❑私に取って『赤影』が幼少期の記憶に残る、思い出のヒトコマとすれば、『ウルトラセブン』『ウルトラマン』も又、同じ感覚で心に刻まれた作品である。

















❑当初のアンヌ隊員役は豊浦美子さん。
映画出演の為降板。
ひし美ゆり子さん(現在名)が演じ紅一点の花を添えた。

❑当初のアンヌ隊員役の豊浦美子さんと古谷さん。


❑古谷敏さんのウルトラbirthdayに出演者の皆さんのイベントがあってお元気です。






❑生前、坂口祐三郎さんに赤影とセブン、ウルトラマンの話をしたことがある。



『それはきっと、刷り込み現象と思う。』


『ひな鳥が親鳥を見て感じるイメージと同じと思うよ』と言われたのだ。



私は、赤影を演じた坂口祐三郎に魅せられ、不思議な縁で、現在は彼の語り部をする作家として活動している。



■ウルトラセブンは、『地球は狙われている。』のナレーションから惹き付けられた感じがする。




赤影、ウルトラセブンも当時はソフビ等無く、粘土で型を取り、冷凍室で固めて、遊んだ記憶がある。



物語に複雑さを、感じるものの、ウルトラセブンの魅力に熱心に思いを寄せたと思う。



一方の赤影はコメディリリーフの子ども、青影がワンクッション置いて赤影の坂口祐三郎に引き込まれ単純であるものの奇想天外な物語にワクワクしたものだ。


最終回は赤影が爽やかに黄金仮面を纏い去るエンディング。



ウルトラセブンはボロボロになったダンが敵を倒して故郷に帰って行くシーンで涙した記憶もある。





坂口祐三郎が亡くなり、出版社の紹介でダン役の森次さんと会いハヤシライスを頂いて坂口さんの話をした事がある。

 


二人は撮影で一緒になる事も多く懐かしい話を聞かせて頂き、森次さんもタバコを辞めた話等も語って頂いた。



❑森次さんのウルトラセブンのインタビュー記事抜粋。






■時代劇で共演中の二人。

■写真左/森次さん・右/坂口祐三郎


今でも時々、『赤影』や『ウルトラセブン』の音楽やテーマソングが流れると遠い子供時代を思い出す。





そして今も、坂口の事を忘れた事の無い毎日を、過ごしている。



⭐2024年4月、赤影は放送57周年を迎えウルトラセブンも10月1日に57周年を迎える。
遠い昔ウルトラマンの放送が流れ高額の予算獲得を目指した東映テレビ企画部の平山亨さんは縁遠いTBSに番組制作提案を求め運良く放送枠を獲得。
採用になったキャプテンウルトラは当初より2クール。
ウルトラセブンにバトンタッチする。
赤影の制作が固まった頃、放送局の関西テレビはウルトラマンの対抗意識に燃え日曜夜7時に流す事に決まる。
制作元の東映の同一プロデューサーが同放送枠で番組衝突回避の為、平山さんは奔走。
赤影は水曜日に移動が決まり胸を撫で下ろしたと、いつも語っていた。
私達の知らないテレビの裏側では当時信じられ無い放送事故の可能性と紙一重だったと言う。
両作品はその時点からライバル視されてた宿命だったかも知れない。
恐らく多くの方々も興味深い話しと思う。
私が出来る事は後世にそう言った物語を伝えていきたいと思う。

きっと赤影、ウルトラセブンに夢中になった世代の人も同じ想いと信じている。


そしていつか、坂口との約束を果たす事を願っている。











❑ダウンタウンの松本さんも『ウルトラセブン』の思い出を語っているテレビバラエティーも面白い。