2歳児クラスのお部屋には
保育士手作りの平仮名カードがあります。
１０センチ四方ほどの大きさのボール紙に
色画用紙を切り抜いた平仮名を貼り付けて防水コートしたものです。
2歳児クラスの子供たちは文字に興味を持ち始め、
まずは自分の名前にある文字を覚え、
家族や友だちの名前にある文字へと広がっていくようです。
今日も子供たちが床に平仮名カードをぶちまけ、
自分たちにゆかりの文字を拾い上げていました。
一人の男の子が
自分の名前の頭文字を見つけ、(･∀･)/
次に兄の名前の頭文字を探しまわり、(ﾉДT)
やっと見つけて
2枚のカードをギュッと抱きしめてにっこり笑っていました。(´∀｀)
ひとしきり、見つけたかった文字が見つかると、
適当に拾ったカードを持って来ては、
「せんせい、これは何
」
」と聞くのです。
「それは、マキちゃんのま。」
「それは大河くんのた。」
などと答えていると、
私の後ろで私の首にしがみついていたまなほちゃんが
くるっと私の前に回って、2枚のカードを見せました。
「せんせい、これとこれは」
」私はその2枚のカードを見、
もう一度1枚ずつ 焦点を合わせてよ～く見て、
彼女の顔を見ました。
天使のような笑顔のまなほちゃん。
その2枚のカードとは、
「あ」
と
「ほ」
だったのです。
……ワザと
それとも
……偶然
まなほちゃん
笑の神様が降りて来てはるわ。
