うちの娘は、
背も高いけど足のサイズも大きい。
その大きさは、中学生の女子の標準からはかなりかけ離れています。
小さな頃からサンダルに憧れていて「カコカコしたい~」と言っては、私のサンダルをイタズラに履いていました。

私の大きな足も親譲りで、その昔、靴選びにはとても苦労をしました。
高校生くらいまでは、まだスニーカーでも良かったけれど、短大生になった時には、本当に恥ずかしかったものです。

私が某銀行に就職する時には、黒のパンプスを探すのに、何軒も靴屋をまわらなければなりませんでした。
デパートにも、24.5cmの2Eサイズのパンプスなど中々なくて、履ける靴があればデザインを選ぶなど問題外でした。

そんな時、私と同じ悩みを持つ同僚が、新宿に大きな靴の専門店があると教えてくれたのです。

今でこそ、そのようなお店はいくつかありますが、当時は都会のほんの一部にしか存在しませんでした。
大きな足の女には、お洒落をする権利はないというサイズばかりです(笑)

小さな靴屋でしたが、私はそれから今に至るまで、そのお店にお世話になり続けています。

娘は、私よりももっと靴探しには苦労していて、小学生の頃から大人が履くようなデザインの靴しか選択の余地はありませんでした。

本人もティーンエイジャーになり、足元がオシャレでないと全てが台無し、などと言うようになり、私もそろそろ例の靴屋に連れて行かなければと思い始めていたところでした。

ちょうど夏休み中に、町内のお祭りがあり、娘はクラブの練習が終わってから、私服に着替えて、いそいそとお祭りに出かけて行きました。

ところが、お祭りに来ていた懐かしい女友達は、皆きれいでお洒落な今風ギャル?の服に身を包み、ちょっと踵の高いサンダルを履いていたのです。

娘は着ている服に合うようなサンダルはなく、スニーカーで行くしかありませんでした。
誰かが悪く言ったわけでもないのに、娘はすぐに戻ってきてしまいました。

私も娘の気持ちは痛いほどわかるので、娘が履けるお洒落なサンダルを夏休み中に買いに行こうと、娘に提案しました。

夏休みはほぼ毎日クラブの練習があり、埃と汗にまみれる日々です。
勿論旅行などには行く時間もありませんから、普段お洒落を我慢して頑張っている分、たまに履くサンダルくらいは奮発してあげようと思いました。

久しぶりに入った店内には、まだセール中のサンダルが沢山残っていました。
娘の中では「私に履けるサンダルなんかあるわけないよ 」と思っていたようです。

私にもかつて覚えがあるので、その後のリアクションをワクワクしながら見ていたら、「ママー!大変‼︎ こんなに可愛い靴が私にも履けるよーー!」と店内に響き渡るような歓喜の声!!

どのサンダルを手にとっても、全て履ける。
この喜びは、同じ悩みを持つ者にしか理解は出来ないと思います。
娘は片っ端から試着をして、1時間ののちにやっと2足を選びました。

その辺の大型スーパーなら、1足5千円程で買えるのでしょうけど、さすが専門店、2足でセール価格で約2万5千円也(/ _ ; )

まあ、全国大会に出場が出来なくなった分、私の旅費が浮いたし、あんなに嬉しそうな娘の笑顔を久しぶりに見れたので、良かったと思いました。

ところで、その新宿の大きな靴の専門店は、2丁目の「オネエさま」達の御用達の店でもあるそうです(≧∇≦)
24.5cm以上のサイズしか置いていません。まさに、デカ足パラダイス!!

娘は、大人の気分で、カコカコ音のするサンダルをいつまでも楽しんでいました。
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