✡️私と二人三脚で『赤影支援会』を結成して『新赤影』を映画で撮ろうと約束してから30年近くの歳月が流れた。
二人三脚の活動が時を越えても愛される作品に昇華出来たと思っている。
私は本当に不思議な縁で彼とエンターテイメントビジネスに駒を進め、彼の偉業を語る、語り部として、作家活動に従事している。
私自身幼少期より、坂口の赤影に魅せられ今日迄を過ごして来た。
彼の赤影に打ち込む奮闘劇に惹き付けられ続けられている。
何より彼の努力の結晶である赤影は単なるテレビ番組から名作作品へと昇華。
その証として現在ではコレクターコンテンツとしてBlu-ray画像として蘇り、テレビ放送は有料コンテンツとして全国で放送しているのだ。
銀幕スター寸前で新興のテレビへと活躍の場を移し、1967年昭和42年に日本初のカラーテレビ特撮時代劇の赤影で主演を務め、テレビスターとなる。
彼はシンボルの『赤影の仮面』『赤影参上!の名台詞』『赤影の登場ポーズ』を自身で作成、考案して本作を名作へと押し上げたスターである。
映画会社が任侠路線に舵を切っても自身の赤影のイメージを守る為、命賭けで戦ったヒーローでもある。
私は彼の伝記的セミフィクション小説『仮面と生きた男』(扶桑社)を刊行。
彼との約束を果たす旅を続けている。
観ている私迄、懐かしい昭和の時代にタイムスリップした気分に浸ってしまうのだ。
荒唐無稽である物語の中に彼自身が赤影と言うキャラクターを試行錯誤しながら構築していく姿が見事に映し出される。
ある時は火炎放射を浴びさせられ、またある時は宙ぶらりんのピアノ線に吊られ、撮影をこなしていく毎日。
彼が『ウソを本物に見せる』そう言ってた言葉が脳裏に残っている。
彼の赤影の仮面は私が託され、彼の分身である仮面から見た世界を届けていこうと思う。
❏正義を教えてくれた坂口祐三郎の足跡を辿る道の中で…。
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