朝採れ野菜を前の職場の仲間にお裾分けに行った
事務所で珈琲をご馳走になりながら、仲間だったオバサンたちと近況報告をする
そのうち、年が近く一番気があった人が涙を流しながら
実は‥去年のクリスマス頃に長男を亡くしたんよ‥と話し始めた
事故や病気ではなく、不審死扱いだったと
そして
長男をとても可愛がってた実母が後を追うように亡くなってしまい
ボロボロな時を過ごしてたのだと‥
返す言葉がなかった
大変だったね、とか辛かったねとか
そんな安易な声はかけられず
一緒に涙するしかなかった
人生、必然的だ
そう表現されることがあるけど試練を与えられるのは何故なのだ、と思ってしまう
私も手術後に元嫁が孫2人を連れて実家に戻ってしまい
離婚だ、裁判だと騒ぎ立てられた
フェントステープを貼りながら仲裁に入ったり、1人弁護士さんに相談に行ったり
手術と家族間のゴタゴタ
命に係る事ではなかったが、それでも心も体も結構堪えた
でも
比べ物にならない程の辛さを味わった彼女、それでも残された者は前を向いて生きて行くしかないのだという言葉を飲み込み
ただ、黙って背中をさすり続けた
車で1時間位の所に住む2人のお孫さんには毎週のように会いにいくらしい
今、小2と年中さん‥
まだまだまだ、小さな子供たち
父親の死を十分理解出来ていないらしいが、ジジババの愛情を目一杯もらい元気に暮らしているらしい
ただ、いつかお嫁さんが再婚をすることになったら、もう会えなくなる
その事を考えると淋しくてね、そう言って笑う
その思いは良く分かる
うちの孫たちもそうだから
どんな状態になっても、可愛いく大事な孫に変わりはないのだけど
関わり方がどうなるかは分からないものね
帰り際に
お互い、体だけは元気でなきゃね✨
まだまだ人生はこれからなのだから
そう言いながら握手をした
手術後に余りの痛みから、〇んでしまった方が楽だと思った事があった
そんな事を思ってはいけない
勿論、口にしてはいけない
そう強く思ってしまう
そして
92才の父より何があっても先に〇んでしまうようなことはあってはいけないとも思う
彼女にも、そして私にも心穏やかな未来が続きますように‥