ロシアとウクライナが出す映像ですが、

私は素人なので、どれがフェイクで、

どれが真実なのか?

見分けがつきません。

そこで、映画監督が語る

フェイク映像の見破り方について

の動画を取り上げたいと思います。

皆さんも、ポイントを掴んで、

フェイク映像かどうか?

見破ってください!

 

太田隆文監督が語る

フェイク映像の見破り方

0:34~

フェイク映像が世の中に溢れています。

(中略)

特に今のロシア・ウクライナ情勢

に関して、

どちらのという訳ではないけど、

特に片方の

フェイク映像が多いですね。

合成とか特殊技術で作られた映像が多い。

一応、映画のプロですから、

その辺を説明しましょう。

合成・編集・CGや、カットの切り替え等、

色々あるんですが、

いくらでも、事実と違うものを

作り上げる事は簡単です。

フェイク映像というのは、今に始まった

ことではなくて、何年か前の日本の報道で、

都知事選の選挙の映像等、

(フェイク映像)がありました。

今回それ(フェイク映像の見抜き方)を
分かりやすく説明していきましょう。

 

一般の方が、それを見たら、

廃墟の前で泣いているおばさんがいたら、

攻撃された住宅が廃墟みたいに

なってしまって、その中で、

悲しいと顔を覆って、おばさんが、

泣いている写真だな~と思うんですが、

よく見ると、おばさんの身体の輪郭と、

後ろの廃墟になった建物の輪郭が

非常におかしい。

昔は、そういうのは、

すぐにバレたのですが、

最近は、すごく良く構成技術が

出来ていて、なかなか見抜けない。

 

ただ、今回は、ロシアが侵攻したと
言った直後に
出てきた映像は、
結構、安易なものが多いんですよ。

時間がなかったのか?
素材も、これとこれを合わせて

というのを慎重に選べば

良かったのに、とりあえず、

これとこれ!というように

やってしまっているんじゃないか

という気がします。

 

急いでフェイク映像を作らなければ

いけなかったんじゃないかという
事情がありそうで、

チープな映像が多かったです。


先ほど言った、廃墟の前で泣いている

おばさんは、一瞬、泣いているように

見えて、よく見ると、笑って

口を押えている風にも見える。
だから、他に素材はなかったのかな?
と思います。

合成で難しいのは、

2つの映像を選んで、
その2つがマッチするように

しなければならない。

 

映像で言うと、ゼレンスキー大統領が、

喋っている映像がありますが、

あれは、殆ど合成ですね。

見分ける方法は簡単で、

後ろに建物があって、

駐車場がありましたね。

よくみるとココに(向かって左)に

光が当たっているんですよ。

今、僕もこちらから(向かって左)光が

当っているの分かりますか?

光の具合を見るのが大事です。

大統領のこちら側(向かって左側)が

明るいんですけど、

後ろに車とかがあるんですが、

影が、車の真下にあるんですよ。

他の部分を見てみても、

長い影が出ていないし、

片面だけ(光が)当っていて・・

ということが無いんです。

ということは、

明らかに背景だけ撮ったものを、

グリーンバックというものが

あるんですね。

昔はブルーバックと言っていた。

こう後ろにね緑色のスクリーン

みたいなのがあるんですよ。

 

その前に立って撮ります。

そうすると合成しやすいんですよ。

背景が緑色って。

それをコンピューターで合成すると、

緑が抜けて、背景が入るんですよ。

これは映画の世界では、

かなり前から、使われています。

そうするとパリだろうが、

ニューヨークだろうが、

そこに居るかの如く撮る事が出来る。

有名な放送局で1~2年前に

ありましたよね?

「こちらワシントンの山下です。」

とか言いながら、

後ろは警備している人がいたり、

ワシントンの風景なんですけど、

風が吹いているんですよ。

そして、星条旗がパタパタと

なびいている。でも、その人の髪も

衣装も全く揺れないんですよ。

ここに壁があって、

それが風をさえぎっているのかな?

と思うんですけれども、

カメラが引いても、横に壁など

何もないんですよね(笑)

実際、その人はワシントンに居ない。

あるいは、ワシントンに居るんだけれども、

別の場所で撮ったという風な事があった。

それは、よくある事あす。

その時の(見る)

ポイントとしては、

身体の輪郭

光の当り具合

(後ろは風が吹いているのに髪が揺れない等)

 

また別の見方ですが、

昔、電波少年という番組があり、

猿岩石が世界を旅していて、

あれもヤラセがあるということで、

紛争地帯などをタレントに

旅をさせられないということで、

そこだけ飛行機に乗って飛んだ

ということが、後からバレて、

世界一周じゃないだろう!と

問題になりました。

90年代です。

 

その時に、

隠れて飛行機で飛んだというのも、

そうだけれども、ディレクターが

同行して撮影していて、

「二人の旅」とか言いながら、実は、

ディレクターもいて3人で旅をしていた

ということが、分かったときに、

多くの人が、

「何だ、二人じゃなかったのか?

やらせだ!ひどい!騙された~!」

とか言ってたんですが、

当たり前のことですよね?

猿岩石が二人いて、

二人で喋っているシーンが、

あったときに、それを撮っている人が、

絶対に居る筈で、今みたいに、

スマホの自撮り棒で撮っている

わけじゃないんで、

すぐに分かるでしょ?

でも、一般の人は、

映っているものが全てだと

思ってしまう。

だから、それ以降のシリーズというのは、

必ずディレクターも紹介しています。

ということで、【誰が撮っているか?】

 

ウクライナの映像では、

病院から怪我をした人が、

血を流して、肩を組んで、

運ばれて脱出したところを、

誰が撮ったのか?

その記事によると、

軍の人間が撮ったと書いてある。

その場合は、撮るのが下手くそなんですよ。

プロのカメラマンと素人では、

物凄い差があって、

明らかに素人の撮り方なんですよね。

 

 

軍の場合は、(前にも話しましたが)必ず、

カメラマンを連れて撮影をする。

そういう人達って、プロだから、

そんなに下手な撮影をしないんです。

じゃあ、何でプロでない撮影が

下手くそな軍人がその絵を撮ったのか?

というと、おかしいですよね?

ちゃんとそういう何かのときに、

【記録班】というのが(現地へ)行くし、

もし、そうでないとして、

軍人が撮るにしても、

ある程度、カメラに慣れた人間が

行くわけです。

銃を持っていた人間が、

スマホを取り出して撮影ということは、

あり得ないんです。

 

ということは、

それは誰が撮ったんだろうか?

本当に軍の人間なのか?

だから、素人さんが決定的瞬間を

撮りました!という割には

やたらと上手い絵がありますよね。

去年、電車の中で大暴れした奴がいます。

という映像が非常に上手に撮れていましたよね。

素人なのに、上手過ぎる。

プロなのに、下手過ぎる。

 ???? ????

という時も、何だか、怪しいな?

と思います。

 

こんな決定的瞬間を撮れるか?

という映像も、監督がいて、

よーいスタートで、

撮っている場合があります。

僕がやらせのフェイクビデオを

作ったとしても、

どうしても、良い構図で、無意識に

撮ろうとするし、タイミングを図ったり、

ソルジャーA、はいGO!
はい次!ソルジャーB、GO!

とか、
無意識にやっちゃうと
思うんですよ。

そんな軍の動きって無いんですが、
プロが撮った場合は、
それが出るんですよ。

そんな風に映像で見ていると、

「うわぁ、酷い!」って思うんですが、

実際は、そうでなかったり、

芝居だったり、やらせだったり、

合成だったり、編集だったり、

という可能性があります。

 

3人でお話している風に見せるときでも、

実は、ふたりしか居ないのに、

後のひとりは、別撮りして、

編集で繋ぐと、3人で話している

ように見せることも出来ます。

 

忙しい俳優さんがいて、

その日にどうしても来れない場合、

そういう形で撮ったりすることも

出来ます。色々な事が出来ます。
 

だから、プロが見ていて、

あれ?おかしいな?

と思う事がいっぱいあって、

だから、湾岸戦争の時も、

鳥が油にまみれているとか、

感情的に酷いと思う事。

例えば、妊婦さんが怪我をしたとなると、

「ああ、酷い!」ということになるでしょ?

子供、

女、

老人、

弱い人たちが、酷い目に遭うと、

人って優しい気持ちがあるんで、

「ああ、酷い!許せない!」と

感情的になると、冷静さを失くして、

安易なフェイク映像でも騙されて、

「許せない!」

「応援しなきゃ!」

と思ってしまう。

 

そんな風に、イスラム国は

非常に上手に映像を使って、

自分たちが、非常に極悪である

ような演出をしていましたし、

映像で流れている戦争の場面も、

CGだったり、

合成だったり、或いは廃墟を汚したり、

古いビルを、ちょっと爆破したりして、

その前で役者さんが、演じていても、

おかしくないな・・・

だぶんそっちだろうな・・・

と思うような映像も沢山あります。

 

誰が撮っているのか?

どのように撮っているのか?

どんなカメラで撮っているのか?

光の具合はどうか?

などを見て行くと、
「うん?」と疑問に思うのが、
沢山ある。
じゃあ、何のために

そんなことをするの?

という風に考えていくと、

これもまた別の答えが

見えてきますね。

 

★☆彡☆彡★☆彡☆彡★☆彡☆彡

==番外編==

フェイクと指摘されている画像

 

びっくりえっ?!この映像・・・

私も、プーチンさんが、

本当に、熊を乗りこなして

いるのかと思ってました!!

てへぺろ私も、まだまだですな~💦