入院しました㉕ ~まだまだ続くよ変な夢~ | 乳がん10年生。

乳がん10年生。

乳がんを発症して10年。
今できることってなんだろうと考えたときに、みんなにこの情報を発信しなきゃと思い立った私。
自分の覚書でもあるので適度にお付き合いください!

 

2019年10月

入院した時の話です。

 

10月4日、

1日に死ぬ予定から急転直下で

生きる予定に変更しました。

 

この数日いろいろな夢を見ました。

死ぬための試験とか、

死のシミュレーションをしたりとか、

走馬灯のようなものを見たりとか、

パラレルワールドに迷い込んだりとか。

 

 

どの夢もすごくリアルなんです。

自分でも動いている感覚もあり

起きると疲れたり、興奮したりしていました。

これも”せん妄”のひとつだったのでしょうか。

看護師の友人はMSコンチンという

医療用麻薬を急に飲むのをやめた

離脱症状だったかもと後から教えてくれました。

 

そして迷惑なことに

私実際に寝ながら

喋ったり動いたりしていたそうなんですおーっ!

後から聞いてびっくりする事実ですね。

夜中は父が病院に付き添っている

ことが多く、父は怪しい娘の動きに

だいぶショックを受けていたようです…あせる

 

 

たくさんの夢があるのですが

その中で私も結構覚えている

夢エピソードベスト3を今日は紹介します(笑)

 

第3位 巨大人生ゲーム

死の試験でもあった人生ゲーム。

この印象がなかなか強く

人生ゲームはコツコツと毎日のように

私の中で続いていました。

農作業の時間などあり

時間内にできなかった人は朝食後に

再度集合してやるようになどと

指示を受けたりします。

突然起きてゲームの続きで

「仕事の続き行ってくるわ」

などと私が話すので、

両親などは??となり

「行かなくていいんだよ」と

止められます。

行かないと人生ゲーム終わりにならんから

行かないとと寝ながら悶々と

していた記憶があります。

また人生の繋がっている長い糸があって

それを毛糸球を作るように丸めていくのですが

ずっとその手の動きだけをしていたようで

(胸の前で両手をグルグル回している)

周りは何をしているのか訳が分からず…

という状態だったようです。

「この人生ゲーム長くて全然終わらない」

とふと私が言った言葉に

「ゲームだから適当なところで終わらせちゃえば

いいんじゃない」とポロっと

友達が言ってくれたおかげで

長ーいゴールをあきらめることができました汗

 

 

第2位 私はダンサー

父が一番ショックを受けた体験です。

この私がダンサーになったのです(笑)

巨大な柵の中にたくさんのピンがあって

私がその中を壁や策にぶつかりながら

優雅にピンボールの玉のように

踊りながら進んでいくのです。

優雅にというのがポイントなのですが

実際にあたっているのは病室のベッドの柵…。

しかも結構な勢いで柵にぶつかっていたようで

父はびっくりして私の身体を抑えつけます。

優雅に踊っていたつもりの私は

目を開けると父の顔が目の前にあって

父は泣きそうな顔で「もういいから」

「動かなくていいから」と必死で訴えます。

私は「負けられない戦いがここにはある!」

というくらいの闘志にみなぎっていて

父を振りほどいてまた踊ろうとします。

父は踊っているつもりとは知る由もなく

訳も分からずベッド上で暴れる私を抑えつけます。

すごい光景ですよね…ガーン

2人とも疲れ果てた夜でした…。

そして翌日私の手足はベッドの柵に

ぶつけたあざだらけでした…汗

 

 

第1位 現実に戻した言葉

父も母も付き添いに疲れ始めたころ

看護師の友人が一晩病院に

泊まってくれることになりました。

自分の仕事でも疲れているだろうに

ほんとうにありがたい存在です。

この看護師の友人についてはまたどこかで

紹介したいと思いますが

この入院中本当に助けられました。

夢を見て変な動きをしている私を

観察してくれていた彼女。

 

夢の中でみんなで歌っていたのですが

「終わりにしよう」

と言っても3人だけずっと歌い続けています。

「もう歌は終わり、静かにして!」

それでもやめてくれません。

そのまま病室までついてきて病室の

壁のところに立って歌っています。

私はその壁に向かって歌をやめるよう

話しかけます。

それでもやめてくれず困った私は

友人に聞きました。

「ねえ、この人たちなんだもういいよって言ってるのに

やめないんだろう??」

友人は言いました。

「なんでか教えてあげようか?

そこにはだれもいないからだよ!」

「え゛っ!?

「何ですと!?

驚いて壁を見るとそこには

壁しかありませんでした。

 

この出来事が完全に‟せん妄”から覚めた

瞬間だったと思います真顔

せん妄への対応は相手を混乱させないために

否定はしないというのが基本なのですが

看護師の彼女はあえて

はっきり言ってみたそうです(笑)

ある意味実験台??

でも現実をそこでしっかり見ることができて

その後変な夢を見ることも少なくなりました。

客観的に「これ夢だ…」と自分でも

判断できるようになったのです。

 

 

 

他にもいろんな夢があったのですが

うまく文章にならなくて…

今回の夢も分かりにくいと思いますが

こんな体験していたんだな~くらいに

軽く読んでもらえるとありがたいです照れ