前庭性片頭痛と片頭痛、緊張型頭痛における自発眼振、BPPVとドロップアタックの割合およびカロリッ

前庭性片頭痛と片頭痛、緊張型頭痛における自発眼振、BPPVとドロップアタックの割合およびカロリックテストとVHITでの評価

Presence of Spontaneous Nystagmus, Benign Paroxysmal Positional Vertigo, and Tumarkin Fall in Patients With Primary Headache and Their Responses to Caloric and Video Head Impulse Tests.
Zhang AJ, Yu LQ, Zhou L, Cong XZ, Liu QH, Li W, Zhang AY.
J Clin Med Res. 2024 Mar;16(2-3):63-74. doi: 10.14740/jocmr5088. Epub 2024 Mar 16.

中国からの論文です。

前庭性片頭痛と緊張型頭痛片頭痛患者において
VHIT、カロリックとドロップアタックの割合などについて検討したものですが
VMではカロリック異常の割合が多い。VHITでも片頭痛より高率に異常が認められた。
またVMではBPPVの割合も多く自発眼振の割合も多かった。
VMでは自発眼振の存在とVHIT異常から片頭痛と緊張型頭痛に比べて代償されていない末梢前庭障害が認められ病態に関与していると考えられた。