をされていたようですね。
大いに意義ある国葬
(裏では大きな国際会議)
だったと思います。
補足も兼ねて、コメントをいくつか、
紹介します。
過去2000年に日本から世界はこうあるべきという戦略概念を紹介し、実際に受け入れさせた日本人はいない
— いったー𝓻〽️ (@yutteerr) September 29, 2022
日本発を実際に体現した初めての政治家は安倍元総理であり、インド太平洋、クアッドを提唱し、各国を説得することでなされた
知らない人は恥zhttps://t.co/Nb5IcSM7YFpic.twitter.com/hjb7DUQvZo
国葬前後の首相官邸・外務省の日程を見ると、国葬外交の目的がインド太平洋戦略と中東からの石油資源確保だったことが分かる。国葬に必死で反対した人たちの背後関係が容易に分かりすぎて草生える笑
— ワタセユウヤ (@yuyawatase) September 30, 2022
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