❑私に取って『赤影』が幼少期の記憶に残る、思い出のヒトコマとすれば、『ウルトラセブン』『ウルトラマン』も又、同じ感覚で心に刻まれた作品である。
❑生前、坂口祐三郎さんに赤影とセブン、ウルトラマンの話をしたことがある。
『それはきっと、刷り込み現象と思う。』
『ひな鳥が親鳥を見て感じるイメージと同じと思うよ』と言われたのだ。
私は、赤影を演じた坂口祐三郎に魅せられ、不思議な縁で、現在は彼の語り部をする作家として活動している。
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■ウルトラセブンは、『地球は狙われている。』のナレーションから惹き付けられた感じがする。
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赤影、ウルトラセブンも当時はソフビ等無く、粘土で型を取り、冷凍室で固めて、遊んだ記憶がある。
物語に複雑さを、感じるものの、ウルトラセブンの魅力に熱心に思いを寄せたと思う。
一方の赤影はコメディリリーフの子ども、青影がワンクッション置いて赤影の坂口祐三郎に引き込まれ単純であるものの奇想天外な物語にワクワクしたものだ。
最終回は赤影が爽やかに黄金仮面を纏い去るエンディング。
ウルトラセブンはボロボロになったダンが敵を倒して故郷に帰って行くシーンで涙した記憶もある。
坂口祐三郎が亡くなり、出版社の紹介でダン役の森次さんと会いハヤシライスを頂いて坂口さんの話をした事がある。
二人は撮影で一緒になる事も多く懐かしい話を聞かせて頂き、森次さんもタバコを辞めた話等も語って頂いた。
❑森次さんのウルトラセブンのインタビュー記事抜粋。
今でも時々、『赤影』や『ウルトラセブン』の音楽やテーマソングが流れると遠い子供時代を思い出す。
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そして今も、坂口の事を忘れた事の無い毎日を、過ごしている。
きっと赤影、ウルトラセブンに夢中になった世代の人も同じ想いと信じている。
そしていつか、坂口との約束を果たす事を願っている。
❑ダウンタウンの松本さんも『ウルトラセブン』の思い出を語っているテレビバラエティーも面白い。