会いたくて会いたくて、その気持ちがどうしようもなくて。

わがままを言った日。

彼は会いには来てくれなかった。

「行けるかわかんないけどがんばってみる」

その言葉を信じてずうっと待ってた。

けど、彼は来なかった。

・・・・仕方ないんだ。

これが彼とアミの愛の形だから。

彼はちゃんとあやまってくれた。

「ごめん。今度埋め合わせするな」

今度じゃ嫌なの。

会いたいと思ったそのときに、会えなきゃ意味がないんだよ。

どんな高いプレゼントもいらない。


昨日、夜中3時。彼が会いに来た。

「な。おわびにこれとろうと思うけど。」

そういって彼が見せたもの。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

行かなきゃ行けないんだろうな、本当は。

きっと普通は喜んで、受け取るんだろうな。

だけど・・・・アミにはそれができない。

前に一度、行ったことがある。

そのときはすごくうれしくて、アミを特別に見てくれたような気がして、ほんとにうれしかった。

けど・・・・行ってみたら耐えられなかった。

アミの知らない顔の彼を見て、すごく、苦しかった。

それ以来、行けなくなった。

そのこと、知ってるよね?

どうしてそんなこというの・・・・?

「アミが大切だから。きてほしい」

その紙切れが、今はアミの家にある。

考えている。

どうしよう・・・・

会いたい。

会いたい会いたい。

会いたい会いたい会いたい。

会いたい会いたい会いたい会いたい。

・・・・

あと何回会いたいって書いたら会えるかな?

あなたのことが大好きで。すっごくすごく大好きで。

大好きすぎて。

インターネットで名前の検索なんてかけてみる。

ヒットしたのを片っ端から読む。

アミの「好き」はこの人に勝ててる?この人には?

・・・・・・・

携帯を握り締めて、メールを作る。

”いつ、会えるかな?”

書いては消して書いては消して、何度も迷って

ようやく押す送信ボタン。

すぐには返って来ない。

いつものこと。早くても4,5時間はかかる。

”俺も会いたい”

”けど・・・・行けそうにない。明日、5時から仕事入ってる。”

わがままを言おうか。”嫌。来て。今すぐ”

いつもみたいに絵文字をちりばめて言うか。”うん、わかってる。ごめんね。がんばって”

どうしよう?

迷って迷って・・・・

送ったのは



”嫌。来て。今すぐ”


普通の幸せが欲しい。

彼氏と昨日、あんなことしたとか、どこに行ったとか、アミも満面の笑顔でしゃべりたいよ。

普通じゃない恋を選んだアミが悪いんだろうな。

だけど、お互いの想いは普通のカップルの想いと同じはずだよ?

彼の話、聞くの楽しいよ。

だけど、あまりにも世界が違いすぎて、どうしたらいいのかわからなくなるときがある。

アミはただの女子大生で、今日学校でこんなことがあったとか、普通の暮らしをしていて、だけど彼はそんな世界とは違うとこにいて。

二人の価値観が同じ、フィーリングが一緒、それだけで繋ぎ止められている絆を、どうやったらもっと強く感じられるんだろう?

彼が全てをアミに見せてくれていても、アミには全てじゃないように思えて仕方ない。

アミにしか見せない顔、いっぱい知ってるつもりだけど、まだまだ足りない。

見えないたくさんの人に、嫉妬して仕方がない。

アミは特別なんだって、何度言われても体が納得しないの。

それを納得できるのは、体を重ねるときだけ。彼の熱い体を受け入れるときだけ、一番近くに感じる。

今、彼はアミのことだけ考えてるんだって、アミは彼のお姫様なんだって、思える。

けど、体が離れてしまうと、すぐそばにいるのに、すごく遠くに感じる。

どうして欲しいのかもわからない。ただ、彼の目をじっと見て、一分でも一秒でも、その目をつなぎとめていたい。

昨日、彼と 会いました。

いつものとおり、「今から行くよ」のメールから2時間後。

アミと彼の間に、前持った約束なんてありません。

全ては「今から行くよ」次第。「今から行くよ」があっても、来れなくなるときもある。

会ってもすぐにバイバイしなきゃいけなくなるときもある。

会える場所は、家と、車の中。外で会ったこと、何回あるかな・・・?

そんなとき、アミと彼は「しょうがないね」ってあきらめるしかない。

二人の間にある制約が多すぎて。

「好き」の気持ちは二人とも同じなのに、冷たい事情が二人を引き裂く。

ライブドアの堀江さんが逮捕されましたね。

こうゆうニュースの後には特に、会いづらくなる。世間が敏感になるから。

アミと彼もしばらく会えなくなりそうです。


ずぅっと 、ブログを放置していました。

過去のアミのお話はまだまだ続くけど、それはちょっとお休みします。

どうしてこのブログを思い出したかとゆうと。

今の、アミの弱音の吐きどころがほしいから。誰にも話せずにいる、この思いをどっかに書きたいから。


アミ、今までで一番苦しい恋をしています。

自分だけの彼のはず。なのに、あたしだけのものじゃない。

「アミだけのものだよ」二人のときはそう言ってくれる。でも「仕事だから仕方ない」これを言われたらすべてだまらなきゃいけない。

いつでも見れる。でも、実際は遠い遠いところにいる。アミの知らない人たちといる。

「住む世界が違う」ってきっとこうゆうことを言うんだろう。

絶対に他言しちゃいけない秘密の恋。夜中に、普通に来れば30分の距離を、1時間もかかって来る。

アミのためにその人が借りてくれた、マンションの13階。セキュリティ完璧。アミ、こんなところいらないよ。だけど、ここでしか会えない。。

腕を組んでショッピングすることも、遊びに行くことも、許されない。。。

おまけにほかの人に、こんな恋をしてるっても言っちゃいけない。。。

ほかの人とキスしても、何もいえない。愛が入ってない、そうなんだけど。。仕事だから、仕方がないんだけど。。。


アミ、浮気の恋も、不倫の恋も、体だけの恋も、いっぱいしてきた。二番の恋も、一番にしてきた。

一番なのに、こんなにからっぽ。幸せなのに、耐えられない。

苦しい。

家に帰って、罪悪感と切なさで泣きに泣いて。

どうしていいか分からなくて、そんなとき、マミの顔が目に浮かびました。

マミに電話をして。。

一部始終全てを話しました。


マミは全部聞いてから一言、

「もう、やめたら?」

って言いました。

「アミ、Sくんのこと忘れられてないんじゃん。それじゃ、アミも部長も傷つくだけだよ。」

マミの飾らない言葉は、アミにはきつく突き刺さりました。

だけど、その通りだと思いました。

「だけど。。別れよって言えないよぉ」

そう言うアミに、マミは厳しく言いました。

「だめだよ、アミ。今言わなきゃ、もっといえなくなるよ」


次の日、ナオにもその話をしました。

ナオはSくんのことを知らないので、やっぱり部長サイドで、

「どうして別れるの?アミと部長とあたしと副部長の関係はどうなるの?」

と、別れることに反対でした。

だけど、アミがもうきめたと言うと、アミの好きなようにしたらいいけど。と、言いました。


そしてアミは、その日の放課後に、全てを部長に言いました。

今思えば幼いアミの精一杯でした。

部長は、やっぱりすごく悲しい目をして、言いました。

「ごめんな。忘れさせられんかったな。」

部長のせいじゃないのに、あやまる部長がほんとに申し訳なくて、アミは泣きながら「ごめんなさい・・」

というばかりでした。

部長は責めもせず、すがりもしませんでした。

今思えば、本当に男らしい人でした。


こうして、二つ目の恋は終わりました。


部長に会うために通い始めた塾。

ママにひたすらオネガイして、「もうすぐ受験だから!!周りの子も皆行ってるよ!!」って。

でも、部長とアミは学年が違って。だからもちろんクラスも違う。

アミが編入したクラス。

そこには・・・・Sくんがいたんです。

考えれば、地元の子はたいがいが通う有名塾。いてもおかしくはありませんでした。

でも、まったくその可能性は考えていませんでした。

むしろ、アミの中で、あの、部長の悲しい目をみて以来、Sくんのことは鍵をかけて封印されていて。

だけど、Sくんを見た瞬間、アミのその想いは鍵が解き放たれてしまって。

授業中に見るSくんの横顔は、忘れかけていた思い出を全部戻してゆきました。

それが切なくて切なくて。。


アミはその日、部長を驚かせるつもりでした。

学年は違っても、曜日と時間はだいたい同じ。アミの方が一時間早かった。

だから、終わったあとこっそり待ち伏せしようと思ってた。

だけど・・・できなかった。

かわりにアミは、Sくんと、帰りを共にしてしまったんです。


バスを降りて、お互い何も話さない道が続いて。

近くの公園で、Sくんがぐって手を引いて。

公園に入ってしまったんです。。


「・・元気?」

暗い公園で、二人ブランコに座って。

「・・うん。」

少し、たわいもない話をしました。

学校がどうとか、あの頃の友達はどうしてるとか。

Sくんが突然聞きました。

「彼氏、できた?」

・・・長い沈黙。

アミは正直迷っていました。

いないっていってしまおうか。

・・・・・・・・・

「いる」

「そか」

短い会話。

「・・Sくんは?」

「いる」

「そう」

・・・・・・・また、長い沈黙。


「かえろっか」

そう言って立ち上がったSくんの手を引いてしまったのはアミでした。

「アミ・・・ずっとSくんのことが好きだった」

言わないと後悔すると思った。

一生いえないと思った。

だから・・・口をついて出た言葉。

必死でこらえてた涙が落ちました。


「キス、もうした?」

唐突に聞くSくん。

「えっ・・まだだけど」

実際、部長とは、デートに行っても、手をつなぐことがあるだけで、いつもキスはできずにいました。

そうなりそうな瞬間は何度もあったけど、いつもアミが笑ったり、顔をそむけたりで、したことはありませんでした。

「じゃあ・・・しよか」

「えっ・・・?!」

「俺も、アミのことずっと考えてる。だけど、俺も、アミも、彼氏彼女がおる。・・言いたいこと、わかるよな」

「うん・・・・?」

分かったような、わからないような。

もう一回聞きなおそうと、顔を挙げた瞬間。

キスされました。


今でもその感触は覚えてる。

ぶつかるような、一瞬だったけどほんとに優しい、キスだった。


「帰ろう」

目をあわさず、下を向いて歩き出したSくん。


これが、アミのファーストキスでした。

それから、アミと部長は付き合い始めました。

二人は部活が終わってから一緒に帰ったり、家に帰ってから電話をしたり、たまに休日にはデートもするようになりました。

アミたちが付き合い始めてからも、ナオと副部長とも仲良くしていて、4人はよく遊んでいました。


部長はとても男らしい人でした。

部活で負けても、他の部員が泣いても、絶対になかなかったし、弱音を絶対に吐かない人でした。

部長らしく、他の部員のこともよくみていたし、信頼もありました。


アミは部長の彼女として、中学校でも有名になりました。

アミと部長は公認カップルのような感じになっていました。


ある日、アミが、ふと、「あ、あの人Sくんに似てる」と口にしたことがありました。

部長は「まじで~」と言って笑いましたが、その後の部長の目は今まで見たことのないくらい悲しそうな目でした。アミは、ぞくっとして、それ以来、Sくんのことは口にしなくなりました。

心に封印したんです。


アミと部長はほとんど喧嘩をしませんでした。

ですが、時がたつにつれ、「卒業」とゆうコトバがアミと部長に暗く陰を落としていきました。

部長は高校は妥協したくないといい、勉強もしっかりしていました。

部長は塾に通っていました。その時間は電話もできないし、一緒にもいれない。

だけどアミもその塾に通えば、部長と夜も一緒に帰れる。おしゃべりもできるかもしれない。

そう思いました。

アミは、その塾に通うことをきめました。

部長にはナイショで。


中2になり、アミは中1の頃は幽霊部員だったテニス部へ顔を出すようになりました。

というのも、中2になってから仲良くなった友達がテニス部に多く入っていたからです。

テニス部は、ウォーミングアップを行うときは、体育館を使っていました。

そこでは、バトミントン部やバレー部、そしてバスケ部がトレーニングをしていました。

アミたちテニス部は、代々バスケ部とつるむとゆう例がありました。アミたちの先輩も、かなりの確立で、バスケ部に恋をしていたり、彼氏を作ったりしていました。

バスケ部はテニス部を意識していたし、テニス部もバスケ部を意識していました。

そんな中、そのとき一番仲の良かったナオが、バスケ部の一人に恋をしました。ナオにつれられ、アミもよくその人の近くに行かされました。ナオとその人はなんとなくいい感じで、アミもうまくいくといいなと思っていました。その人は3年生の先輩で、副部長をしていました。そして、部長ともとても仲良くしていました。

二人は部活以外でもよくつるんでいて、自然とナオとアミとその二人はよく遊ぶようになりました。

部活が終わったあとクレープを食べに行ったり、お互いの試合を応援しに行ったりしていました。

部長はちょっと悪っぽい少年といった感じで、イジワルなことばかり言う反面、本当の優しさがさりげなく出せる人でした。部長には他校にずっと付き合っている彼女がいるという噂がありました。しかし、副部長も言い出さないので、誰も聞くことのないまま、その噂は流れていました。


ある日、ナオを待っていると部長が来ました。

部長はアミの隣に来て言いました。

「さっき、U(部員)が彼女といちゃついてたの見ちった。いいなぁ、両思いは」

「何言ってるんですか!!Kさん(部長)だって・・彼女いるんでしょ??」

このとき初めて、アミは部長に聞きました。

「別れた」

部長はぼそっと言いました。

「ふられた」

少し悲しそうに笑う部長に、アミはなぜか胸をしめつけられていました。

「だいぶ前だけどな。そんな顔すんなよ」

部長はアミの頭を軽くたたいて言いました。

「まだ、彼女さんのこと、好きですか・・・?」

沈黙があってから、部長は言いました。

「もう、ふっきった」


アミは、Sくんを思う自分の気持ちと部長の気持ちを重ねていました。

そしてアミはぽつぽつと、その気持ちを部長に打ち明けました。

部長は言いました。

「時間が解決してくれるんだろうな。・・・アミは、先に進みたいか?」

アミは考えて「それは、進めるなら、進みたいです。」

すると、部長は言いました。

「俺が、忘れさせてやろうか?」

「え?」

「俺と付き合ったら忘れられるかもよ」


切ない顔で笑った部長の目を見たら、本当に先に進める、そんな気がして、アミはうなずいていました。

この人なら、アミの中身を見て、ちゃんと一緒に進んでくれる、そんな気がしたんです。

中学にあがると、そこにはまたまたたくさんの出会いがありました。

新しいクラスで、新しい友達もできました。

その頃、アミはモテにモテました。2年生の先輩に突然告白されたり、その頃はバス通学だったのですが、バスでいつも見ていたと他校の男の子に突然告白されたり、同い年の男の子にも何人か告白を受けました。

でもアミは、その頃、まだSくんのことを引きずっていました。

ふられてからもまだ、Sくんのことが好きだったし、他校に行ったSくんの噂をたまに聞くとやっぱり心が痛んでいました。地元が同じなので、近所で顔をあわせることもありました。でも、二人とも、ひきつった笑顔で手をふるか、無視しあうかでした。そんな切なさがアミをSくんにしばりつけていたように思います。

だから、誰に告白されてもあまりときめかず、付き合おうとも思いませんでした。

そんなアミの態度が男の子達にはステイタスになったようです。

多分皆はアミのことを好きとかほんとに思ってくれてなかったと思います。実際、その頃告白してきた男の子達は皆、アミのことを知りもせず、ろくにしゃべったこともなく、言ってきた子ばかりでした。

もちろん、初めは一目ぼれと言われても嬉しかった。だけど、だんだん、アミは二面性を持つようになっていました。

皆の見ているアミと、心の中のアミは違うんだ。。。そう思いました。

皆の見ているアミはいつもにこにこしてて楽しそうにしてなきゃいけないんだ。そう思うようになりました。

だからこそ、皆の告白は、嬉しい反面、悲しかった。アミの内面は誰にも認められないんだ。

友達といても、「アミは可愛いし、モテモテでいいなぁ」って言われても、ちっとも心に響かなくなっていました。


そんな思いをいえたのは、マミだけでした。

マミも同じような想いを抱えていました。アミとマミはよく会っては一緒に泣きました。


そんな思いは中2になっても続いていました。

でも、中2になると、アミにとって激的な出会いがあったのです。