先日、Netflixのニュースで『ターミネーター』のアニメ化の記事を読んだ。
元々、『ターミネーター』から始まる『ニューフェイト』迄、テレビシリーズも含め全シリーズを観た、筋金入りのファンだけに興味のあるニュースと思い、ある事を思い出した。
赤影を演じた坂口祐三郎も、私と同じくターミネーターのファンであり、当時『ターミネーター3』の公開前という事で、一緒に観に行こうと2人で決めたのだ。
特に二人のお気に入りは『ターミネーター2』。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210410/01/amiproject2014/6e/21/j/o1040056714923920866.jpg?caw=800)
当時、二人で目指した『新赤影』で赤影を演じる時は必ず、『ターミネーター2』の要素を入れて欲しいと伝えられた。
彼が赤影の主演を務めた時代は、全てアナログのハンドメイド制作。
彼にとって、ハリウッドの超大作であるSF映画は、夢の箱のような存在だったに違いない。
そしてまた、彼は、そんな夢のような映画に出ること心から強く願っていた。
そんな野望を心に秘め、一緒にビデオで『ターミネーター2』を観賞していた時を、今も昨日のように思い出す。
しかし、残念ながら、約束した『ターミネーター3』の観賞は、突然の病に倒れ、彼がこの世を去ってしまった為、叶わぬ事になった。
その後も『ターミネーター』はシリーズを続行。
あたかも、坂口が、『自分を忘れないように』と言っているかのようだった。
しかし、ターミネーター3以降は、迷走的しながらも(私個人の見解)、6作目が出来た。
とは言え、私はターミネーターシリーズは全て観賞。
だから、『ターミネーター』というタイトルを聞くと、坂口祐三郎との何気ない日々をいつも思い出すのだ。