これだから、ブログって面白い | オレゴンの微風

オレゴンの微風

在米49年、木々のざわめきで知るオレゴンの微風の中に小さな幸せを感じる今日この頃。特別養子で授かった愛しい娘の事や、結婚生活36年でこの世を去ってしまったオットとの日々、それにチワワのむ〜ちゃんを交え、徒然なるままに書くブログです。

6月のポートランドは綺麗で気持ちの良い季節です。

久しぶりで、(チワワの)む〜ちゃんとお散歩に行きました。

 

はい、うちのむ〜ちゃん、お散歩はバギーで行くものと信じている様です。

『ママ、早く押してちょうだいな』

 

我が家からのお散歩コースはまずアルペンローズの広大な敷地に入って、

芝生で遊んだり、子どもたちの野球を見たり、ベロドロームを覗いたり、

池にいる鴨や放牧されている馬を見たり、、、季節によっていろいろな花が咲いているので、

心休まる時間を楽しんでいたのです。

 

それなのに、、、

 

数年前にこの土地はシアトルの開発業者に売られてしまい、

ここに190軒以上の家が立つのだそうです。

そして、昨日行った時には一般人が入れない様になっていました。

 

 

凄くガッカリしましたが、気を取り直して、住宅街に行きました。

 

このお宅、見事なバラがいっぱい咲いていました。

ポートランドはバラの都と言うくらい、バラが多いのです。

 

あまりに綺麗なので見惚れていたら、オーナーさんがいたので、

『写真を撮っても良いですか?』と聞いたら、

『勿論です。このバラはここが70年近く前に建てられた時に、

最初のオーナーさんが植えたものなのですよ〜』

から始まって、暫くお喋りしました。

 

その後、道の両側に咲いているお花たちを楽しみながら歩きました。

 

これは石楠花、

 

これはスナップドラゴン(金魚草)かな?

 

あ、うさぎさんがお庭で遊んでいる〜。

 

これはレッドホットポーカートーチ。

 

お玄関前に大きなバラの木がありました。

 

これは亜美(娘)の小学校時代のお友達の家のバラ。

 

亜美の小学校に寄ったら、新しく素敵なベンチがあったのでパチリ!

 

アメリカの哲学者ラルフ・ウォルドー・エマーソンの言葉が書いてありました。

"The only way to have a friend is to be one." 

『良い友達でいれば、友達ができます。自分がされたいように人に接しましょう。』

 

学校の裏庭から外に出る道を行って見ようかなあ。

でも、この急な階段をバギーでどう降りましょう?

 

『む〜ちゃん、知らん顔してないで、降りてちょうだいね〜。』

と、む〜ちゃんには勝手に歩いてもらって、

バギーを持つのは嫌なので、ガタンゴトンと階段を下ろしました。てへぺろてへぺろてへぺろ

 

学校の裏側は、ポートランドに越して来てから、最初に住んだところです。

歩いていて楽しいのはお庭の手入れがよく出来ているからかな〜。

 

我が家のより3倍くらいありそうな、立派なカラリリー。

 

そしてこのお家もバラがいっぱい咲いていたので、見惚れていました。

 

そうしたらオーナーさんが出てきて、

『このバラは父がイタリアから持って来て植えたものなんだよ〜。』

と話して下さって、、、

『あら、私、つい最近イタリア旅行して来たの〜』と言ったら、

そこから話は膨らんで、、、

 

彼のお父さんは3年前に亡くなって、

お母さんはその2ヶ月後に亡くなって、

彼がこの家を相続した事。

 

ご両親はイタリア人で、イタリアの南側の貧しい地域からアメリカに移住して来た事。

お二人は55年、ご夫婦だった事。

 

彼自身は数年前にアメリカ人の奥さんと離婚して、

今は、ベトナム人の奥さんと幸せに暮らしている事。

ベトナムが好きて、ベトナムに別邸も持っている事。

 

もうね、私たち初対面なのですが、、、

バラのお話から、何でこんなに話が膨らんだのか、

イマイチ分からなかったけれど、、、

別に急ぐ用事もなかったので、

お喋りにお付き合いしてました。

 

あ、これも彼のお父さんがイタリアから持って帰ったものだそうです。

 

『でも〜、、、植物なんて持って帰れないのではなかったかしら?』と聞いたら、

『隠して持って帰って来たんじゃないかな〜』ですって。ニヤリニヤリニヤリ

 

そして家に向かったのですが、お向かいさんが外にいたので、

1年ぶりくらいのご挨拶。

ここでも、色々お喋りをしたので、

30分くらいのお散歩が2時間となりました〜。爆  笑爆  笑爆  笑

 

アメリカに住んでいても、お友達は日本人ですし、

用事以外ではあまり外にも出ませんし、

亜美の日本語を助けるために、二人で話すときは出来るだけ日本語ですし、、、

オットが亡くなった今、英語で会話をする機会は少ないのです。

 

元々、世間話とかは日本語でも超苦手なので、

亜美からの電話以外、一日中誰とも話さない日の方が多いのです。

 

そんな私が、昨日、こんなにお喋りできたのは何故だろう?

と、今朝、ゴロゴロしながら、考えてみたら、、、

 

ベルベルベルあっ、ブロ友のつーちんさんのせいだ〜ベルベルベル

 

彼女は私の好きなブロガーさんの一人で、いつも前向きに頑張っている方です。

昨日は彼女なりのコミュニケーションについて書いていらしたのですが、

どうも、そのブログに啓発された様です。

 

お陰で、家から出るだけでなく、気持ちの面でも一歩を踏み出せば、

こんなに出会いの場面がある事を改めて知りました。

 

つ〜ちんさん、ありがとう!

 

これだから、ブログって面白いですよね〜。