「米国企業が業績予想をやめている」という記事をみつけた。
一部、その考え方に同意。
なぜかというと、そもそもの業績予想っていう考え方に対して
一部の人に固定概念が強すぎるので、
本来の業績予想の目的=企業の経営の為のものさし、の意味をなし得ないのではないか?
と思っているから。
個人的には、業績予想の目的は企業経営の一定の尺度をしめしたもの。
もちろん、ステークホルダーへの情報の開示という目的も十二分にもあるのは
前提においておいて…。
で、冒頭の一部の人の固定概念。
・企業は持続的成長をするべきもの
・毎年業績はよくなってしかるべきもの
この考え方に「ほんとうに??」と思ってしまう。
これだけ、世の中の変化のスピードが早いと
同じ事業ドメインの中で成長し続けるのは至難の業だという事。
プロダクトライフサイクルの変化もはやく
製品(事業)の賞味期限も早くなっている事
その中で、年々成長できるのか??
資源を次の成長の種に投資しながら、
事業サイクルを回していくことは大事だけれども、
常に成長し続けていく事は、これだけの成熟市場の中ではむずかしい。
となったときに、今迄の当たり前にやっていた業績予想。
これってやるべき?本当に予測は目的に沿ったものになるの?
そういうところに疑問を感じはじめている頃だった。
こういった、これまで当たり前にやっていたことが、
市場環境の変化で当たり前に機能しなくなっていることがたくさんあるような気がする。
ただ「べき論」に流されるのではなく、
こういった当たり前に今迄やっていたことを疑う事を
忘れないようにしたいなと思う。
